不合格者をたくさん出した学校を調べてみた

 新聞等で調べれば分かることであるが、27年度埼玉県公立高校入試の結果について、次の2点を調査してみた。
1.各校が、予定していた合格者に対し、どれだけ余分に合格者を出したか。
2.多くの不合格者を出したのはどこの学校か。

1.超過合格者数調査(実際の合格者数-入試募集人員)
20人 伊奈学園総合
18人 浦和
11人 浦和一女・越谷西・本庄
10人 上尾・川口北・熊谷女子・越ヶ谷
 9人 朝霞西・浦和西・大宮南・春日部・川口・川越女子・川越南・熊谷・越谷南・草加・所沢・所沢北・与野
 以上。すべて普通科。
 受験者が入試募集人員を超えた学校の、ほぼすべてが超過合格者を出している。不合格者をできるだけ少なくしよう(実質倍率をできるだけ下げよう)というのが県の方針のようである。

 にも関わらず、倍率の高い学校では、相当数の不合格者が発生してしまう。それをまとめたのが次のデータだ。

2.不合格者数調査
211人 南稜
206人 所沢北
205人 浦和
199人 蕨
198人 川口北
191人 浦和西
185人 越ヶ谷・市立浦和
183人 春日部
182人 浦和南
176人 越谷南
156人 川越女子
154人 大宮
150人 浦和一女
100人~149人 川越・川越南・伊奈学園・不動岡・和光国際・大宮南・越谷北・大宮西・松山
 南稜・蕨・越谷南・不動岡・和光国際は普通科と外国語科を合わせた数字、大宮・越谷北・松山は普通科と理数科を合わせた数字となっている。 

平成27年度埼玉県公立高校入試確定倍率(続報)

 今回は、志願者数の変動についてまとめておく。(普通科のみである)

◆当初の志願者(2月19日)より、変更後(2月24日)の志願者が増えた学校
川口青陵 28人
川越初雁 22人
岩槻北陵 20人
栗橋北彩 19人
越生 18人
越谷東 17人
八潮南 14人
大宮東 13人
鳩山 13人
上尾南 12人
庄和 11人
浦和北 10人
川口東 10人
飯能南 10人

◆当初の志願者(2月19日)より、変更後(2月24日)の志願者が減った学校
南稜 -29人
蓮田松韻 -23人
宮代 -23人
白岡 -18人
浦和 -17人
越ヶ谷 -17人
日高 -17人
富士見 -15人
岩槻 -14人
川口 -13人
川越西 -13人
鶴ヶ島清風 -13人
大宮武蔵野 -12人
蕨 -11人
川口北 -10人
所沢北 -10人
新座 -10人
本庄 -10人
和光 -10人

 以上は、増減を実人数でみたものである。次に倍率の変化でみてみる。

◆当初の倍率(2月19日)より、変更後(2月24日)の倍率が上がった学校
八潮南 0.90→1.08 +0.18
越生 0.71→0.86 +0.15
鳩山 0.76→0.87 +0.11
岩槻北陵 0.91→1.01 +0.10
進修館 0.72→0.82 +0.10
川口青陵 1.02→1.11 +0.09
川越初雁 0.92→1.01 +0.09
栗橋北彩 0.93→1.01 +0.08
越谷東 0.90→0.96 +0.06
庄和 0.85→0.90 +0.06
飯能南 0.87→0.93 +0.06
上尾橘 0.92→0.97 +0.05
大宮東 0.94→0.99 +0.05

 以上、倍率が0.05ポイント以上、上がった学校であるが、川口青陵を除き、元々の倍率が1倍を切っていた学校(定員割れ校)である。この結果、八潮南・岩槻北陵・川越初雁・栗橋北彩は定員を超えたが、他は依然として定員割れの状態であるので、後日「欠員補充」の試験が行われる可能性が高い。

◆当初の倍率(2月19日)より、変更後(2月24日)の倍率が下がった学校
日高 1.20→1.06 -0.14
白岡 1.16→1.04 -0.11
蓮田松韻 1.11→1.01 -0.10
宮代 1.14→1.04 -0.10
南稜 1.72→1.63 -0.09
富士見 1.15→1.09 -0.06
岩槻 1.30→1.25 -0.05
大宮武蔵野 1.20→1.15 -0.05
浦和 1.68→1.64 -0.05
越ヶ谷 1.67→1.61 -0.05
鶴ヶ島清風 1.13→1.07 -0.05
新座 1.08→1.03 -0.05
和光 1.14-1.09 -0.05

 以上が、倍率が0.05ポイント以上、下がった学校である。この中で、元々の倍率が高かったのは、南稜・浦和・越ヶ谷・岩槻の4校で、他は倍率が全県平均を下回る学校である。

◆その他、主な高倍率校の変化
川越南 1.44→1.41 -0.04
川口北 1.61→1.59 -0.03
所沢北 1.63→1.60 -0.03
蕨 1.54→1.51 -0.03
浦和南 1.62→1.60 -0.02
浦和一女 1.47→1.46 -0.02
川越女子 1.43→1.42 -0.02
春日部 1.55→1.54 -0.01
市立浦和 1.70→1.69 -0.01
和光国際 1.40→1.39 -0.01
浦和西 1.56→1.56 ±0.00
越谷南 1.45→1.46 +0.01

 以上が、元々の倍率が1.4倍を超えていた主な学校の変化である。越谷南がわずかに上がったのが例外で、他は、0.01ポイント~0.04ポイント下げており、若干倍率が緩和されている。(※比較増減の数値は、四捨五入の関係で多少のずれが生じている場合がある)

高倍率校では募集人員を上回る合格者を出す傾向

 今さら倍率を気にするな。
 なんだが、まあ、倍率は低ければ低いほど心の安定が得られるだろうから、念のため受験生有利な情報を伝えておこう。

 現在発表されている倍率は、志願者数を入試募集人員で割ったものである。
 しかし、ここ2年間の実績をみると、高倍率校においては、当初の募集人員を上回る合格者(入学許可候補者と呼ぶ)を出している。
 表現は適切ではないが、合格者は水増しされているのである。
 不合格者をできるだけ少なくしようという配慮である。

 はっきりした決まりはないようであるが、募集クラス数程度、つまり、8クラス募集(320人募集)なら8人ということだが、それぐらいまでは余計に合格者を出してもいい、そんな選考になっている。
 どれぐらい余計に出すかは、ふたを開けてみないとわからないが、多少なりとも倍率は緩和されるわけだ。

 倍率は今が最高で、下がることはあっても上がることはない。
 そう考えれば、ほんの少し、気が楽になるかもしれない。
 

平成27年度埼玉県公立高校入試確定倍率(速報)

 本日で、志願先変更期間が終了した。

 普通科の高倍率校は次のとおり。
 速報値なので詳細は明日の朝刊または県教委ホームページで確認のこと。

 市立浦和 1.69
 浦和 1.64
 南稜 1.63
 越ヶ谷 1.61
 浦和南 1.60
 所沢北 1.60
 川口北 1.59
 浦和西 1.56
 春日部 1.54
 市立川越 1.54
 蕨 1.51
 大宮西 1.47
 浦和一女 1.46
 越谷南 1.46
 県陽 1.46
 川越女子 1.42
 川越南 1.41

 その他、主な学校の倍率
 和光国際 1.39
 川越 1.38
 不動岡 1.36
 越谷北 1.27
 大宮 1.25
 熊谷 1.23
 熊谷女子 1.23
 
 

 

志願先、そんなに変わるもんじゃない

 今日は志願先変更期間の1日目。
 そんなに変わるもんじゃない。
 
 当初、倍率が高かった学校(普通科)の今日現在の倍率は次のとおり。 
 市立浦和 1.70 → 1.70
 南稜 1.72 → 1.68
 浦和 1.68 → 1.66 
 越ヶ谷 1.67 → 1.62 
 所沢北 1.63 → 1.61 
 浦和南 1.62 → 1.60
 川口北 1.61 → 1.60 
 浦和西 1.56 → 1.56 
 春日部 1.55 → 1.54 
 蕨 1.55 → 1.52 
 大宮西 1.50 → 1.48
 浦和一女 1.47 → 1.46 
 川越南 1.44 → 1.44 
 川越女子 1.43 → 1.42 
 和光国際 1.40 → 1.39 

 まあ、それぞれ多少下がったかなという程度で、大勢は変わらず。

 1.5倍という倍率は、3人中2人が合格で1人が不合格。公立高校の入試としては、なかなか厳しいものだ。
 明日2日目の結果でさらに下がり、いくつかの学校では事前取り消しや当日欠席があって、さらに下がる。加えて、ここに挙げた学校は、当初の募集人員を超える合格者を出すことが予想されるので、試験後の結果倍率はだいぶ下がるはずだが、それにしても厳しい入試ということに変わりはない。
 心して臨まなければなるまい。
main_line
main_line
プロフィール

梅野弘之

Author:梅野弘之
受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
当ブログを訪問された方
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード