今晩京都泊。明日、「戸津説法」を聴くため

 夕方、京都にやってきた。
 明日、比叡山の麓、坂本の東南寺で行われる「戸津説法」を拝聴するためだ。

 「戸津説法」の戸津は地名で、この地で行われる高僧(偉いお坊さん)の法話(仏教についてのお話)が「戸津説法」。
 毎年、8月21日から25日までの5日間行われる日本天台宗の行事で、説法師は毎年1名ずつ選ばれる。

 「戸津説法」の説法師を務めると、その後、「望擬講(ぼうぎこう)」、「擬講(ぎこう)」、「己講(いこう)」、「探題(たんだい)」と位階を昇って行って、最後は、天台宗の最高位である「天台座主(てんだいざす)」になる可能性があるので、「戸津説法」は座主への登竜門などと言われている。

 天台座主は終身の位なので、次に控える探題が座主に昇格するのは、座主が亡くなられた時だけである。継承順位が決まっているので、前座主の半田孝淳師が亡くなったときも、即日、現座主の森川宏映師が就任した。
 
 今年、説法師を務めるのは、横浜・円満寺の西郊良光住職で、私はちょっとしたご縁があり、めったにない機会なので、この際拝聴させていただこうということで、はるばる琵琶湖の畔までやって来たという次第である。

 西郊良光師は、私より10歳上の76歳だと思うが、この世界ではまだ若い部類ということだ。前の半田座主も、今の森川座主も、90歳を過ぎて就任しているくらいだから、それも頷ける。

 「戸津説法」の様子はツイッターでお伝えする。
(って、ほとんどの人は興味ないと思うけど)
 

京都日帰り、石清水八幡宮参拝の旅

 昔ならった吉田兼好「徒然草」五十二段。

 ●原文
 仁和寺にある法師、年よるまで岩清水を拝まざりければ、心うく覚えて、あるとき思ひ立ちて、ただ一人、徒歩より詣でけり。
極楽寺、高良などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。
 さて、かたへの人にあひて、「年ごろ思ひつること、果たしはべりぬ。聞きしにも過ぎて尊くこそおはしけれ。そも、参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かありけん、ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意なれと思ひて、山までは見ず」とぞ言ひける。
 少しのことにも、先達はあらまほしきことなり。

 ●現代語訳
  仁和寺にいた法師が、歳を取るまで岩清水八幡宮を拝みに行ったことがなかったので、残念に思っていたが、ある時思い立って、一人で歩いてお参りに行った。極楽寺や高良神社などを拝んで、これでいいだろうと思って帰ってきた。
 後で仲間にあって「ずっと思ってきたことをついに実行したよ。聞いていた以上に尊かったな。そういえば、参拝客の中に山に登っている連中がいたけど、何かあったんだろうか。まあ、気にはなったんだが、神に参拝するのが本来の目的だから、山には登らなかったよ」と言った。
 ほんの小さなことでも、案内してくれる人は必要だよな。


 というわけで、年をとるまで行ったことがなかった石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)を参拝。
 京都駅から、JR奈良線、京阪電車を乗り継ぎ「八幡市駅」下車。
 徒然草で予習していたので、ちゃんと山まで見て来た。
 
 二所宗廟(にしょそうびょう)という言葉がある。
 皇室の祖先を祭る二つの神社のことで、伊勢神宮と石清水八幡宮がそれである。
 (古くは、石清水八幡宮ではなく大分の宇佐神社だったと言われる)

 伊勢神宮には何度も行っているので、まだ行ったことのない、石清水八幡宮を参拝したという次第。

 石清水八幡宮02
 山頂まで「男山ケーブル」(片道200円)を使うという手もあるが、ここは徒歩(かち)より詣でけり。

 石清水八幡宮03
 仁和寺(にんなじ)の法師は、「山までは見ず」、つまり、これを見なかった。

 

 
 


そうだ日光行こう

 そうだ日光行こう。

 毎年この時期、親しくしている塾の先生方と鬼怒川温泉「あさや」に行っている。日曜日の夜に行って宴会やって、翌日朝には帰って来て午後からは仕事。せっかくの休日なんだから、もっとゆっくりすればと思うが、そうもいかないようだ。

 そういう私もまったく同じパターンで、今日も午後から2件ほど人に会う約束を入れていた。
 でも、ちょっと頑張れば、日光東照宮まで行けるかもしれない。前回行ったのはたしか5年か6年前で、平成の大修理の真っ最中だった。その工事もある程度完成したようだから、一度見ておこう。
 というわけで、そうだ日光行こう。

 鬼怒川温泉から今市まで戻り日光有料道路にのる。本来なら杉並木の旧道を行きたいところだが、ここは時間の節約だ。
 神橋(しんきょう)付近で予想外の渋滞に見舞われたが、この日行われていた「弥生祭」のためだった。まあ、これが見られて運が良かったと言うべきか。

 東照宮駐車場に車を停める。料金600円。まあ仕方ないか。安い駐車場を探している暇はない。

 境内は月曜日の午前中にも関わらず大勢の観光客。
 年配者が多い。自分もその一人。
 それと外国人観光客。かれらに曜日は関係ない。
 ガイド付きで見学している団体客が目立ったが、私は、以前来た時に神職の方に懇切丁寧な解説をしてもらっているから、説明は不要だ。

 拝観料1300円。高いな。
 と言って、ここで帰るわけにはいかない。
 「五重塔」をちらりと見て、有名な「三猿」を見て、陽明門くぐり、「眠り猫」を見て、石段昇って「奥宮」を参って、帰りに「鳴龍」を見て(聴いてかな?)、写真をバチバチ撮りまくり、ほぼ駆け足で東照宮を制覇。なんて忙しい観光なんだ。

 ああ、もう12時だ。
 明治の館でチーズケーキ買うか。金谷ホテルのベーカリーでパン買うか。いや、そんな時間はない。次でいいや。
 と、いつもながら大忙しの旅であった。

 日光 弥生祭
 運よく見られた弥生祭

 日光 三猿
 見ざる、言わざる、聞かざる

 日光 陽明門
 ゴテゴテであまり好きじゃない。

 日光 眠り猫
 左甚五郎作 眠り猫。小さい。

 日光 奥宮
 基本、高いところには昇ってみる。

 日光 大修理
 平成の大修理はまだまだ続く。






行き当たりばったり京都・お花見の旅

 土曜日、会合あり京都へ。
 会合終わり、まだ7時だからと二条城ライトアップを見に行くことにするが、結構雨が強く楽しむ余裕なし。

 日曜日。
 早起きし鴨川沿いを走るつもりだったが、雨が激しいのでやめた。
 このまま帰ってもやることないし、花見でもして行くか。

 京都駅で荷物をコインロッカーに預ける。1日500円。空いてるロッカーが少ない。
 外国人観光客が、「使い方がわからん」と英語で聞いてきたから、「カギが付いてるのが空きだから、荷物を入れて500円を投入しろ。詳しくは案内を見ろ。おれは英語は苦手だ」と、かなり適当な英語で答えてやった。

 さて、どこに行く。

 駅から近いという理由で東寺へ行ってみた。またの名を教王護国寺。空海ゆかりの寺だから真言宗だ。
 東寺

 敷地内に京都きっての進学校、洛南高校があるので見ておこう。
 洛南高校

 京都駅に戻り、地下鉄烏丸線・東西線を使い南禅寺に向かった。蹴上のインクライン沿いの桜がキレイと聞いていた。
 蹴上インクライン

 ここからは全部歩きと決めた。頭の中にある京都地図によると平安神宮は近い。4年前に出た京都マラソンのゴールだ。来年は抽選当たらないかな。
 平安神宮

 次は久しぶりに知恩院に行ってみよう。法然の浄土宗だ。
 知恩院

 円山公園は東京で言うと上野公園かな。
 円山公園

 この後、八坂神社を抜け四条通、川端通り、五条通、烏丸通と歩き京都駅に戻る。
 人気のベーカリー・志津屋でパンを買う。
 志津屋

 
 
 



 

 

最後は「神頼み」しかないだろう

 受験生に成り代わり「学問の神様」に祈願してきたぞ。
 北野天満宮(京都)。

 合格祈願!
 と行きたいところだが、誰かが受かれば、誰かが落ちるのが入試であるから、全員の合格祈願というのは矛盾しておるな。
 そう思って、「受験生みんなが、試験当日、持てる力を思う存分発揮できるように」とお願いしてきた。これならいいだろう。

 北野天満宮

 北野天満宮  絵馬
 奉納された絵馬の数が半端じゃない。

 北野天満宮 no
 今の季節、こちらが目的の観光客も多い。


※北野天満宮のことは2014年10月1日付のブログにも書いた。
  以下、再録(再掲載)である。

 平安時代の政治家であり学者であった菅原道真(すがわら・みちざね)を祀る神社である。
 東京の湯島神社と並んで、受験生に人気の神社だ。

 菅原道真は、政界における勢力争いにやぶれ都(京都)から追放された。
 都を去る道真が詠んだのが、次の歌である。
 「東風吹かば、にほひおこせや 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」
 (こちふかば においおこせや うめのはな あるじなしとて はるなわすれそ)
 ※「春な忘れそ」は「春を忘るな」とも言う
 
 現代語訳)暖かい東風が吹いてきたら、花を咲かせその香りをとどけておくれ。私という主人がいなくなっても、春を忘れるんじゃないよ。頼んだぜ、梅ちゃん。

 道真は都を追われ、大宰府に流された。いまの福岡県である。
 そして。この地で没したのだが、その後、都では縁起の悪いことが続いた。これはきっと道真のたたりに違いないということで、それを鎮めるために作られたのが北野天満宮の起こりだと言われている。

 道真が当代一流の学者であったこともあり、北野天満宮は、「学問の神様」をおまつりする神社ということになり、受験生の人気を集めるようになった。