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連休中の定番「東部私学の集い」へ行ってきた

 20190429東部私学の集い

 4月29日は「東部私学の集い」。
 ここ数年の定番だ。

 埼玉県東部地区の私立中高による合同説明会。場所は春日部ふれあいキューブ。参加校は春日部共栄・獨協埼玉・花咲徳栄・開智未来・昌平・叡明の6校。
 平成16年、春日部共栄・獨協埼玉・開智の3校が中高一貫校のPRのために始めたものだが、その後高校単独校も加えた東部私立全体の合同説明会に変わった。

 会場を二つに分け、一方でブースを設けての個別相談、一方で各校20分ずつの説明(プレゼン)が午前午後の2回行われるスタイル。途中で帰ってきたが、午後2時半現在で来場者は2500人ほど。

 ついこの間、2019入試が終わったと思ったら、もう2020入試に向けた説明会シーズンがやって来た。
 私の今シーズンの注目点は、私立を第一希望とする受験生が昨年に比べ、どれだけ増えるかということである。
 その際、一つの目安となるのが、毎年行われる「10月1日現在の進路希望調査」というもの。ここで、どれだけの中3生が私立を希望校として書くか。

 ここ5年間のグラフを作ってみた。
 10月1日現在において、全日制高校希望者のうち、どれだけが県内私立または県外校を希望校として書いたか、その割合を示したものだ。なお、この調査で書けるのは一人一校である。

 20190429私立希望者10月1日現在

 この調査の対象は県内全中3生であるから、県内私立希望者の中には、系列(附属)中学校生も含まれる。また、県外希望者は、都内などの私立が多いと思われるが、隣接県の公立ということも考えられる。
 以上2点を差し引いても、徐々に県内私立や県外私立が増えていると推測できる。はたして今年度、この時点の県内私立希望者が15%を超えるか、また超えないまでもどこまで近づくか。そこが私の注目点だ。

※追記
 進学塾「教学館」さんによる「東部私学の集い」の動画レポートがあります。雰囲気を知りたい方はどうぞ。
 「東部私学の集い」動画レポート

大宮開成は分かりやすい学校だ

 大宮開成中学・高校の入試報告会に行ってきた
 塾及び教育関係者が対象で、場所は大宮のパレスホテル。
 ホテル宴会場を借り切っての説明会というところがさすが私立であって公立には真似ができない。

 入試報告会ということなので、入口の中高入試と、出口の大学入試の結果報告が主な内容だ。
 中学は120人募集のところ、入学者193人。
 高校は500人募集のところ、入学者503人(内部進学者を含めると595人)。

 特に中学募集は、定員を確保できない学校が多い中、驚異的とも言える数字だ。
 県内では今年31校が中学募集を行ったが、定員を確保できたのは、浦和明の星女子・開智・埼玉栄・栄東・淑徳与野・昌平・星野学園・立教新座などごく少数で、80人募集のところ20人も集まらなかったという学校が数校ある。

 おそらく学校側の想定以上に保護者の期待が集まっているということなのだろう。その分、責任も重くなったわけだが、学校側も集まったら集まったでいろいろな問題が生じるので、喜んでばかりはいられないと気を引き締めていた。

 県内私立中学としては、大学附属の立教新座を別格とすれば、栄東・開智がツートップと言えるが、それに次ぐと見られているのが今のところ大宮開成と昌平だろう。
 中学入試は、高校入試と比べて大学進学実績が募集に強く影響する。というか、ほとんどそれで決まっているのが実情だ。少なくとも今の埼玉県内では。
 高校入試では、部活で選ぶという選択方法もあるが、中学入試には部活という選択肢はない。

 東大2人をはじめ、国立大学(国公立ではない)に101人、早稲田72人・慶応33人・上智53人。今年は都内大学の定員厳格化の影響で合格数を減らしている高校が多い中、GMRARCクラスも含め、その影響をほとんど感じさせない本年度の大学入試結果だ。

 大宮開成というと「勉強ばっかりやらせている学校」という印象を持っている人も多いだろう。その通りだ。
 「ばっかり」かどうかは別として、たしかに生徒はよく勉強している。
 私立によくあるように、部活の指導者を招いて練習環境を確保し全国を目指すという発想は、この学校にはない(全国が期待できるのは伝統のアーチェリー部ぐらいか)。
 しかし、私立なのだから、こういうやり方の学校があってもいいだろう。
 
 旗幟鮮明
 私のような立場の者にとって、この学校は説明しやすい学校だ。
 とにかく「こういう学校ですよ」と説明しやすい。ということは聞く方にとっても分かりやすい学校なのだろう。
 判断は各自で自由にされればよろしいし、批判もご自由だが、主義主張や方針をはっきり示すことの重要性をこの学校は教えてくれている。

専門高校もいいが、大卒も捨てきれない

 20181117産業教育フェア

 今日は予定通り「埼玉県産業教育フェア」を見に行ってきたから、その流れで専門高校(専門学科)の未来について考えてみようかな。

 埼玉県内に専門高校(普通科併設ではなく専門学科だけの高校)は約30校あるが、私が行ったことがない(=授業や実習を見たことがない)のは3校だけ。
 ね、結構な専門高校ウォッチャーでしょ。
 そういう私から見て、専門高校の生徒は、よく勉強していますよ。

 ほとんど分からない英語や数学を無理やり勉強させられるより、興味のあることを学んだほうが楽しいに決まっている。

 ただ、今の時代、というか、これからの時代を考えると、高卒でいいかという問題は残る。
 たしかに、専門技術や資格を身に付ければ、Fランクの底辺大学からでは到底入れないような企業に就職できるわけだし、それでちゃんと世の中を渡っていける。
 だから、高卒でいいじゃないかと思うのだが、20年30年先を考えると、いま中卒がめずらしいのと一緒で、高卒も絶滅してしまうかもしれず、そう考えると、やはり大卒にしておいたほうがいいのではと考え直したりするわけである。

 専門高校の良さは分かるんだが、大卒も捨てきれない。

 このジレンマを解消するには、「専門高校→大学」というコースを選択しやすくすることだろう。別に全員が大学に行く必要はないが、行きたい人は行けるシステムにすること。

 そのためには、現在でも専門高校から推薦で大学に進む道はあるが、これをもっと拡大する。
 それと、学費だ。
 高等教育を無償にするなら、高校時代にきちんと勉強した子を優先すべきで、普通科であれ専門学科であれ、真面目に勉強した子は、お金の心配をしなくていい制度にする。おバカは最後でいいよ。

 入試と学費という2つの問題を解消してあげれば、「専門高校→就職」だけでなく、「専門高校→大学」という道が、もっと選びやすくなる。
 「就職」という差し迫った目標が、かれらの勤勉さの元となっているのは間違いなく、間に大学が入ることで、技術習得や資格取得へのモチベーションが低下する恐れもあるが、入試や学費のハードルを一定レベルに保てば大丈夫だろう。努力した人は、就職でも大学でもどっちでも選べるということだ。

 産業教育フェアは明日も行われているので、お近くの方はぜひ。

今度の土日は「産業教育フェア」に行ってみよう

 20181114第27回埼玉県産業教育フェア

  11月17日(土)、18日(日)の両日、大宮ソニックシティで「埼玉県産業教育フェア」というイベントがあるので、別に頼まれたわけではないけれど宣伝しておきますよ。

 「第28回埼玉県産業教育フェア」のサイトはこちらから

 「産業教育フェア」なんてネーミングにするものだから、中身がよく分からないと思うが、専門高校(専門学科)の生徒たちによる日ごろの勉強の成果の発表会ね。私は17日に行く予定。
 塾や中学校の先生も、専門高校がまとめて見られるいい機会だから時間があったら行ってみてください。

 受験生の姿はあまり見かけないが、小学生や小さな子供が遊びに来ている。イベント広場で工業高校の生徒が「ミニ電車体験」みたいのをやっていて、結構楽しめる。

 私はこの業界(何の業界だ?)の人間としては、かなり専門高校(専門学科)を見ている方だと思う。
 新聞の取材ということもあるが、今年も大宮商業、久喜工業、誠和福祉などに行ってきた。あと、最近だと花咲徳栄・食育実践科の体験授業。

 何となくというか、とりあえず普通科みたいな風潮がある中で、かれらには目標があるので、授業は真剣だし楽しそう。外部講師(プロ)が担当する授業も多く、かなりハイレベル。

 この話は前にしたかもしれないが、専門高校(専門学科)に行くことは、進むべき方向が限定され可能性を狭めると考えている人もいるようだが、逆でしょう。
 専門技術や知識、あるいは資格を身につければ、それを武器に己の人生を切り拓いて行けるのだから、むしろ可能性は広がるという考え方もできる。
 範囲は限定的だが、大学進学の道も開かれている。

 先生方は、普通科の高校を出て有名な大学に進んだ人が多いから(いや、ほとんどだから)、専門高校(専門学科)のことは知らないと思う。かく言う私も、教員時代も含めまったく知識も経験も持たない。
 というわけで、ただいま勉強中。

浦高は偏差値70って言うが、説明会は60前後だったかな

20181027浦和高校教育活動説明会

 県立浦和高校の教育活動説明会(要するに学校説明会)に行ってきた。

 偏差値70以上の学校だが、説明会の企画・運営を採点すると偏差値60前後といったところかな

 説明会は年2回。1回目は夏休みの終わりに外部会場で、2回目は10月の終わりに学校でというのが毎年のパターンだ。
 進学フェアや合同説明会にはブース参加するものの、学校主催の説明会は、たったの2回。それで生徒が集まるんだから、うらやましいかぎりだ。

 本日のメニュー
 1 校長挨拶
 2 入試について
 3 浦高の教育活動について
 4 校歌紹介(グリー部)
 5 パネルディスカッション「浦高生、浦和高校を語る」

 一つずつ語って行くよ。
 1 校長挨拶
 配布資料には5分とあったが10分は話していた。小島克也校長は浦高OBなんだが、この学校では卒業生が校長になるのは珍しい。
 前にもどこかで書いたと思うが、お客さん呼んどいて、校長が「今日はよく来てくれました」って文字通りの挨拶だけというのは失礼なので、最初から10分とか15分取っとくべきじゃないかな。卒業生なんだし、熱く語ればいい。

 2 入試について
 私流にまとめると、「学検点重視の入試だから、少しくらい調査書が悪くても気にすんな」、「理社はみんな高得点で差がつかんぞ。差がつくのは数学と英語だ」という話。
 時期が時期だから、ここももう少し時間をとって、限界ぎりぎりまで踏み込んだ話をしてほしいところだ。

 3 浦高の教育活動について
 授業・進路指導・学校行事・部活などをスライドを使って説明するコーナーで、45分の長丁場。
 なんだが、いきなり「高大接続」とか「大学入試改革」とかの説明。ちょっと待て、今日のお客はそこ聞きたくて来てるの? 入り方違うんじゃないの。
 私だったら、来週、11月4日が伝統の「50キロ強歩大会(通称:古河マラソン)」だから、そこから入ると思うな。天下の公道を使ってのレースなんて、今さらどこの学校が計画したって実現できないでしょう。
 で、その話から入って行くと、伝統校の強みとか、卒業生による物心両面の支援とか、生徒同士の協力とか、浦高らしさに話を進められる。
 来年は入り方研究してね。

 4 校歌紹介
 チア―とかダンスとか華やかなのがないから、ここはグリー部(合唱)でいいか。
 
 5 パネルディスカッション「浦高生、浦和高校を語る」
 実際はインタビューだね。二人とも東大志望のようだが、そのうちの一人に見覚えがあると思ったら、去年の文化祭実行委員長だった。取材したことがある。
 「浦和高校を語る」だったので仕方ないが、もうちょっと高校入試の話、なんで浦高にしたかとか、どんな勉強をしたかというあたりに話題を振ってあげると受験生も喜んだだろう。

 
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梅野弘之

Author:梅野弘之
受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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