文句言う前に、自分の命は自分で守らないと

 水害のことをあれこれ考えているうちに、こんなサイトがあることを発見。
 日本全国の洪水、土砂災害、津波に関するリスク情報。
 まだ見たことがない人は、一度見ておくことをおすすめする。
 
 国土交通省ハザードマップポータルサイト

 日本には、109水系14,065の河川がある(国土交通省・平成29年4月)。ずいぶんあるもんだ。この数だけ洪水の危険もある。
 日本の国土の3分の2は森林で、森林率の高さは世界有数であることは小学校で習った。それだけ土砂災害の危険もある。
 日本は四方を海に囲まれている。津波の危険と常に隣り合わせである。
 豊かで美しい自然と引き換えに大きなリスクと向き合わなければならない国なのだ。

 人生において避難の経験がない。

 幸いなことではあるが、万一の場合、真っ先に命を落とすのは、経験がなく訓練されていない私だ。
 避難勧告や避難指示が出ても、「まあ、大丈夫だろう」と行動しない可能性が高い(正常性バイアス)。
 仮に避難したとして、さほど大きな被害でなかった場合、「何だよ、避難して損したよ」と文句をたれるだろう。

 今後はこれを改めよう。
 避難勧告が出たら、「よし、いい機会だ」ととらえ行動しよう。
 空振りに終わっても「何事もなくて良かった。訓練にもなったし」と前向きにとらえよう。

 「日本は、自然災害が多いので、国民はみんな避難に慣れてる。だから、災害の数や大きさに比べて死者が少ない」
 こんな風になればいい。

 政府や地方自治体その他関係機関に言いたいことは山ほどあるが、まずは自分の命は自分で守らないと。
  

非卒業者の割合を調べてみた

 今年(2018年)3月、埼玉県内公私立高校を卒業した者が約5万6千人いる。この学年の1年入学時は約5万9千人だったから、約3千人の差がある。
 岩佐教育研究所の岩佐桂一氏と私とで、学校ごとに、その年の卒業者数と3年前の入学者との差異がどのくらいあるかを長年追い続けている。

 卒業者数-3年前の入学者数=非卒業者数
 非卒業者数÷3年前の入学者数=非卒業率(%)

 非卒業者とか非卒業率は、われわれが独自にそう呼んでいるもので、法律的・学問的用語ではない。

 非卒業者の多くは、いわゆる中途退学(中退)の可能性が高いが、進路変更の扱いになっている例も多いだろう。一家転住による転学もあるだろう。留学のケースも考えられる。原級留置もあるかもしれない。
 ということで、入学者と卒業者の差異を、すべて「途中でやめてしまった」と断定できないので、非卒業と呼ぶ。

 2018年3月卒業生の非卒業率は5.26%(全県)である。
 40人学級とすれば、そのうち2人は、何らかの理由で、3年間を全うできていないことになる。ちょっと残念な数字だ。

 非卒業率40%以上 2校
 非卒業率30%以上 3校
 非卒業率20%以上 8校
 非卒業率15%以上 11校
 非卒業率10%以上 13校

 このように、非常に高い値を示している学校がある一方、きわめて低い値の学校もある。
 非卒業率3%以下 27校
 非卒業率2%以下 35校
 非卒業率1%以下 23校
 
 非卒業率が10%を超える37校は、すべて公立である。普通科が22校、専門学科及び総合学科が15校。

 非卒業率が1%以下である23校の中に、川越女子・春日部女子・松山女子・熊谷女子の4女子校、春日部・熊谷・城北埼玉(私)・城西川越(私)の4男子校が含まれる。男女別学校は居心地がいいのか。
 他に、私立では独協埼玉・埼玉栄、公立では川口北・所沢北・本庄なども1%以下だが、このあたりは何となく分かる。大学進学率が高く部活も盛んでまとめられそう。
 意外なのは、所沢中央・坂戸西・川越総合あたりか。実人数で1人か2人というのはすごいことだ。

 毎年感心して見ているのが深谷商業で今年度も1.03%と他の専門学科校を寄せ付けない。282人入学で279人卒業だから非卒業者はわずか3人。さすが県を代表する商業高校だ。

 非卒業率はゼロにはできないが、せめて2~3%以内に収まるようにしたい。
 各学校の指導や家庭にも問題があるかもしれない。
 学校選択に影響を与える立場である塾の先生にもお考えいただきたいが、非卒業率が高い学校に進学する生徒は、もともと塾がカバーしていない可能性が高いので、ここは中学校の先生に頼るべきか。

高校野球、「部員数の多いチームが強いだろう」を検証してみる

 私はそれほど熱心な高校野球ファンというわけではない。
 野球に詳しいわけでもない。取材したこともない。
 そんな私が、専門知識やチーム・選手情報抜きに埼玉県大会の今後を予想してみる。

 予想の仕方は簡単。
 「部員の多いチームが強いだろう」 
 昨日まで、北大会42試合、南大会52試合、計94試合を消化しているが、このうち、部員数が少ない方のチームが勝ったのは7例である。北大会2回戦で昌平(89人)が春日部共栄(122人)に勝利、南大会1回戦で武南(52人)が蕨(77人)に勝利など。
(※部員数は埼玉新聞の高校野球特集版による。昌平のデータはないが同校ホームページより89人)
 残りの87例は部員数の多いチームの勝ち。部員数の多いチームが勝利を収める確率は、2回戦を終わった時点で92.6%

 では、本日(7月14日)の南大会の勝敗を予想してみる。
 左側が勝ち、右側が負け。数字は部員数。青字が実際の勝ちチームである。
 ●南大会3回戦
    浦和学院96―34志木
    朝霞西50-43坂戸
    朝霞49-34城北埼玉
    川越工業69―47市立浦和
    埼玉栄89―35所沢西
    川口市立52―?川口青陵
    聖望学園76―34所沢
    狭山ヶ丘61―48川越
    西武文理63―58ふじみ野
    星野102―74立教新座
    大宮東111―56所沢商業
    川口73―62埼玉平成
    市立川越79―52武南
    西武台?―63坂戸西
    川越東98―24飯能南
    山村学園98―35川越南
 川口青陵と西武台は部員数が分からないので、この2チームの試合を除く14試合のうち、部員数の少ないチームが勝ったのは、市立浦和とふじみ野の2例で、残りの12試合は、部員の多いチームの勝ち。勝率12/14=85.7%
 
 次に、同じ方法で、明日(7月15日)の北大会3回戦16試合を予想してみる。
 左側が勝ち予想のチーム。数字は部員数。
 ●北大会3回戦
    花咲徳栄163―32八潮南
    春日部東95―53伊奈学園
    熊谷商業80―75正智深谷
    越谷南34―28秩父農工科学
    松山74―66白岡
    春日部59―44桶川
    東京農大三57-49熊谷
    叡明86―76滑川総合
    本庄東73―55栄北
    本庄第一52―13寄居城北
    昌平89―45久喜北陽
    独協埼玉59―27宮代
    早大本庄53―22越谷北
    熊谷工業52―49草加西
    秀明英光52―47越ヶ谷
    上尾91―25羽生第一

 さて、どんな結果になるか。
 ※7月15日加筆:北大会の結果が判明したので、勝ちチームを青字に修正しました。16試合中11試合が、部員数の多いチームの勝ちでした。勝率68.8%

さあ夏だ、ブルーオーシャンを探そう

 20180713海

 青い海。
 ブルーオーシャンのお話。

 ご存知の方も多いと思うが、ブルーオーシャンとはマーケティング用語で競争のない市場。
 これに対し、競争の激しい市場はレッドオーシャン。血で血を洗う激しい競争の世界。

 ブルーオーシャンは、誰もいない海だから、新たに生み出した価値が人々に受け入れられたら、一人勝ちとなる。 
 さあ、ブルーオーシャンを探そう。

 ブルーオーシャンの教科書では、何かを「増やす」「付け加える」と同時に、「減らす」「取り除く」ことにより、高付加価値と低コストを実現するものだと教えている。
 「増やす」「付け加える」で高付加価値を実現。
 「減らす」「取り除く」で低コストを実現。
 両立は難しそうだ。

 ブルーオーシャンの事例で取り上げられる「シルク・ドゥ・ソレイユ」は、斜陽と言われたサーカス業界で成功を収めた。
 「取り除く」=動物を使わない
 「付け加える」=芸術性・テーマ性

 動物が出てこないなんて、それじゃサーカスって言えないでしょ。たぶん、みんな最初はそう思った。
 でも、動物見たいなら動物園行けばいいでしょう。なるほど、それもそうだ。
 子供じゃなく、大人相手にしましょう。
 ちょっと待って、昔からサーカスは子供が見るもんでしょう。
 だから、われわれは大人向けにしましょう。
 大人が満足する高い芸術性とパフォーマンスで勝負しましょう。
 かくして、サーカスから始まり、サーカスを超えた新しいエンタテインメントが誕生、といったところか。
 
 ブルーオーシャン戦略は万能ではない。競争回避でもない。
 誰かがブルーオーシャンを発見すると、必ず追随する者が現れる。つまり新規参入は阻止できず、やがてブルーオーシャンはレッドオーシャンになる。競争優位を持続するには、レッドオーシャンでも勝ち抜けるだけの体力と知恵が必要だ。


 と、ここまで書いてきて思ったのだが、塾業界(特に個人塾業界)の方々は、もう少し「取り除く」を考えたほうがいいかもしれない。
 いろんなサービスやり過ぎでしょう。大手がやってるから、他もやってるからと、商品ありすぎサービス過剰。
 もちろん、それが価値を生み出し(ということは売り上げが上がり)、かつ低コストを実現していれば何の問題もないのだが、そうでないならば、「取り除く」あるいは「減らす」発想に立ち、その分、新しいことを「増やす」「付け加える」方向を模索したらどうか。
 きっとどこかにブルーオーシャンはある。

学校選択問題対応の「埼玉新聞模試」がスタート

 20180713埼玉新聞模試

 「埼玉新聞模試」が今年度からスタートする。

 埼玉新聞模試の案内ページへ

 地方紙が主催する高校入試対策の模擬試験としては、栃木県の下野(しもつけ)新聞社が行っている「下野模試」が有名だ。昭和32年スタートと歴史が古い。岐阜新聞、福井新聞なども模試を主催している。

 埼玉新聞模試では、数学・英語の2教科は、学校選択問題対応と学力検査問題対応の2種類の問題から選べる(当日ではなく申し込みの段階で)。
 

今は将来となり、将来は今となる

 「ボク、将来何をすべきかが分からないんです。って言うか、何をしたいかも分かりません」

 そうか、まあいいだろう。
 それはそうと、今晩一緒に飯でも食おうじゃないか。何が食いたい?
 「別に、何でもいいです」
 俺が奢ってやろうって言ってるんだ、何でも好きなもの言ってみろ。遠慮すんな。
 「いや、本当にこれといって食べたいもんがないんです」
 じゃあ、暑い盛りだしウナギでも食うか。

 どうだ、旨いだろう。
 「はい」
 ところで、週末は予定入ってる?
 「別にありません」
 よし、じゃあ友達何人か誘ってドライブでも行くか。どこ行きたい?
 「さあ、特にないですけど」
 海とか、山とか、温泉とか、何かあるだろう。
 「いや、本当にこれと言って、行きたいところがないんです」

 さっきの将来の話だが、なぜだか分かったよ。
 「??」
 いま食いたいものがない、行きたいところがないって人間に、将来したいことがあるわけないってことがだよ。

 「目先の今のことと将来は別じゃないですか?」
 と、思うだろう。でも、別じゃないんだよ。将来と今は一緒だ。仮に将来を5年後としよう。そこに到達したら今になる。そこからまた5年後を将来としたら、5年後には今になる。将来は必ず今になる。だから将来と今は一緒だ。
 「なんか、よく分からない理屈ですけど」

 大事なのは、将来やりたいことよりも今やりたいことなんだ。
 今やりたいことをやっているうちに、次にやりたいことが出てくる。それをやっているうちに、さらにやりたいことが出てくる。
 「でもそれじゃ、行き当たりばったりというか、将来が全然定まらないじゃないですか」

 だからさ、将来なんて言葉の上であるだけで、本当はそんなものないんだよ。
 今やりたいことをやる。それが楽しい、面白い。これを続けるともっと面白くなりそうだと思えたら、それを将来と呼べばいいんだ。
 今は将来となり、将来は今となる。人生はその繰り返し。

 さてと、時間も早いことだし、軽く一杯飲んでくか、それともお茶でも飲んで解散か、さあどうする?
 「はい、軽く一杯の方でお願いします」
 うん、それでいい。

豪雨情報にどう接してきたかを振り返る

 この度の西日本の大雨は「平成30年7月豪雨」と気象庁により命名された。
 
 多くの死者・行方不明者を出した豪雨がどのように報じられてきたかを振り返ってみた。ソースは朝日新聞デジタルである(配信時刻順)。
 なお、これは新聞の報道内容を批判するものではなく、時々刻々流れてくるニュース内容がどのように変化し、それによって私自身の受け止め方がどう変化したかを記録しておこうとするものである。

▼7月5日(木)
11:40「各地で大雨、警戒呼びかけ 北海道と京都で避難勧告」
17:48「全国的に記録的大雨の恐れ 気象庁が警戒呼びかけ」
19:02「JR西日本、大雨で運転見合わせ相次ぐ」
19:17「高速道路、各地で通行止め 大雨の影響で」
21:16「西日本で記録的大雨のおそれ 68万人に避難指示・勧告」
 
 午前中までの大雨に対する警戒呼びかけは普通のことだ。夕方になり、気象庁が「全国的に記録的大雨の恐れ」として再び警戒を呼び掛けた。
 夜になって警戒地域が西日本にしぼられてきた。
 この日、東武東上線が停電事故のため運休となり、影響を受けた私の関心はもっぱらそちらに。
 東京地方は昼頃から雨模様。
 後になって振り返れば、気象庁の記録的な大雨に対する警戒呼びかけは当たっていたと言えるが、「記録的」という言葉は聞き慣れていたので、まさかこのような大災害になるとは思わなかった。

▼7月6日(金)
3:47「関西の鉄道、大幅に乱れ 環状線も本数減 午後2時現在」
7:00「高知の安芸川が氾濫、住宅浸水 11世帯が一時孤立」
9:17「配信国道が崩落し車2台落下、2人搬送 福岡・飯塚」
10:07「土砂崩れ、2人不明か 北九州・門司、複数の家屋倒壊」
10:33「福岡市が約20万人に避難勧告 室見川流域、洪水の恐れ」
10:47「配信増水の川に流され59歳男性死亡 広島・安芸高田」
11:32「西日本で記録的大雨 141万人に避難勧告や指示」
12:07「川の増水や土砂崩れ、各地で相次ぐ 雨は数日続く見通し」
17:49「福岡・佐賀・長崎に大雨特別警報 「重大な危険迫る」」
18:50「梅雨前線停滞、大雨続く 四国で24時間400ミリ予想」
18:43「福岡・朝倉全域の5万3千人に避難指示 大雨特別警報で」
19:57「広島・岡山・鳥取で大雨特別警報 九州と合わせ6県に」
21:24「記録的大雨、4人死亡6人不明 8府県に特別警報」
22:56「家屋倒壊、生き埋め…広島県内で大雨被害相次ぐ」
23:03「兵庫・京都にも大雨特別警報 計8府県に」

 午前中までは九州の被害報道が中心だった。夜になって、広島・岡山の被害も大きいことが分かってきた。
 気象庁は、福岡、佐賀、長崎、広島、岡山、鳥取、兵庫、京都の8府県に数10年に一度の重大な災害が予想される「大雨特別警報」を発表し、最大級の警戒を呼びかけた。ここまでの死者は4人。
 なお、この日午前中、オウム真理教・松本智津夫死刑囚らの死刑が執行され、マスコミの報道はこちらに集中していた。私の主な関心もそちらに向いていた。

▼7月7日(土)
1:43「岡山県で2人行方不明か 高梁市と総社市」
5:30「大雨、8府県で特別警報 4死亡、6人不明 西日本」
6:49「岡山県総社市の国道で3人流される 川の水が流れ込む」
7:11「広島・三原の民家に土砂流れ込む 1人死亡、3人不明」
7:22「「大至急避難を」広島・野呂川ダムの下流住民に呼びかけ」
8:05「家屋3棟流され2人不明 倉敷・真備、屋根から救助も」
9:23「広島・竹原の3カ所で土砂崩れ、計4人が安否不明」
10:37「岡山で1人心肺停止、9人不明 川の増水、土砂崩れなど」
10:42「屋根で救助求める住民、木にしがみつく人も 倉敷・真備」
10:46「車が流され子ども3人不明 広島・安芸、母親は救出」
10:52「斜面から滝のような泥水 広島・三原、家屋に土砂流入も」
11:13「倉敷で大規模な浸水被害 屋根まで冠水している地域も」
16:07「岡山の大雨特別警報を解除」
17:23「倉敷・真備町で大規模冠水 川の土手で孤立「助けて」」
18:39「大雨死者51人、不明58人に 避難指示勧告863万人」

 東京地方は晴天。
 見出しに岡山・広島が頻繁に登場するようになった。倉敷や総社など行ったことのある地名も出てきて、自分にとって気になるニュースになってきた。

▼7月8日(日)
11:06「安倍首相「時間との戦い」 非常災害対策本部を設置」
11:52「広島・熊野でさらに12人行方不明 県内で計39人に」
12:54「西日本豪雨、死者62人 安否不明少なくとも66人」
13:11「倉敷市真備町、いまだ1千人孤立 新たに4人の遺体発見」
15:02「倉敷・真備町、新たに15人不明の情報」
20:22「西日本豪雨、増え続ける被害者 死者11府県81人に」

 前の晩あたりからから死者数が格段に増え、ここに至って尋常ならざる水害であることを認識した。大雨情報が出始めてから丸々3日を要している。
 地理的に遠く、東京地方では好天が続いていたこともあり感度が低かったのだと思う。

▼7月9日(月)
7:38「「避難者、着替えが足りない」 倉敷市長、支援呼びかけ」
11:37「死者96人、不明82人 西日本豪雨、特別警報は解除」
12:17「政府、激甚災害指定へ「財政措置を講じる」 西日本豪雨」
13:50「首相、欧州・中東訪問を中止 災害対応に「万全期す」」
14:20「西日本の豪雨「平成30年7月豪雨」と命名 気象庁」

 こうした場面で自分がどう行動すべきかを一日中考えた。
 ボランティアもいい。寄付もいい。しかし、災害の少ない国、災害が起きても被害の少ない国にすることが何よりも重要だ。教育にはそれを実現する力がある。
 もし私が生徒たちの前に立ったら、何を話すだろう。それが9日付のブログだ。

「ちょっと何言ってるか分かんない」人々

 西日本の水害にために、安倍首相の外国訪問が中止になった。
 マスコミでは「外遊」という言葉がよく使われているが、「遊」の文字に引っかけて、あたかも、どうでもいい訪問であるかのような印象を与えようとしているのだろう。

 ちなみに、「遊」の字は、「遊軍」や「遊撃手」である。かれらは戦場やグランドで遊んでいるわけではない。

 安倍首相の欧州訪問にはEUとのEPA( Economic Partnership Agreement)「経済連携協定」調印式出席という目的があった。
 訪問中止でどうなるかと思ったら、ならばこちらから出向こうとEU委員長が来日することになり東京で調印式を行うことになった。
 「遊」じゃなかった。

 野党は最初、この欧州訪問を「国会審議からの逃亡」と非難した。
 そこに西日本の水害が起こったので、ますます「外遊している場合ではない」と非難した。
 しかし、こっち(日本)が都合悪いと言ったら、向こう(EU)が都合をつけてくれたので、安倍首相は内政に専念できることになった。
 すると今度は、「国会審議よりも災害対応を最優先にすべきだ」と非難し始めた。カジノ法案の審議をさせないためだろうが、とにかく、言ってることがその場その場でクルクル変わる。

 これからは野党が何か発言するたびに、こう言ってやろう。
 「ちよっと何言ってるか分かんない」

 で、さっそく「ちょっと何言ってるか分かんない」の一例。
 立憲民主党・辻元清美議員の公式ブログ。
 「被害に遭われた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます」
 おいおい、まだ死んじゃいないよ。必死に頑張ってるよ。勝手に殺さないでくれ。

 ▼辻元議員のブログ 
 20180710「辻元清美ブログ」01

どうしたら人を助けられる人間になれるか

 梅雨末期には西日本で大雨が降りやすいんだ。
 これは日本列島の地形が関係していると思うが、詳しいことは理科の先生に聞いてくれ。

 さて、こういう災害が起きた場合、被害に遭った人たちを助けなければならない。人間は助け合って生きて行くものだ。
 君たちには、何かあったときに、人を助けられる人間になってもらいたいと思う。

 ただ、今はまだ子供だし、親に養ってもらっている身分だ。それに、人を助けるだけの知識も技術も経験も持っていない。君たちにやれることは限られている。というか、何もないと言ってもいい。

 こういう場面では組織が動かなければいけない。
 警察とか消防とか自衛隊とか。あるいは行政とか。行政というのは役所のことだな。企業の力も必要だ。
 初動の段階では個人ではダメで、統率された組織じゃないと力にならない。
 
 それと、知識と技術と経験。こういうものがないと人を助けられない。
 真っ先に思い浮かぶのが医療関係だな。大勢亡くなっているし、怪我をしている人、病気の人もいる。人々の命を守らなくちゃいけない。安全を確保しなければいけない。
 もちろん、それだけじゃない。「衣食住」というが、着るもの、食べるもの、住むところ、これらを大量に確保しなければならない。
 あと、そうだな、水とか電気とかも必要だ。一番大事だ。こういうのをライフラインって言うんだったね。

 組織。
 知識と技術と経験。

 人を助けるには、組織の一員になることだ。役所でも民間企業でもいい。
 そして、気象のこと、河川のこと、土木のこと、医療のこと、輸送のこと、と数えあげたら切りがないが、ありとあらゆる知識と技術と経験が必要になるんだ。

 君たちは将来、自分の一番得意なものを選んで、深い知識と高い技術を身につけてほしい。それが人を助けられる人間になるということだ。

 では、前置きが長くなったが、授業を始める。
 え~と、今日は何ページからだったかな?

災害時は厳しめの見通しに基づいて判断する

 仲間と予定していた土日の登山中止連絡は木曜早朝に入った。早めの決定は有難い。昨日今日の天気だと決行できたかもしれないが、あくまでも結果論だ。

 その木曜日、10時半坂戸の約束があり電車で向かったが、武蔵野線「北朝霞駅」に着いたところ改札付近は異常な混雑。これは何かあったか? まあ、そうに決まっているが。

 東武東上線が停電により不通。

 車両故障、踏切事故、人身事故。いろいろあるが、停電はまずい。電車っていうぐらいだから電気関係はまずいよ。それと線路の陥没とかも。
 念のため東武東上線「朝霞台駅」改札まで行ってみると、駅員が「当分復旧の見込みはありません」と肉声でアナウンスしている。

 よし、これで自分の行動は決まった。
 いったん浦和まで戻り、車で行こう。先方には30分ほど時間を遅らせてもらおう。

 変に希望を持たせるような言い方ではなく、「見込みなし」というのがいい。当分がどのくらいなのかというのはあるが、こういう場面では少し厳しめの見通しを示してもらったほうがいい。

 これによって、しばらく様子を見ようという選択肢はなくなった。
 ここが大事なところだ。
 しばらく様子を見ることが吉と出る場合もあるが、多くは事態を悪化させる。時間の経過とともに選択肢は減って行く。

 学校や塾の先生方には、中止すべきか決行すべきかの判断を迫られる場面があるだろう。
 休校(休講)にしようかどうしようか、休みにするとどこかで振替授業やらなくちゃいけないし…

 そのときは厳しめの見通しを立てることだ。それに基づいて判断する。「甘い見通し」が責められることはあっても「厳しめの見通し」が責められることはない。
 後で、「そこまですることはなかったね」と言われるくらいがちょうどいい。
プロフィール

梅野弘之

Author:梅野弘之
受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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