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イチローが育てた高校野球チームを見てみたい

 イチロー選手現役引退。
 実際には去年で終わっていたのだが、MLBの興行上の理由でここまで引き延ばした。そんな感じもするが、それはビジネスの世界の話だから仕方ない。

 イチロー選手は、愛工大名電時代、甲子園にも二度(春と夏)出場しているが、それほどの注目選手と言うわけではなかった。その証拠に、弱小球団オリックスのドラフト4位での入団だった。背番号だって51番と、どうでもいい番号。
 この時点で、彼が後に日米野球史に名を刻む大選手になることを誰が予想しただろうか。

 入団1年目から一軍公式戦に出場しているから、その才能は抜きんでたものであったのは確かだが、当時の監督や打撃コーチは、それほど高い評価を与えていなかった。特に独特の打撃フォームについては、執拗に改良を求めてきたと言われる。
 が、イチロー選手(当時は鈴木一朗選手)は頑として受け付けなかった。高卒の、二十歳にも満たない若者の行動としては信じられないものだ。

 入団3年目に仰木彬監督、新井宏昌コーチに認められ、1軍レギュラーに定着。シーズン200安打を記録する。
 以後の日本時代の活躍、アメリカに渡ってからの活躍は、今さら言うまでもない。

 無理やりサラリーマンに例えれば、イチローは、トップ企業に入ったわけではなかった。しかも、それほど期待されて入ったわけではなかった。そして、必ずしも上司に恵まれない新入社員時代を過ごした。

 今の若い人はスーパースター・イチローは知っていても、かれが決してエリートではなかったということは知るまい。
 以前にも書いたと思うが、私はイチロー選手みたいな人間が、上司や同僚や部下にいたら「どうもなあ。ちょっと勘弁してほしいな」なのであるが、その才能と努力は100%も200%も認めざるを得ない。かれの生き方は今の若い人にも伝えていかなければならないとも思う。

 元・イチロー選手がこれから何をするかは分からないが、プロ野球の監督やコーチになるより高校野球や少年野球の指導者になってもらいたいね。イチロー選手を超える選手を育てられるかどうかは分からないが、旧態依然の野球界に新風を吹き込んでくれそうな気がする。

先生は異動があって羨ましい

 本日(31日)、東京地方サクラ開花。
 満開は月末か。

 学校の先生には異動がある。異動がなくても受け持つ学年や校務分掌に変化がある。民間サラリーマンのように転勤に伴う転居は滅多にないが、通勤の経路や手段が変わる。

 教員時代はこれが当たり前のことだったので、何も感じなかったが、年度替わりのこの変化は、結構良いものだ。
 部署が変われば、今までと違う何かにチャレンジできるし、新しい部下や上司や仲間との出会いも生まれる。
 人事にいちいち不満を述べる人もいるが、私のようにフリーで仕事をやっている人間から見れば、羨ましいシステムなのだ。

 毎年サクラの季節がやって来るたびに思う。
 今年もまたダラダラと去年までと同じことをやるのか。
 つまらんな。
 変化がないな。
 ということは成長もないな。

 誰からも命令もされないんだから、自由に何でもできるじゃないか。好きなように変えられるじゃないか。
 と、言うのは、組織から離れて仕事をしたことがない人であって、自分で自分の環境を変えるというのは、実に難しいことなのだ。

 意に沿わない部署に配属されるかもしれない。苦手な仕事や未経験の仕事を任されるかもしれない。
 でも冷静に考えれば、これは飛躍のチャンスだね。間違いなく技術も知識も経験も増える。羨ましいね。

 さて。
 せめて大掃除でもして、気分転換を図ってみるか。

ヒトラーじゃなくナポレオンにしておけば

 それがニュースかよ。
 というような、どうでもいい記事が朝日新聞デジタルで報道されていたので、それをネタにどうでもいいブログを書くのである。

 見出しは「高校教諭『お前はヒトラーのよう』生徒に不適切発言」というもの。

 記事の中身を要約すると、島根県松江南高校の男性教諭(62)が、同校浪人生が通う補習科の授業中、雑談で「三角関数や確率は必要なものか」と男子生徒に問うたところ、生徒は「実生活では必要ない」と答えた。
 それに対し教諭は、「お前はヒトラーのよう」「教わる子供がかわいそう」などと発言し、教育学部を志望する生徒はショックを受けた。

 松江南は、松江北ほどではないけれど、島根県下では上位進学校と言っていい。
 浪人生のために補習科というのを設けているんだね。予備校なども少ないだろうから、PTAや後援会がお金を出して卒業生を援助しているものと思われる。
 男性教諭は62歳というから、定年後の再任用だろう。
 事は英語の授業の中で起きた。
 そこでなぜ三角関数や確率の話なのか。いや、だから雑談って言ってるでしょう。

 生徒曰く「実生活では必要ない」。
 まあ、そうだね。職業生活で必要になる人もいるけど。
 で、ここで終わらせればいいものを、この教諭何を思ったか「ヒトラーのよう」と言ってしまう。エッ、どういうこと?
 後に教諭は「多様性を認めず、単純化する考えはヒトラーのようで危険だと思った」と説明してるようだが、そこまで聞いても意味不明。

 要するにヒトラーだ。
 どういう経路か不明だが、授業中の何でもないやり取りが新聞社に伝わった。
 オッ、待ってましたヒトラー。これは記事になるぞ。大方そんなところだろう。他の歴史上の人物なら問題ない。ただ、ヒトラーはやめておいたほうがいい。
 ナポレオンとかフリードリッヒ2世あたりにしておけば良かったのに。

 私は高校で世界史を教えてたから、ヒトラーとか国家社会主義ドイツ労働者党(つまりナチスね)のことは何度も口にしていたわけだが、説明は慎重にやりましたよ。むろん、それは他の人物、他の出来事についても同じことだけど。

 専門外の先生のちょっとした雑談でも、こうやってニュースにしようと待ち構えるマスコミがあるってことは覚えておこう。

昨今の風潮に逆らって、塾は中1からとアピールしてみる

 2019年度入試が終わり、2020年度入試に向けての活動がスタートしたわけだが、高校入試に関して言えば、レースはすでに半分終わっている。いや、もうほとんど勝負はついていると言ってもいい。

 高校入試のための受験勉強は3年生1学期の一斉スタートではない。スタートの号砲は鳴らないから、いつ走り始めてもいい。
 そして、ここが一番重要なところだが、スタート位置に大きな違いがある。
 うんと前の方でスタートできる者もいれば、はるか後ろからスタートせざるを得ない者もいる。その差が僅かならいいが、100m競走で言えば10m以上後ろ、マラソンで言えば3㎞か4㎞後ろからのスタートというくらいの差だ。
 よって、逆転劇は起こらない。きわめて起こりにくい。

 こんなことは長年塾をやっていれば当たり前の話だが、「それを言っちゃおしまいよ」なので、建前として「今からでも十分間に合いますよ」と言うしかない。そうしないと3年生からの集客ができない。

 中1から中2までの2年間で付いてしまった差は、中3の1年間や最後の半年間では到底、縮まらない
 大事なのは中1・中2だ。特に中1。
 この段階ですでに小学校6年までに付いた差があるわけだが、まだ何とかなる。塾に入るなら中1からだ

 という話を近頃あまり聞かないな。

 最初が肝心。ここで頑張っておくかどうかで、最後の結果が決まるというアピールが足りないんじゃないか。

 学校は大事。行事や部活も大事。友達作るのも大事。でも、勉強はもっと大事でしょう。少なくとも塾はそう言わなくちゃ。
 3年生になって「三単現のSを忘れないようにね」。こんなの受験勉強じゃない。

 まあ、親の経済的な負担も考えれば、塾は中1からとは言いづらいのは分かるが、きっちり結果を出してあげればいいわけだから。

明石市と大阪府・大阪市の件で、公選法を考えてみる

 元政治経済の先生だったので、今日は公職選挙法の話をしてみよう。
 興味ない方はスルーということで。

 17日、兵庫県明石市長選挙で、自らの暴言問題を受け辞職した泉房穂前市長(55)が、他候補に大差をつけて当選(3選)した。
 で、問題なのは、その任期。

 選挙をしたのだから、これから4年間かと思いきや、4月末までの約1か月半。
 ということは、5月にまた選挙をやらなければならない。
 公職選挙法の決まりでは、現職首長(知事や市長)が任期途中で辞職し、その人が改めて立候補して当選した場合、その選挙はなかったものとみなし、任期は辞職しなかった場合の残りの期間とする。だから、辞職前の本来の任期であった4月末まで。
 では、別の人が当選した場合はどうなるかというと、その場合は新たに4年間だ。

 なぜ、このような決まりができたか。
 現職の首長が、他候補の準備ができないうちに、自らの辞職によって不意打ち的に選挙に打って出れば、優位な情勢に持ち込むことができるから、それを防ぐためだ。
 任期3年目あたりで、他候補が「選挙は来年だ」とのんびり構えているときに、突如選挙に持ち込み、さらに4年の任期を勝ち取ろうという作戦。
 こういうのを防ぐため、出直し選挙をやって自分が当選したって、任期は延ばせませんよという決まりにした。

 今回の泉市長の場合は、暴言問題で叩かれ、辞職せざるを得ない状況だったと思われるので、短期間に二度の市長選となるのはやむを得ないだろう。暴言はまずかったが、市民は過去の実績を評価した形だ。

 さて、話は大阪ダブル選。
 大阪都構想問題が焦点なのだが、それは措いておくとして、松井一郎府知事と吉村洋文市長が同時に辞職し、今度は松井氏が市長選へ、吉村氏が府知事選へと入れ替わって立候補するという。
 府知事が府知事、市長が市長では、仮に当選しても任期は延びないが、入れ替わって当選すれば新たに4年の任期が得られる。

 別に法律に違反しているわけではないが、公選法が想定している不意打ち選挙の裏をかくようなやり方であって、あまり賛同できない。
 まあ、結論を出すのは大阪府民、大阪市民の皆さんなのだが。

学年末から新学期までの長すぎるモラトリアムをどうする

 高校教員の頃の話だ。
 何度か書いているように、私は3年生を担任したり、3年生の教科を担当することが多かった。
 1,2年と違い進路指導の負担が大きいわけだが、3年担任ならではの余禄?もある。2月と3月は授業がなくなることだ。3年生は2月から自宅研修になるからだ。
 
 たまった有給休暇(その年の分20日+繰り越し分20日)を消化するチャンスなのだが、授業は無くても部活は毎日だし、この時期は入試業務もあるので、結局は休めない。

 さて、ここからが本題。
 中3、高3の最後(3学期)に授業数が減るのは仕方ないとして、では1年・2年がみっちり授業をやっているかというと、学年末はそうはなっていない。授業はあるにはあるが「消化試合」みたいな日々が続く。芸術鑑賞会やらスポーツ大会やら。

 行事にはそれぞれ意味があるし、少しノンビリできる時期があってもいいと思うが、それにしても、授業無しの日がいかに多いことか。
 生徒にとって授業がない日はイコール勉強しない日。

 そういう日に、ここぞと自分の計画に基づいた勉強をする生徒もいるにはいるが、その数は少ない。
 となると、ここはやはり塾の出番か。

 来週、高校では入学予定者の説明会が行われ、課題なども出されると思うが、入試が終わってから遊び惚けている子が多いからね。
 ここからさらに入学式まで2~3週間。この空白が大きい。私立単願で決まった子は、さらに大きい。

 高校も中学校も、塾も、すでに色々と工夫されているのは知っているが、この長すぎるモラトリアム問題はもっと考えられていい。

起業。言葉は立派だけど就活から逃げてないか

 「先生、うちの子、起業するから就活はしないって言ってるんです。大丈夫でしょうか?」
 いいえ、大丈夫ではありません。最悪、最低です。

 最近多いんだな。この手の質問、というか相談が。
 ま、相談する相手が違ってる気もするが、長く生きている分、いろんなケースを見てきているから、見聞の範囲で答えよう。

 このケースはものすごく簡単で、就活から逃げてるだけ。行き着く先はニート。
 就活すら出来なくて、起業に成功するわけないだろう。世の中舐めるんじゃない。

 何か専門知識とか専門技術持ってるの?
 それを活かして、すでに何か始めてるの?
 大卒即起業で成功するとしたら、そういう人だよ。

 自分にはまだ何もない。
 そういう自覚があるんだったら、まずは就活に真剣に向き合って、できれば大企業に就職しなさい。テレビでCM流しているような知名度の高い企業以外にも、世界シェア何十パーセントみたいな優良企業が、世の中にはゴロゴロあるわけだから、そういうところに入って、社会人としての基礎、ビジネスマンとしての基本をきっちり学んで、それから起業したって全然遅くない。むしろ、その方が成功の確率が高まる。
 給料をもらいながら、3年とか5年とか、いろんな勉強や経験ができる。会社とは有り難い存在だ。

 起業は日々戦いだ。たった一人の戦いだ。
 もちろん、その中には大企業との戦いも含まれている。いま君が避けようとしている大企業との戦いだ。
 就活もまた小さな戦いだ。戦って負けたならまだしも、勝負すらしない人間にどんな未来が開けるというんだ。

志願者・合格者の男女別が発表される可能性は少ない

 埼玉県公立入試における学校ごとの男女別志願者数と、男女別合格者数を知りたいと思い、いろいろ調べてみた。

 10月と12月に行われる進路希望状況調査では、男女別に希望者数が発表されているが、これは教育局教育政策課(各種教育統計などを扱う)によるものだ。
 その後に発表される実際の出願状況や合格者数などには男女別がないが、こちらは教育局高校教育指導課によるものだ。

 埼玉県公立入試では、都立高校のような男女別定員制を設けていない。したがって、志願者や合格者について男女別に集計する必要性がない。だから、調べない。
 
 たしかに自分の経験に照らしてみても、男女比に目が向くのは合格発表後のクラス編成からで、入試の段階では「今年は男子が(女子が)多めかな」という程度の関心しか持たなかった。仮に男女比が事前に分かったところで、選抜には何の関係もないわけだし。

 現場感覚としては、男女比は極端に違わないほうがいい。あるいは、年度ごとの違いも少ないほうがいい。ただ、そう思っても、選抜段階でこれを調整することはできない。
 せいぜい出来るのは、男子が少ないと思えば男子向けアピールを強化し、女子が少なめだと思えば女子向けアピールを強化することぐらいだが、受験者が増えれば合格者が増えるという保証はない。

 塾の先生方は男女別を知りたいだろう。高校の先生も他校の男女別には関心があるだろう。

 だが、この先、男女別が発表される可能性はきわめて低い
 なにせ、性的少数者に配慮し、入学願書から性別欄をなくそうという時代だ。2019年度では大阪府と福岡県が性別欄を廃止し、神奈川県など14道府県が廃止を検討しているという。
 性別欄がなければ男女別が出せるわけないじゃないか。

 以前、読者の方からも質問があり、いつかこの話題を取り上げなくてはと思っていたのだが、時代の流れというか、世の中の雰囲気というものを考えると、今まで出していなかった男女別を、このタイミングで出すようになるとは到底思えない。
 というのが本日の結論だ。

県立学校へのタイムカード導入がまたもやピンチ

 埼玉県立学校における教員の勤務管理システム導入が再びピンチを迎えている。
 例のタイムカードの件だ。

 このブログで何度か書いているように、私は「今さら導入してどうなる」という考えだから別に構わんが、その経緯がどうも気に入らんな。

 順を追って説明しよう。

 前年度(平成30年度)は、当初予算では計上されたが、その後、予算特別委で付帯決議が出され執行停止となった。
 今年度(平成31年度)、再び当初予算に計上されたが、またもや付帯決議により執行停止に追い込まれそうだ。
 まだ最終決定ではないが、2年連続で予算化はするが、執行停止という事態になりそうなのだ。

 付帯決議を出しているのは自民党県議団だ。
 埼玉県議会では自民党が単独過半数を占めているのだが、上田清司知事は、旧民主党を基盤として知事になった人。ということで、もともと対立の構図。
 で、この両者、4年前の県知事選で上田清司知事が自ら定めた多選禁止条例を破って四選を果たしたあたりから、対立が露わになっている。
 そう言えば、小松弥生教育長就任に待ったをかけたのも自民党だった。

 「出退勤時間を管理するだけは、教職員の勤務状況は改善せず、本県の教育力向上につながらない」というのが予算執行停止の理由で、これだけ見ればまったくその通りなのだが、本当にこれだけか。
 自民党県議団が、教員の働き方改革について何か代替案を持っているとは聞かないので、どうも嫌がらせにしか思えない。こんなことをやっていると、それこそ本県の教育力向上につながらんぞ。

 今年の夏、知事選挙が行われる。
 まさかそれはないと思うが、上田清司知事の五選出馬の噂もくすぶっている。
 埼玉県民でありながら埼玉県政に疎い私であるが、近く行われる統一地方選や夏の県知事選をにらんだ駆け引きの中で、「教員の働き方改革」が政争の具として使われているとしたら残念なことだ。

埼玉県公立入試・追検査実施校について続報

 昨日、埼玉県公立入試・追検査実施校についての記事を書いたところ、読者の方から、実施校は3月5日の「埼玉県 県政ニュース」で発表されているとのご指摘がありました。

 こちらです。
 ↓
 追検査実施校

 教えていただいて感謝です。
プロフィール

梅野弘之

Author:梅野弘之
受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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