倍率のことは頭から消すしかない

 少しでも安心したい受験生のため。
 倍率はもうこれ以上、上がることはない。下がることはあっても上がることはない。

 理由1。
 事前に受験を取りやめる人がごく少数だがいる。やっぱり私立に行くことにしようと考えを変えた人だ。また、どんな事情かわからないが、当日欠席する人がわずかながらいる。
 理由2
 募集人員以上に合格者を出す学校がある。特に、倍率の高い上位校では近年そうした傾向が見られる。募集人員が360人(40人×9クラス)だったらプラス9人とか、320人(40人×8クラス)だったらプラス8人といった具合だ。

 どこの学校が何人とかはふたを開けてみないと分からないが、倍率が上がる要素はないけれど、下がる要素は少ないながらあるということだ。

 変な期待持たせないでくれ?

 それもそうだ。
 でも、昨日までは上がるかな、下がるかなと気をもんでいたわけだから、それに比べりゃましだと思うが、たしかにもう確定したんだから、つべこべ言っても始まらない。倍率のことは頭から消そう。

埼玉公立入試、志願者が確定(速報)

 確定志願者数、倍率が2月27日午後1時、県教育局から発表された。

 1.「学校選択問題」採用校の状況(変更前との比較増減と確定倍率)
▼普通科
浦和 +1 1.40倍
浦和一女 -1 1.36倍
浦和西 -19 1.57倍
大宮(普通) -3 1.40倍
春日部 -3 1.28倍
川口北 +9 1.22倍
川越 -2 1.41倍
川越女子 -4 1.50倍
川越南 -8 1.53倍
熊谷 -3 1.18倍
熊谷女子 -8 1.21倍
熊谷西 +4 1.18倍
越ヶ谷 -16 1.42倍
越谷北 -4 1.22倍
所沢 +13 1.41倍
所沢北 -7 1.64倍
不動岡 -9 1.47倍
和光国際 -1 1.24倍
蕨 -11 1.64倍
市立浦和 -3 1.70倍

※増加が多かったのは所沢(+13)、川口北(+9)、減少が多かったのは、浦和西(−19)、越ヶ谷(−16)、蕨(−11)、不動岡(−9)、川越南(−8)である。

▼理数科・外国語科
大宮(理数) -4 2.50倍
熊谷西(理数) -2 1.40倍
越谷北(理数) -2 1.70倍
所沢北 0 2.00倍
不動岡(外国語) 0 1.53倍
和光国際(外国語) -1 1.51倍
蕨(外国語) -2 1.65倍

※理数科・外国語科においては目立った増減はない。


2.その他、増減が大きかった学校(普通科)
▼増加した学校
 大宮南(+10 1.20倍→1.25倍)
 浦和北(+11 1.19倍→1.25倍)

※10人以上増加した学校は、変更前定員割れだったか、平均倍率を下回っていた学校が中心だが、変更前にすでに平均倍率を超えていた学校としては、以上の2校が10人以上増加した。

▼減少した学校
 大宮光陵(−23 1.40倍→1.29倍)
 草加南(−22 1.49倍→1.40倍)
 本庄(−13 1.44倍→1.40倍)
 与野(−10 1.55倍→1.53倍)
 市立川口(−10 1.56倍→1.52倍)

※10人以上減少した学校の中には、変更前1.4倍を超える高倍率だった学校が含まれているが、大宮光陵以外は、倍率はそれほど緩和されていない。

 以上、速報としてお伝えした。

予定通り東京マラソン

 東京マラソン走ってきた。
 冬場のマラソンとしては暑かった。

 昨日のブログでも書いたように、30㎞地点までを3時間30分で走り、その後はのんびり走って5時間30分でフィニッシュするというのが今回のプランだったが、実際のタイムは、30㎞地点で3時間33分07秒、フィニッシュタイムは5時間27分51秒だった。まあ予定通りに走ったってことだ。

 走りながら考えた。
 オレ、全然頑張ってないよな。

 前半をセーブしてるから、30㎞を過ぎても結構余力があった。でもペースアップしようという気にならない。5時間は切れそうだけど、それじゃあつまんないよな。だったら無理して辛い思いしてもしょうがないじゃなか。そんなことを考えている。
 これじゃダメだ。
 やっぱり本気の目標が自分の中にないと、気力も沸いてこないってことだ。これからの大きな課題だ。

 東京マラソン スタート前
 かなり後ろに並んでいたので、スタート地点に到達するのに10分以上かかった。

 東京マラソン スタート地点
 スタート地点でやたら大声を張り上げてランナーを応援している女性がいた。有森裕子さんだ。この後、有森さんはいろんなところに出没して大声で応援していた。エライな。

 東京マラソン 小池知事
 スターターは小池都知事。石原都知事、猪瀬都知事の記憶はあるが、舛添都知事の記憶がない。ちょうどこの時期は出ていなかったんだ。

 東京マラソン 設楽悠太
 エリートランナー達とすれ違う。飛ぶように走っている。この時点では設楽悠太選手は日本人トップだった。設楽選手は、埼玉の武蔵越生高校出身なので、思いっきり声援を送っておいた。

 東京マラソン 富岡八幡宮
 深川の富岡八幡宮前。神社仏閣好きの私は、浅草・浅草寺、芝・増上寺など、寺の前を通る時は合掌し、ついでに立ち止まって写真を撮る。

 東京マラソン フィニッシュ
 無事ゴールし、ホッと一息。東京駅を背にし、前方に皇居が見えるところがフィニッシュ地点。





 

明日、予定通り東京マラソン出走

 明日は東京マラソン。
 出場者は、事前にゼッケン、計測用チップなどを受け取りに行かなければならない。
 とういうことで東京ビックサイトへ行ってきた。

 初出場の時は、「いよいよ明日か」と胸が高まったが、4年ぶり4回目の今回は、「42㎞も走るのかよ」と気が重い。
 だったら止めりゃいいのに。
 そうなんだよ。応募しなきゃよかった。

 去年のちょうど今頃は、歩くのがやっとだった。病院通いの毎日だった。「年も年だし、もう二度とマラソンは走れないのかな」とめずらしく弱気になった。
 だが、5月ごろからは何とか快方に向かい、その後少しずつ走れるようになった。
 で、「どうせ当たらないけど、試しに応募してみるか」とやってみたら、そういう時に限って12倍の難関を突破して当選してしまうんだよ。
 神様がもう1回やってみなと言っているのだろう。

 もしも30年前に東京マラソンがあったら。
 私は間違いなく3時間切り(サブスリーと言う)を狙って練習し、出場しただろう。30代の当時、3時間15分ぐらいがベスト記録だったから、可能な数字だ。

 だが、あれから30年。
 今の自分の力と練習量では、5時間切りで上々だろう。いや、もっとかかるかもしれない。5時間30分はかかるな。だが幸い、東京マラソンは制限時間7時間というユルーイ基準なので、完走だけはできそうだ。

 この1週間はまったく走らず、体力の温存に努めた。
 明日は、30㎞までを1㎞を7分ぐらいのゆっくりペースで走る。すると、ここまでで3時間30分。残り12㎞は走ったり歩いたりで2時間ぐらい。トータル5時間30分。こんなところだろう。

 東京ビックサイト
 前回まではここ東京ビックサイトがフィニッシュ地点だったが、今回からゴールは東京駅になった。

 ランナー受付
 出場ランナーだけが入れるゾーン。

 ナンバーカード
 ゼッケンと計測用チップをもらう。係の人はボランティア。出場者だけでなくボランティア(食事なし・交通費なし)も抽選になるそうだ。さすが人気の大会だ。

 セキュリティバンド
 「大会が終わるまではずさないでください」と、その場でセキュリティバンドを装着された。以前はなかったけどテロ対策の一環ということだろう。ペットボトルは禁止とか、だんだん空港並みになってきた。

 Qちゃん
 たくさんのブースでさまざまなイベントが行われていたが、すべてスルー。のつもりだったが、Qちゃん(高橋尚子さん)が「フルの完走の仕方」を話していたので、それだけは聞いてきた。





直前にながめる「10分間用ノート」を作る

 昨夜はリアル梅野塾の最終講義。
 テーマは、あと6日間の過ごし方と、試験当日の時間の使い方。
 この2つはつながっている。

 試験当日、各教科間にある休み時間と昼休みをどう使うか。
 各教科間の休み時間は20分ある。普段より長い。ただ、答案の回収と次の時間の問題配布があるから実質10分程度だろう。トイレに行くかもしれない。

 この10分を、前の時間の振り返りに使ってはいけない。
 近くに友達がいると、あれはどうだったとか、これはどうしたとか、ついつい終わった教科の話題になりがちだ。気持ちは分かるが、そういうのは全てが終わってからで十分だ。
 
 戦いはまだ継続中なのだ。前の教科のことは忘れ、次の教科に頭を切り替えなければならない。
 そこで私が提案しているのが、10分間用ノート。
 前の教科のことは忘れ、次の教科に切り替えるには、何か道具が必要だ。直前に何かをやったからといって、それで一気に点数が上がるというものではないが、心を落ち着かせるという心理面での効果は期待できる。

 前の教科が終わったら、すぐに10分間用ノートを開き、それを見る。読むと言うよりながめる感じだ。それで十分。
 そこから同じ問題が出ることを期待してはいけない。前の教科のことは忘れ、国語から数学へ、数学から社会へと頭を切り替えるのが目的だ。

 10分間用ノートは5教科を1冊にまとめる。文字の大きさや内容にもよるが、各教科5ページから10ページ程度だ。あまり多いと読み切れない。

 残りの6日間は、最後にながめる10分間用ノートの作成にあて、当日はこの1冊だけを持って行く。
 その場で覚えるためのものではないから、覚えていないことは書くな。できもしない難しいことを書いて、直前の自分を不安にしてどうする。

 これは、当日直前の自分に向けた手紙だ。メッセージだ。
 「〇〇(自分の名前)、三単現のSを忘れるなよ」って、そんな感じ。

 ここ数日、同じことを書いているが、もう実力をつけるとか伸ばすという時期はとっくに終わっているのだ。
 どうやったら、いま持っている力を100%出せるか。それだけを考えればいい。

事前の調査と実際の志願者数を比較してみた

 29年度埼玉県公立入試、志願者の動向調査

 2/21現在志願者数(志願先変更前)を12/15現在希望調査における希望者数と比較してみた。
 まず、実人数による比較である。

●12/15現在より志願者が減った学校(いずれも普通科)
蕨 −190(721→531)
南陵 -182(663→481)
市立川越 -144(358→214)
市立浦和 -132(542→410)
越ヶ谷 -129(597→468)
所沢西 -126(563→437)
大宮南 -115(544→429)
浦和西 -111(608→497)
大宮北 -109(472→363)
上尾 -96(446→350)
●12/15現在より志願者が増えた学校(いずれも普通科)
春日部 +95(418→513)
妻沼 +80(78→158)
久喜 +72(244→316)
飯能南 +69(111→180)
春日部女子 +63(237→300)
蓮田松韻 +61(143→204)
和光 +60(141→201)
富士見 +59(190→249)
羽生第一 +55(215→270)
上尾南 +54(246→300)
 ※春日部が例年この段階で増えるのは、同校の場合、隣接県協定により千葉県野田市などからの受験が可能で、これが数字を押し上げるからである。12/15現在の調査は埼玉県内中学生のみの調査である。

 次に増減を変化の割合で見てみる。
●減少の割合が大きかった学校
市立川越 -40.2%
南稜 -27.5%
蕨 -26.4%
大宮西 -24.6%
市立浦和 -24.4%
大宮北 -23.1%
所沢西 -22.4%
熊谷西 -22.0%
越ヶ谷 -21.6%
上尾 -21.5%
●増加の割合が大きかった学校
日高 +147.1%
上尾橘 +120.6%
妻沼 +102.6%
飯能南 +62.2%
白岡(普・情報コミュニケーション) +60.0%
松伏(普・情報ビジネス) +60.0%
八潮(普・体育) +50.0%
蓮田松韻 +42.7%
和光 +42.6%
大宮光陵(普・外国語) +41.2%
 ※普通科以外では、春日部女子(外国語科)+78.1%、所沢北(理数科)+70.2%、越谷北(理数科)+49.0%南稜(外国語科)+48.1%などが目立ったところである。

「頒布」はなんて読むか分かるかな

 学校の先生を表す言葉はいろいろある。
 教員と言ったり、教師と言ったり、ムカつくときは「先公の野郎ふざけやがって」。
 一般の人が使う機会はないが、先生たちは自らの名刺に「〇〇中学校教諭」と刷り込むのが普通だ。大学の先生が「教授」と名乗るのと一緒。
 つまり、「教諭」(きょうゆ)は、先生の職業上の正式名称ってところだ。

 「教諭」の「諭」の字を「論」と間違える人がいる。そういう人が、「福沢諭吉」と書こうとすると、「福沢論吉(ろんきち)」となってしまい、何か偉そうじゃなくなってしまう。

 「諭(ゆ)」は音読みで、訓読みでは「諭す(さとす)」となる。「教諭」は「教え諭す人」である。
 で、その「諭す(さとす)」の読みが、先だって行われた神奈川県公立入試国語の問題で出された。
 って、ここに持って来るまでの前フリが長いねえ。

 漢字の読み書きの問題は、ときどき複数の県で同じ年に同じ問題が出されることがある。2年前の入試では、「委ねる(ゆだねる)」の読み書きが、神奈川・千葉・埼玉と3連発で出たことがあった。日程的に一番遅いのが埼玉だから、神奈川・千葉の問題を事前にやっておいた埼玉の受験生はちょっと得をした。

 神奈川では他に、「頒布」が出た。答えは「はんぷ」。意味は、広く配るということだ。
 これは大人でも読めない人がいる。「布」の方は、「分布図」の「布(ぷ)」だからいいが、「頒(はん)」の方は、「ふん」と読んでしまうかもしれない。
 ついでに、布という字には、広めるという意味もある。だから「キリスト教の布教」などと言う。

 「寡占(かせん)」も出た。
 これも読めない大人がいる。ちゃんと中学校でやっておかないと大人になって恥ずかしいぞ。
 「寡占」は、少数の企業が市場を支配する状態として、公民の教科書にのっている。
 「寡」は少ないという意味なので、口数の少ない人のことを「あの人は寡黙(かもく)だ」などと言う。私のことだ。

 最後の一つは、「貢献」。これはみんな出来ただろう。

 「貢献」、「寡占」、「頒布」、「諭す」。
 埼玉でも出るといいね。

埼玉県公立入試志願者数が発表された(速報)

 平成29年度埼玉県公立入試・志願者数が2月21日午後8時に発表された。
 普通科の倍率は1.22倍で、昨年同期の1.24倍からやや下がっている。
 今後、志願先変更期間があるので、確定ではない。(念のため)

 注目の「学校選択問題」採用校の倍率を見ておこう。
 50音順。カッコ内は前年同期の倍率である。

〇普通科
 浦和 1.39(1.35)↑
 浦和一女 1.36(1.41)
 浦和西 1.61(1.69)
 大宮 1.41(1.65)
 春日部 1.29(1.41)
 川口北 1.19(1.46)
 川越 1.41(1.53)
 川越女子 1.51(1.61)
 川越南 1.55(1.61)
 熊谷 1.19(1.32)
 熊谷女子 1.24(1.32)
 熊谷西 1.17(1.22)
 越ヶ谷 1.24(1.32)
 越谷北 1.23(1.30)
 所沢 1.37(1.29)↑
 所沢北 1.66(1.41)↑
 不動岡 1.50(1.34)↑
 和光国際 1.31(1.66)
 蕨 1.67(1.63)↑
 市立浦和 1.71(2.03)
●理数科
 大宮 2.60(2.80)
 熊谷西 1.45(1.55)
 越谷北 1.75(1.58)↑
 所沢北 2.00(2.58)

 右横に↑を付したのは前年同期より倍率が高いことを示している。
 
  「学校選択問題」採用校のうち、普通科では20校中15校が前年同期より倍率を下げている。上がったのは、浦和・所沢・所沢北・不動岡・蕨の5校。
 理数科では、越谷北のみが上がり、他の4校は下げている。
 現時点の動向をみれば、受験生は「学校選択問題」採用校へのチャレンジに消極的だったと言えよう。
 今後、志願先変更で、これら20校内での出入りはあるだろうが、非採用校から採用校への変更は考えにくい。


 上記以外で、1.5倍を超えている普通科校も見ておこう。
 南陵 1.51(1.48)↑
 与野 1.55(1.37)↑
 市立川口 1.56(1.24)↑
 県陽 1.59(1.52)↑
 市立川越 1.53(1.49)↑
 浦和南 1.55(1.38)↑

 平成30年度から「新・川口市立」が誕生するため、市立川口・市立県陽、それに市立川口総合の3校は単独の募集は今年が最後となる。次年度はかなりの人気になりそうだが、その前触れとも言えそうな高倍率である。


 明日の朝刊に掲載されるが、朝まで待てないという方は、こちらをクリック。
 埼玉県教育委員会のWEBサイトへ

 以上。速報としてお伝えした。

大口をたたくのは弱さの表れだからね

 かれこれ10年近く前のことだ。
 失敗談を一つ。

 非常に良くできる男の子がいた。スポーツも最後の最後まで頑張っていた。
 当然、トップ校狙いだ。私は直接勉強をみてあげたりもしていたから、実力は分かっていた。間違いなく合格できる。

 ただ一つだけ引っかかることがあった。かれは俗にいう「ビッグマウス」だった。大口(おおぐち)をたたくのだ。
 「〇〇高校なんて大して難しくない」とか、「あいつはまぐれでオレに勝ったけど、実力はオレのほうが上だ」とか。入試直前には「オレ、全然緊張してないし」とも言っていた。まったく可愛げのないガキだ。

 私の人生経験の中では、大胆なことを言う人間は案外「小心者」だった。
 人間は誰しも弱さを持っている。強い人間の中にも弱さはある。その弱さを隠すために、心にもない大きなことを言う。自分にも身に覚えがある。

 「先生、不安で夜も寝られません」とでも言って来れば、「あっ、そう。じゃあ起きてれば」と軽口の一つも叩けるが、本人が「全然不安ないし。オレが落ちるぐらいならみんな落ちる」とまで言い放つのだから、返す言葉がない。
 ただ、私には一瞬かれの目の奥に浮かぶ不安が見えていた。見えていたが、適切な言葉が見つからなかった。

 入試当日、わずかにあった不安が現実のものとなった。
 1時間目国語。実は人一倍緊張しやすいタイプであるカレは、思い通りの点数が取れなかった。実はこの時点で体に異変が起こり始めていた。
 2時間目数学。ここでも過度の緊張のあまり、いつもだったら軽く解ける問題をしくじった。そしてついに過呼吸に陥った。
 3時間目社会。心配した高校の先生が保健室で受けられるように配慮してくれた。いつも満点だった社会に望みをつなぐが、カレの気力・体力は限界に達しており、無念の途中リタイアとなった。
 
 結果として、わずかにあった予感が的中してしまったのだが、私自身、どうせヤツのことだから、「簡単だよ、楽勝」とか言って帰って来るだろうと思っていたのだ。失敗だった。

 という昔話なのだが、かれはその後、抑えだった私立に通い、もともとは実力十分だったので難関国立大学に合格した。同じ失敗は繰り返さなかったようだ。

 長くなったが、ここから得られる教訓は何だろう。

 緊張してる?
「はい少し。いや、実はとんでもなく緊張して今にも心臓が飛び出してきそうです」
 不安はある?
「はい少し。いや、実はオシッコちびりそうなぐらいです」

 受験生諸君。これでいいんだよ。これが普通。

これからは睡眠も勝負のうち

 事実上の勝敗はすでに決している。

 埼玉県公立高校入試まで今日を含めてあと10日。受験生諸君はこのことを胸に、残りの日々を送ってもらいたい。

 1、2年生からの積み重ね、そして3年生になってから、特に夏休み以降のがんばり、そういうのが全部合わさって事実上の勝敗が決する。残りのたった10日で、中学入学以来1000日間、あるいは3年になってから300数十日の間についた実力差が縮まるはずがないではないか。

 誤解しないでもらいたいが、今さら何をやっても無駄だと言っているのではない。
 事実上の勝敗はすでに決しているというものの、実際には、「大丈夫」と言われていた人が落ち、「無理」と言われていた人が受かるということが起きているからだ。

 では、なぜそのような予想外のことが起きるのか。
 自分以外の全受験生が、この先、一切勉強しなければ、その隙に少しは実力差を縮めることができそうだが、そんなことはあり得ない。全員が最後の最後まで、少しずつ少しずつ前に進んでいるのだ。だから大逆転は起らない。

 しかし、直前に風邪などを引いて、当日、最悪のコンディションで臨んだとしたらどうか。数十点の実力差は案外簡単にくつがえされてしまう。
 逆転劇の最大の原因はおそらくここだ。
 だから、これから先は、しっかり睡眠をとり体力を温存する。無理をして10点、20点伸ばしたとしても、最悪のコンディションで当日を迎えたら、伸ばした10点、20点どころか、取れるはずの10点、20点まで落としてしまい、全体としてはマイナスになる。

 数年前だったか、ある母親が「うちの子、試験直前だというのに寝てばかりいる」と心配し相談してきた。
 私は、「大丈夫、しっかり寝るのは『勝ちパターン』ですから」と答えた。
 これからは睡眠も勝負のうち。そう考えてほしい。


プロフィール

Author:UPテスト理事長
受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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