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安倍「大勝」ではなく石破「善戦」と言いたい人々

 自民党総裁選の報道のされ方。

 まず安倍候補、石破候補の得票率を両候補が共に立候補した平成24年選挙と今回の平成30年選挙とで比較してみる。 

 24年度選挙では地方票においては石破候補が安倍候補を上回っていたが、30年選挙では安倍候補が逆転した。
 20180921総裁選地方票

 24年選挙では議員票において安倍候補(55%)が石破候補(45%)をやや上回っていたが、30年選挙では安倍候補(82%)が石破候補(18%)を大きく上回った。
 20180921総裁選議員票

 以上のデータから、24年選挙は安倍候補の側から見れば「辛勝」だった。石破候補の側からは「惜敗」である
 一方今回の30年選挙は、まとめて言えば安倍候補の「完勝」「大勝」または「圧勝」であり、石破候補の「完敗」「大敗」または「惨敗」である

 だが、一部新聞・テレビは、安倍の勝利と伝えることを好まなかった。石破の敗北と伝えることも。
 そこで、さすがに「接戦」ははばかられたとみえて「善戦」と伝えた。
 前回は勝ってたかもしれなかった石破候補が、これだけ引き離されたのに「善戦=よくやった」はないだろうと思うが、これが現在の一部マスコミ報道だ。

 今後のためによく覚えておこう。
 ダブルスコア以上で勝っても、「完勝」「大勝」「圧勝」じゃないんだな。

電車の中でどんな本を読んだらいいか

 今日は少し時間が余ったから、電車の中でどんな本を読むべきかについて話すことにしよう。

 みんな、電車の中で本を読んだことあるか。ないだろうな。
 東京五輪を控えて嘆かわしいぞ。外国人が車内で全員スマホっていう異様な光景見たらビックリすると思うぞ。まあ、弁当食ったり、口半開きにして化粧してるよりはましだけどな。

 電車内読書の功罪だが、みんなどう思う?
 「目が悪くなります」
 そうだな。これが最大にして唯一の欠点だ。

 じゃあ、いい点は?
 「賢そうに見えます」
 そのとおり。あくまでも「賢そう」、look likeだけどな。少なくともバカには見えない。というかバカがばれない。

 「読む本によるんじゃないですか」
 いいとこに気づいたな。そうなんだよ。本のタイトルによっちゃ逆効果になる。
 そこで、カバーをかける。本屋さんでかけてくれるカバーでもいいが、別の本のカバーと架け替えるという手がある。

 「どんな本ですか?」
 村上春樹とかはやめとけよ。こいつファッションで読んでるんじゃないかと思われるからな。やっぱり哲学書かな。幾何学とか物理学とか理数系も賢そうに見える。ただし、「入門」とか「よくわかる」なんてのが付いてるとぶち壊しだ。

 「選ぶ基準が分かりません」
 いい質問だ。みんなが名前だけは知っているが、難しそうで読んだことがないというあたりを狙わなくちゃいけない。教科書に出ているレベルってことだな。ルソーとかカントとかニーチェとか聞いたことあるけど自分じゃ読んだことがない。それを高校生が電車の中で読んでいるというところがポイントだ。サラリーマンのオジサンたちが「今日、俺の前に座ってた女子高生がさ…」なんて会社で話題にするだろうな。

 とりあえず本屋に行け。文庫本コーナーあるだろ。岩波文庫とか講談社学術文庫あたりを探すんだ。で、たしか教科書出てたよなレベルを選ぶ。実際に読んでもいいが、難しいから「見せる用カバー」として使えばいい。ホントに読むのは新潮文庫や文春文庫あたりから選べばいい。

 「ところで、先生がいま持ってる本、それ何ですか?」
 これか。誉田哲也の「武士道ジェネレーション」。「武士道シックスティーン」から始まって「武士道セブンティーン」、「武士道エイティーン」と続く武士道シリーズの第四弾。新渡戸稲造の「武士道」とは違うぞ。こっちは剣道女子が主人公の部活モノだ。

 「俺たちが読む本でしょう」
 そこだよ。若いもんが読むようなのを年寄りが読み、大人が読むようなのを高校生が読む。その意外性に世間は注目するんだよ。
 おっ、チャイムだ。以上、今日の授業終わり。


 

 

早朝の学校訪問はいろいろと勉強になる

 本日も授業見学。
 なのだが、同じネタが続いているので、後日に回そう。

 朝6時59分浦和発の高崎線に乗り本庄をめざす。
 乗車時間1時間12分。同時刻に上り線に乗ると、横浜を通り過ぎて戸塚か大船あたりまで行ける。私にとって群馬一歩手前の本庄は遠い町だ。
 この時間帯、上りは通勤ラッシュだが下りは高校生で混みあっている。熊谷でようやく座れた。

 長い道中だが、次々に乗っては降りる高校生を観察していると飽きない。
 降車駅と制服でほぼどこの高校かが分かる。

 女子のスカートが短いのは公立だね。うっすら化粧してる子もいるぞ。ほぼ例外なくスマホいじりっぱなし。
 ちゃんとしろよ、公立。
 一生懸命スカートたくし上げている公立女子が、ポロっと留め具を落としたら、「はい、どうぞ」と私立女子(正智深谷だね)が拾ってあげてた。バカだなって思ってんだろうね。

 桶川から乗ってきた熊谷女子高生は、ノートとペンを持って立ったまま勉強してた。中にはそういう子もいる。
 熊谷から先は、目の前に今日訪問する本庄東の女子生徒がいたが、スマホはいじらず3人で普通に会話していた。大声で笑ったりはしない。今どき珍しい光景だ。うるさいのは県立本庄の子だ。
 しっかりしろよ、公立。

 私立の評価は大学進学だけでなく、こんな所にもあるんだろうなと、車内での行動を観察しながら、そう思った。昔は逆だったんだけどね。

 スカートで思い出したが、一昨日行ってきた松山女子は長かったよ。昔からだけど。
 学校ホームページにも「膝下のスカートに誇りを持って美しく着こなした清楚で気品溢れる松女生は、地域の皆さんからも評価が高く品位ある学校生活を送っています」と書いてある。
 やれば出来るじゃないか、公立。

 私は学校情報を発信する立場上、授業と部活と行事と生活の4つを見て学校を語ろうと心がけている(完全実施は難しいが)。
 最後の「生活」のところが、登下校や昼休みや休み時間なのだが、その意味で本日の朝早い時間帯の学校訪問は大変勉強になった。

直球一本やりの若手の授業も頼もしい

 20180919開智未来野中先生

 開智未来中学高校の塾説明会。
 この学校では毎回、説明会に先立って公開授業がある。私のねらいはこちら。

 グルグル回るか、一つをじっくり見るか。
 どちらにするかは時と場合によるが、基本的には「じっくり見る派」だ。

 いつも勉強になる加藤友信校長による情報の授業も見たかったが、今回は1年目の若手・野中先生の世界史を見ることにした。
 しかし、1年目の若手を公開授業に持ってくるとは開智未来も大胆だね。だって、新人の授業なんて、申し訳ないけど穴だらけですよ。いちいち論評する気にもならない。

 それでも、こうして外部の目にさらそうというのは、期待の表れなんだろう。
 開智未来の世界史と言えば、人間国宝級の工藤智先生の授業が有名だが、その薫陶を受けた野中先生を将来の大黒柱に据えようということだと理解した。
 
 技術的には未熟だが、教室の隅々まで響く張りのある声は若者らしく爽やかだ。動作も機敏だ。
 そんな外形的なことより授業の中身だろうと思われるかもしれないが、中身は言葉と表情と動作によって生徒に伝えられる。
 かぼそい声、変化のない表情、緩慢な動作では、どんなに良い中身であっても生徒には伝わらない。だから、外形的なことは大事なのだ。

 まだ若いから仕方がないし、それでいいと思うが、すべて剛速球みたいな授業になっている。少しは変化球も投げたらと思うが、この年で、そうたくさんの球種を持っているはずがない。だから、生徒の方は、たぶん「一つ一つは理解できるけど、結局何が大事なの?」と思っている可能性がある。若手の授業ではよくあることだ。

 今は言わない。ここでは触れない。あえてサラッと流す。
 ベテランの先生は、このあたりの呼吸が実に巧みなわけだが、数えきれない失敗を経てたどりついた境地だからね。若手にそれを求めてはいけない。
 多少コントロールは悪くても、今はど真ん中に直球をグイグイ投げ込みなさい、と、そんなところかな。で、それはできていたと思うよ。ガンバレ未来の星、野中先生。

センシティブなテーマの扱いに熟練の技を見た

 20180918松山女子

 松山女子高校に行ってきた。

 特進クラス2年生・現代文の授業。
 担当は柿崎伸夫先生。

 特進と聞いて、オヤっと思われた方もいると思うが、今どきは公立にだって特進はあるんですよ。
 ただし、私立とは異なり、入学後に希望をとり、成績順で編成するという形で8クラス中1クラス(40人)がそれに当たる。週2回7限まで授業がある。

 今日の授業では、「虐待」という、きわめてセンシティブなテーマを扱っていた
 この「危険!取扱注意」の題材を、展開の読みにくいアクティブラーニングの形式でやろうというのだから、先生の方にも相当な覚悟があるのだろう。
 一歩間違えれば、生徒を傷つけ、取り返しのつかない事態を招いてしまうかもしれないのだ。

 だが、そこは教員生活31年目の大ベテランだ。
 先生は、生徒一人ひとりの発言を細大漏らさず拾い上げ、それに対し、慎重に言葉を選び、表情や仕草にも細心の注意を払い、巧みに板書を交えながら、さらには立ち位置さえ微妙に変えながら、答えて行く。
 これは、ちょっとやそっとで真似できるような技ではないな。
 後で聞いたら、先生は演劇部の顧問もされているそうだ。なるほど、上質の舞台を観ているような気分になったのはそのせいか。

 難しいテーマだが、生徒の表情は明るい。グループ討議の場面を観察していると、全く発言しない、いわゆる「お客さん状態」になっている生徒が一人もいない。一人一人の発言回数も非常に多い。

 ただし、生徒たちは時々方向を見失う。
 自分たちはどこに向かい、どこに着地すればいいの?
 無理もない。大人が考えたって難しい問題に挑んでいるのだから。
 しかし、こんな時でも、先生は安易に助け舟を出したりはしない。とことん迷わせる。考えさせる。
 やがて生徒は、先生の小さな一言の中にわずかな光明を見出し、そこから再び前進を始める。

 というような授業を、ビシッと50分の枠内に収めてみせるというのが、実は一番難しいところなのだが、先生がそれを寸分の狂いもなくやってのけたというのが、今日一番の感動ポイントだ。
 若手の勢いのある授業もいいが、こういう渋いのもいいね。

「人類初」って、アホな見出しだが気持ちは分かる

 マラソンのキプチョゲ選手(ケニア)が、ベルリンマラソンで2時間1分39秒の世界新記録で優勝。
 多少でもマラソンに興味がある人だったら、キプチョゲ選手が現役最強ランナーであることも、ベルリンが記録の出やすい超高速コースであることもご存知だろう。
 キプチョゲ選手のそれまでの自己最高が2時間3分5秒。ベルリンマラソンの過去10年の優勝タイムは2時間2分台が1回、3分台が5回、4分台が2回だから、マラソン11戦10勝のキプチョゲ選手が好タイムで優勝することはある程度予想できた。
 が、それにしてもすごい。

 ネットでこのニュースを拾ってみる。
 「ベルリンマラソンで驚異の世界記録 2時間1分台」(テレ朝NEWS)
 まあ、このあたりが標準的な見出しか。

 「キプチョゲが人類初の2時間1分台の世界記録樹立」(日刊スポーツ)
 おいおい、「人類初」って何だよ。
 ウマやダチョウやラクダはすでに2時間1分台を出しているけど、人類では初、ってそういうことか? じゃあウマのマラソン世界記録も記事に書いといてくれよ。
 と、スポーツ紙の見出しにいちいち突っ込んでも仕方ないが、「人類初」は、ほかでも結構目にする。

 ここから少し真面目な話になるけど、ポイントは「初」にあるんだよ。
 史上初でも世界初でもいいんだが、何かもっとインパクト出せないかな。そうだ人類初で行こう。そういう話。
 マスコミは刺激的な見出しをつけたがる。そうしないと目にとめ、読んでもらえないから。

 中でも「初」はもっとも重視される。
 「初」はニュースになりやすく、大きく扱われやすい。
 ほかには、最高・最大・最強・最多・最新などの最上級。

 学校の広報担当者が、新聞やテレビに取材に来てもらうためにプレスリリースを出したりするでしょう。学校行事やなんかの。私のところにも時々来る。
 その時、「毎年恒例の」じゃダメなんですよ。じゃあ来年にするか、ってなっちゃう。「今年が初めて」とか「これが最後」じゃないと、行って取材する意味がない。

 世界初や日本初。これはかなりハードルが高い。
 でも、高校では初めて、公立(私立)では初めて、埼玉県の高校では初めて、普通科では初めて、地域では初めてという具合に範囲を狭めて行けば、「初」になるかもしれない。最高や最大、最多なども同じこと。

 校内配布用の文書に毛の生えた程度のリリースではマスコミは動きませんよ。事件・事故・スキャンダルなら来るなと言っても来るけど、学校にとってプラスになる記事やニュースを流してもらいたかったら、マスコミへの知らせ方は考えたほうがいい。どこに食いついて来るかということを。

浦高祭で思い切り地味な企画を見てきた

 休みなんで写真中心で軽く行きますよ。
 浦高祭レポート。

 20180916浦高祭の門

 今年の門は、ハーバード大学メモリアルホールがモチーフ。
 日本の城、ヨーロッパの教会、というこれまでの系譜に属さない異色の門。たまにはこんなのもいいだろう。門隊隊長のコメントを取りたかったが会えず。

 20180916浦高祭SGH中間報告会
 同窓会館に行ってみる。
 「SGH中間報告会」の看板が。
 同窓会事務局長が同期なんだが、案の定「これ見てけよ」と言われる。
 地味な企画だが、仕事的にはこういうの見ておかないといけない。
 SGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定されたのと、同窓会の奨学金財団が設立されたことで、本人負担少なく海外研修に行けるようになり、年間40人ほどが海外に出ているという。
 もっと寄付しろと言われているのかな。

 20180916尚文尚武
 同窓会館で校訓「尚文昌武」のスポーツタオルを売っていたので、付き合いで購入(1000円)
 校訓というが、我々の頃は聞いたことないな。
 文武両道というような意味なんだろうが、そこは昔からそうだったと思う。私は「武」専門だったが。

 20180916浦高祭子ども
 去年も書いたが、浦高祭はキッズワールドだよ。
 女子校と小学校に重点的にビラ巻きしてるからね。

 20180916浦高祭女装
 男子校あるある、ってやつかな。とにかく女装したがるんだよ。
 私が勤務した高校では、文化祭当日、制服以外の恰好をする場合は「異装届」というのを出させていた。最近はどこの学校でも揃いのTシャツを着たりして華やかだが、ここは元々自由だ。生徒やりたい放題。


 ※浦高祭2日間の来場者数は1万1000人と、実行委員会ツイッターに発表されていました(9月17日追記)

説明会や個別相談にカジュアルな服装で来る親に言っておこう

20180915花咲徳栄学校説明会

 学校説明会や個別相談に、親はどんな服装で行くべきか。

 そんなの常識で考えれば分かるでしょう。
 と思うのだが、分かんない人もいるみたいだから注意しておくよ。

 フォーマルとカジュアル。
 説明会や相談は、さあどちら? ないしはどっちにより近いか?
 って、愚問だね。
 子どもの将来を決めようっていう場が、カジュアルなわけない。

 お父さんならダークスーツにネクタイ、と、そこまでは言わないが、もう真夏じゃないんだからジャケット着用ぐらいのセンスは持たないとね。Tシャツ・ポロシャツはないでしょう。ジーンズも基本NG。ジャージやスウェットに至っては何をかいわんや。

 私の観察によると、学校によるフォーマル度とカジュアル度の関係はおおむねこんな感じ。

 20180915フォーマル度カジュアル度

 どんな服装をして行ったって、学校側は差別なんかしませんよ。そもそも先生の服装がいい加減なわけだし、次々相談に乗らなきゃならない中で、親の服装までチェックしている余裕はない。

 だからそういう問題じゃなくて、親がわが子に、どう示しをつけるかって話だ

 「お父さん、どうしたのビシッと決めちゃって」
 「何を言う。今日はお前にとって大事な日なんだ。お遊びじゃないんだよ。先生の説明をしっかり聞いて、相談して、お前の将来を決めようって日に普段着で行けるか。だいいち学校や先生に対して失礼だろう」

 という会話が実際に交わされるかどうかは別として、親が相応の服装をすることにより、子どもの真剣さがより増すわけだし、時と場合によって服装は替えるものだと教えることができる。
 というわけだから、親は、学校側がどう見るかではなく、子どもがどう受け取るかを考えてほしい。

「抹茶アイス食べたか?」って、何だよその質問

 大坂なおみは、「大阪」ではなく「大坂」である。

 地名としての大坂が大阪となったのは明治以降であるようだ。坂が阪となったのは、土編は土が付くにつながり縁起が悪いからとか、坂は転がり落ちるにつながり縁起が悪いからとか諸説あるようだが、どっちでもいい。

 大坂なおみ選手の帰国後記者会見の話である。
 「抹茶アイス食べましたか?」とか、テニスとは関係ない下らない質問が多かった。
 一つには記者たちの勉強不足がある。
 たぶん、試合もちゃんと見ていない。昨日は別の芸能人の取材をしていたとか、体操のスキャンダルを追っかけていたとかいう事情もあるだろう。テニスばかり勉強しているわけに行かないのだ。

 下らない質問になるもう一つは、テレビ視聴者の側にある。テニスの専門的な話より、選手のプライベートに興味がある人が多い。だから記者はそこに合わせて質問している。技術的な話や戦術的な話は、専門雑誌や専門チャンネルでやればいいじゃないかというのも、一つの考え方だ。

 現在、テニスの試合会場に足を運ぶのは、ほとんどがテニス愛好者や経験者だろう。
 ところが、サッカーや野球になると、一度もボールを蹴ったことがない人や、一度もバットを振ったことがない人も、試合会場に足を運んでいる。また、監督やコーチにでもなったつもりで、「あそこは右に展開だろう」とか「なんであの球見逃すんだ」とか、自分じゃ出来もしないことを熱く語る人々がわんさかいる。人気スポーツというものは、そういう広範なファンに支えられている。

 純粋なアマチュアスポーツならば、好きな人だけやっていればいいが、大坂選手がやっているのはファンあってのプロスポーツだ。
 息の長いファンを獲得することはテニス界のためでもあるし、マスコミのためでもある。そう考えると、「抹茶アイス食べましたか?」などは、してもいいけど、なくてもいい質問だ。
 もっと、テニスの魅力を伝えるような質問はなかったの?

 こんなことを言うのは、私も取材者としてインタビューや質問をする立場だからだ。
 どうでもいい下らない質問をしていないか。取材対象者が一番言いたいことを聞けているか。視聴者や読者にとって役に立つ情報を引き出しているか。
 というわけなので、いつも取材者側の態度や質問内容が気になるのである。

大宮開成・山中校長「人間力の上に学力を乗せる」、いい言葉だ

 20180913大宮開成塾説

 大宮開成の塾説明会に出席。

 私の塾説原則。
 ①出席する場合は必ず連絡
 ②出ると言ったら必ず出る(ドタキャン禁止)
 ③遅刻しない(目標は30分前到着)
 原則というほど大層なものではなく社会人・ビジネスマンとしての常識ですな。

 なんだが、今日は①の原則破ってしまった。突然の出席。
 ぎりぎりまで他のスケジュール(取材日程)が決まらず、出られるかどうか分からなかった。迷惑をかけてしまった。

 山中克修校長の話の中で印象に残った言葉。
 「優れた学力は整った器にこそ宿る」
 「人間力を高め、その上に学力を乗せて行く」

 特に気に入ったのは「人間力を高め、その上に学力を乗せて行く」。
 そうだよ。その通りだ。

 まあ人間力をどう定義するかはなかなか難しい問題だが、挨拶もできない、約束も守れない、人への思いやりも感謝の心もない、そんなやつのどこに学力が乗っかるっていうんだ。というか、そんなやつに付けてやる学力なんてねえよ(山中先生はこんな下品な言い方はしていない。念のため)。

 学校は勉強だけ教えてればいいんだとか、塾は学力だけ上げりゃいいんだとか、そんな声も聞かれるが、そういうことを言う人は、いろんなタイプの生徒を継続して指導したという経験がないんだろうね。

 学力が伸びない生徒は、ほとんどの場合、勉強の仕方がどうとか言う前に、生活習慣とかものの見方・考え方とか、学力以前のところに問題がある。そこを正し、作っていかないと学力が乗っからない。

 塾の先生たちも、授業料しか貰ってないのに、なんでこんなことまで指導しなくちゃいけないんだと日々感じておられるかもしれないが、土台を作らないと学力が乗っからないんだな。器を作らないと入らない。
 ご苦労様。
プロフィール

梅野弘之

Author:梅野弘之
受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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