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専門高校もいいが、大卒も捨てきれない

 20181117産業教育フェア

 今日は予定通り「埼玉県産業教育フェア」を見に行ってきたから、その流れで専門高校(専門学科)の未来について考えてみようかな。

 埼玉県内に専門高校(普通科併設ではなく専門学科だけの高校)は約30校あるが、私が行ったことがない(=授業や実習を見たことがない)のは3校だけ。
 ね、結構な専門高校ウォッチャーでしょ。
 そういう私から見て、専門高校の生徒は、よく勉強していますよ。

 ほとんど分からない英語や数学を無理やり勉強させられるより、興味のあることを学んだほうが楽しいに決まっている。

 ただ、今の時代、というか、これからの時代を考えると、高卒でいいかという問題は残る。
 たしかに、専門技術や資格を身に付ければ、Fランクの底辺大学からでは到底入れないような企業に就職できるわけだし、それでちゃんと世の中を渡っていける。
 だから、高卒でいいじゃないかと思うのだが、20年30年先を考えると、いま中卒がめずらしいのと一緒で、高卒も絶滅してしまうかもしれず、そう考えると、やはり大卒にしておいたほうがいいのではと考え直したりするわけである。

 専門高校の良さは分かるんだが、大卒も捨てきれない。

 このジレンマを解消するには、「専門高校→大学」というコースを選択しやすくすることだろう。別に全員が大学に行く必要はないが、行きたい人は行けるシステムにすること。

 そのためには、現在でも専門高校から推薦で大学に進む道はあるが、これをもっと拡大する。
 それと、学費だ。
 高等教育を無償にするなら、高校時代にきちんと勉強した子を優先すべきで、普通科であれ専門学科であれ、真面目に勉強した子は、お金の心配をしなくていい制度にする。おバカは最後でいいよ。

 入試と学費という2つの問題を解消してあげれば、「専門高校→就職」だけでなく、「専門高校→大学」という道が、もっと選びやすくなる。
 「就職」という差し迫った目標が、かれらの勤勉さの元となっているのは間違いなく、間に大学が入ることで、技術習得や資格取得へのモチベーションが低下する恐れもあるが、入試や学費のハードルを一定レベルに保てば大丈夫だろう。努力した人は、就職でも大学でもどっちでも選べるということだ。

 産業教育フェアは明日も行われているので、お近くの方はぜひ。

今度の土日は「産業教育フェア」に行ってみよう

 20181114第27回埼玉県産業教育フェア

  11月17日(土)、18日(日)の両日、大宮ソニックシティで「埼玉県産業教育フェア」というイベントがあるので、別に頼まれたわけではないけれど宣伝しておきますよ。

 「第28回埼玉県産業教育フェア」のサイトはこちらから

 「産業教育フェア」なんてネーミングにするものだから、中身がよく分からないと思うが、専門高校(専門学科)の生徒たちによる日ごろの勉強の成果の発表会ね。私は17日に行く予定。
 塾や中学校の先生も、専門高校がまとめて見られるいい機会だから時間があったら行ってみてください。

 受験生の姿はあまり見かけないが、小学生や小さな子供が遊びに来ている。イベント広場で工業高校の生徒が「ミニ電車体験」みたいのをやっていて、結構楽しめる。

 私はこの業界(何の業界だ?)の人間としては、かなり専門高校(専門学科)を見ている方だと思う。
 新聞の取材ということもあるが、今年も大宮商業、久喜工業、誠和福祉などに行ってきた。あと、最近だと花咲徳栄・食育実践科の体験授業。

 何となくというか、とりあえず普通科みたいな風潮がある中で、かれらには目標があるので、授業は真剣だし楽しそう。外部講師(プロ)が担当する授業も多く、かなりハイレベル。

 この話は前にしたかもしれないが、専門高校(専門学科)に行くことは、進むべき方向が限定され可能性を狭めると考えている人もいるようだが、逆でしょう。
 専門技術や知識、あるいは資格を身につければ、それを武器に己の人生を切り拓いて行けるのだから、むしろ可能性は広がるという考え方もできる。
 範囲は限定的だが、大学進学の道も開かれている。

 先生方は、普通科の高校を出て有名な大学に進んだ人が多いから(いや、ほとんどだから)、専門高校(専門学科)のことは知らないと思う。かく言う私も、教員時代も含めまったく知識も経験も持たない。
 というわけで、ただいま勉強中。

浦高は偏差値70って言うが、説明会は60前後だったかな

20181027浦和高校教育活動説明会

 県立浦和高校の教育活動説明会(要するに学校説明会)に行ってきた。

 偏差値70以上の学校だが、説明会の企画・運営を採点すると偏差値60前後といったところかな

 説明会は年2回。1回目は夏休みの終わりに外部会場で、2回目は10月の終わりに学校でというのが毎年のパターンだ。
 進学フェアや合同説明会にはブース参加するものの、学校主催の説明会は、たったの2回。それで生徒が集まるんだから、うらやましいかぎりだ。

 本日のメニュー
 1 校長挨拶
 2 入試について
 3 浦高の教育活動について
 4 校歌紹介(グリー部)
 5 パネルディスカッション「浦高生、浦和高校を語る」

 一つずつ語って行くよ。
 1 校長挨拶
 配布資料には5分とあったが10分は話していた。小島克也校長は浦高OBなんだが、この学校では卒業生が校長になるのは珍しい。
 前にもどこかで書いたと思うが、お客さん呼んどいて、校長が「今日はよく来てくれました」って文字通りの挨拶だけというのは失礼なので、最初から10分とか15分取っとくべきじゃないかな。卒業生なんだし、熱く語ればいい。

 2 入試について
 私流にまとめると、「学検点重視の入試だから、少しくらい調査書が悪くても気にすんな」、「理社はみんな高得点で差がつかんぞ。差がつくのは数学と英語だ」という話。
 時期が時期だから、ここももう少し時間をとって、限界ぎりぎりまで踏み込んだ話をしてほしいところだ。

 3 浦高の教育活動について
 授業・進路指導・学校行事・部活などをスライドを使って説明するコーナーで、45分の長丁場。
 なんだが、いきなり「高大接続」とか「大学入試改革」とかの説明。ちょっと待て、今日のお客はそこ聞きたくて来てるの? 入り方違うんじゃないの。
 私だったら、来週、11月4日が伝統の「50キロ強歩大会(通称:古河マラソン)」だから、そこから入ると思うな。天下の公道を使ってのレースなんて、今さらどこの学校が計画したって実現できないでしょう。
 で、その話から入って行くと、伝統校の強みとか、卒業生による物心両面の支援とか、生徒同士の協力とか、浦高らしさに話を進められる。
 来年は入り方研究してね。

 4 校歌紹介
 チア―とかダンスとか華やかなのがないから、ここはグリー部(合唱)でいいか。
 
 5 パネルディスカッション「浦高生、浦和高校を語る」
 実際はインタビューだね。二人とも東大志望のようだが、そのうちの一人に見覚えがあると思ったら、去年の文化祭実行委員長だった。取材したことがある。
 「浦和高校を語る」だったので仕方ないが、もうちょっと高校入試の話、なんで浦高にしたかとか、どんな勉強をしたかというあたりに話題を振ってあげると受験生も喜んだだろう。

 

内容盛り沢山過ぎないか浦和一女の説明会

 20180922浦和一女学校説明会

 昨日(22日)、県立浦和一女の学校説明会に行ってきた。

 浦和駅からは徒歩10分程度で、比較的分かりやすい場所にあるのだが、たぶん私立だったら駅の改札から校門まで要所要所に人員を配置して誘導するだろうね。でも今日は普通に授業が行われていて余剰人員がいないから仕方ないか。一女を受けようかという生徒だったら、そのくらい自分で調べて来い。

 体育館には1200人分の椅子が用意されていた。最終的には1000席ほどが埋まったようだ。
 今日の説明会メニュー(10:00~11:20)。
 1 校長挨拶
 2 マンドリン部演奏
 3 学校概要
 4 SSHの取組と成果
 5 生徒会長挨拶
6 学校紹介ビデオ上映

 この後、希望者には個別面談。また、「授業公開・授業体験・校内見学」などを自由に行い、午後からは部活動見学やSSHの発表会と、盛りだくさん。1日で全部やってくれるのは有難いと言えば有難いのだが、フルに参加しようと思ったら弁当持ちだね(学食なしの学校だから)。

 学校紹介ビデオの上映は開会30分前くらいから開会までの連続再生でよかったんじゃないか。全部説明し終わってから学校紹介というのも変でしょう。ただし、ビデオそのものは全国大会出場のアナウンス部制作だから高校生の作品としてはクオリティが高い。

 校長挨拶の中で「東大10人目指します」。
 今年4人(現役3人)だからそうでしょう。公立は進学指導に熱心じゃないと思われているんだから、ちゃんと言ったほうがいい。

 学校概要の中で入試説明をしていた。
 受験生が一番気になるところだから、独立した入試説明というメニューがあってもよかった。
 調査書335点のうち、学習の記録(いわゆる内申点)が180点で、部活等が120点、その他が35点。一見すると部活動等が重視されているようだが、これにより学習の記録の重みが相対的に軽くなる。しかも部活動等の得点基準はかなりハードルが高いので、事実上ここでは差がつかない。つまり学力検査で高得点できる人が有利になる仕組みになっているという話だったと思うが、分かってくれたかな。

 SSHの取組と成果。
 学校概要に組み込んでもよかったかもしれない。

 生徒会長挨拶。
 さすが会長、堂々としてる。「自分が自分らしくいられる(学校)」。女子校の魅力かな。以前、直接話を聞く機会があったが、最初は別の学校を志望していたけど、実際に学校を見に来て、「やっぱり、こっちだ」と一瞬にして変わったと言っていた。

 個別相談に臨む人がもっと多いかと思ったが、意外に少なかった。学校側も授業で先生が出払っているから十分に対応できないという事情もある。

 以上、一日遅れのレポートでした。

説明会や個別相談にカジュアルな服装で来る親に言っておこう

20180915花咲徳栄学校説明会

 学校説明会や個別相談に、親はどんな服装で行くべきか。

 そんなの常識で考えれば分かるでしょう。
 と思うのだが、分かんない人もいるみたいだから注意しておくよ。

 フォーマルとカジュアル。
 説明会や相談は、さあどちら? ないしはどっちにより近いか?
 って、愚問だね。
 子どもの将来を決めようっていう場が、カジュアルなわけない。

 お父さんならダークスーツにネクタイ、と、そこまでは言わないが、もう真夏じゃないんだからジャケット着用ぐらいのセンスは持たないとね。Tシャツ・ポロシャツはないでしょう。ジーンズも基本NG。ジャージやスウェットに至っては何をかいわんや。

 私の観察によると、学校によるフォーマル度とカジュアル度の関係はおおむねこんな感じ。

 20180915フォーマル度カジュアル度

 どんな服装をして行ったって、学校側は差別なんかしませんよ。そもそも先生の服装がいい加減なわけだし、次々相談に乗らなきゃならない中で、親の服装までチェックしている余裕はない。

 だからそういう問題じゃなくて、親がわが子に、どう示しをつけるかって話だ

 「お父さん、どうしたのビシッと決めちゃって」
 「何を言う。今日はお前にとって大事な日なんだ。お遊びじゃないんだよ。先生の説明をしっかり聞いて、相談して、お前の将来を決めようって日に普段着で行けるか。だいいち学校や先生に対して失礼だろう」

 という会話が実際に交わされるかどうかは別として、親が相応の服装をすることにより、子どもの真剣さがより増すわけだし、時と場合によって服装は替えるものだと教えることができる。
 というわけだから、親は、学校側がどう見るかではなく、子どもがどう受け取るかを考えてほしい。
プロフィール

梅野弘之

Author:梅野弘之
受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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