今年も昌平からJリーガー。入団記者会見に行ってきた

 昌平高校に行ってきた。
 J1大宮アルディージャへの入団が決まった同校サッカー部・佐相壱明(さそう・かずあき)君の入団発表会見。
 昨年の2人に続き同校3人目のJリーガー誕生という嬉しいニュース。

 読売・朝日・毎日・埼玉など新聞社、NHKなどテレビが出席していた。

 記者会見にもいろいろなパターンがある。が、その解説は別の機会ということにして、今日の記者発表は学校側が主催したものだ。
 学校側が各マスコミに声をかけ、関心を持ったマスコミが取材に来たということだ。記事にする意志がないマスコミは来ないので、今日来た新聞・テレビはいずれ何らかの形で、記事やニュースにするだろう。
 新聞・テレビは、悪事を働けば頼まなくても取材し記事にするが、そうでない場合はめったに取材に来ない。そういう意味では積極的な広報活動を行った「昌平高校GJ!(Good Job)」といったところである。

 それはそうと、佐相君もプロに行くかどうか迷っただろうね。英検2級というから勉強でも頑張れる子で、大学という選択肢もあった。安全策をとるなら大学進学だろう。
 昌平のスローガンは「手をかけ、鍛えて、送り出す」というものだが、その送り出す先がプロチームなのか大学なのか、先生たちも悩んだだろう。
 だが佐相君は夢を追った。先生たちもその決断を讃え応援した。こうじゃなきゃいけない。

 会見の席上、藤島崇之・サッカー部監督が、「かれにはまだ課題も多いが、それは『伸びしろ』があるということでもある」と述べていた。いい言葉だね。
 そうなんだよ。若者は完成品じゃないから課題だらけなんだよ。だからそれを、あれがだめ、ここがだめと言わず、将来伸びる部分として見てやる。先生というのはそうじゃなきゃいけないんだ。
 私はこの言葉を聞いただけで、今日ここに来た意味があったなと満足した。

 ところで、大宮アルディージャは現在18チーム中16位で、J2降格の危機にある。何とかJ1に残ってもらわないと。

 佐相君会見01
 佐相君会見02
 佐相君会見03




正智深谷ベスト4ならず。全国高校サッカー選手権

 正智深谷高校、残念ながらベスト4進出ならず。
 全国高校サッカー選手権。

 今年は夏のインターハイで昌平がベスト4に入っている。昌平はメンバーからJリーガーが二人も誕生しており、それを破っての出場だけに期待していたのだが惜しかった。
 
 今の若い人は知らないだろうが、全国サッカー選手権での優勝経験があるチームが埼玉には5校もある。
 浦和 3回
 市立浦和 4回
 浦和西 1回
 浦和南 3回
 武南 1回
 
 武南以外は、全部浦和の学校で、しかも公立。
 ひところは、「浦和を制するものは全国を制する」とまで言われたものである。
 今回大会は95回目だが、戦後では69回目となる。
 69回中12回というのは、すごい優勝確率だと思わないか。

 ただ、1981年に武南が優勝を果たしてから、35年間優勝無し。1989年に武南が準優勝、翌90年に同じく武南がベスト4に入って以来、上位進出はない。
 
 最近のサッカー界は、若い子たちが高校のサッカー部ではなく、クラブチーム(Jの下部組織)で活動することが多くなっており、必ずしも最高峰の大会ではないのかもしれないが、埼玉から日本一になるチームが出てきてほしいね。

記者でもないのに記者会見に行ってきた

 午前中は、東京の上野学園中学高校の塾説明会に出席する。浦和からだと電車20分、徒歩10分と便利。あいにくの天気だったが、15階から眺める景色は格別。東京スカイツリーがすぐ目の前に見える。

 いったん浦和に戻り、今度は車で昌平高校に向かう。
 インターハイで3位になった同校サッカー部3年の松本泰志君が、J1・サンフレッチェ広島への入団が内定し、今日は入団記者会見が行われるというので、新聞・テレビなどマスコミの人たちに紛れ込んで、取材をしようというわけである。

 松本君のプレーを実際に見たことはないが(見ても分からないが)、J1の強豪からスカウトされるんだから、きっと将来性が豊かなんだろう。
 埼玉には、浦和レッズ、大宮アルディージャと2チームもJ1のチームがあるのに、何で広島なの?と、その点が残念なのだが、浦和レッズは、監督のペトロヴィッチはじめ、GK西川、DF槙野、DF森脇、MF柏木と、元サンフレッチェ広島ばかりだからね、松本君もいずれ大きく成長して、埼玉に戻って来てくれるだろう。

 そうそう、サッカー部にはもう一人、針谷岳晃君というU19日本代表に選ばれた選手もいる。超高校級が二人もいるというのは、すごいことだ。

 帰りがけ、せっかくだからとグランドで部活の練習を見学する。
 人工芝のグランドでは、全国選手権優勝をねらうサッカー部と、花園まであと一歩のラグビー部がスペースを分け合って練習していた。
 その周りの全天候型トラックを走るのは陸上部。こちらも、昨日まで行われていた新人戦で女子がリレー2種目(400mリレー、1600mリレー)を制するなど県トップレベルの強豪だ。

 指導者も一流なんだろうが、強い部活の生徒を見ていると時間が経つのを忘れてしまう。

 昌平記者会見01
 お馴染みの風景だ。

 昌平記者会見02
 質問の受け答えもしっかりしている。

 昌平記者会見03
 全体はこんな感じ。

 昌平記者会見04
 写真を撮る人を撮ってみた。
 
 昌平記者会見05
 テレビも来ていたが、これはテレビ埼玉だ。




世代交代進まなかった「なでしこジャパン」

 なでしこ散る。
 オリンピック出場はほぼなくなったと言っていい。

 2011年のワールドカップ優勝、翌12年のロンドン五輪銀メダル。思えば、あそこがピークだった。

 昨日の対中国戦のメンバーのうち8人は、4年前ロンドン五輪決勝戦のピッチに立っていた。沢穂希さんを除けば1984~88年生まれなので、24歳~28歳という、ちょうどいい年齢だった。

 だが、その選手たちが4年後に再び、代表ユニホームを着てピッチに立っているところに、今の女子サッカー界の問題点がある。
 もちろん、そんなことはサッカー関係者なら誰でもわかっていたはずなのだが、世代交代が進まなかった。沢選手に続く次代のスターが現われなかった。

 高校生や大学生のチームの場合、卒業があるから、放っておいても世代交代が進んでしまう。自動的に若返りが実現してしまう。
 しかし、社会人チームや代表チームはそうはいかない。いつかどこかの時点で切り替えを図らなければならないが、そのタイミングが難しい。

 まして一度頂点に立ってしまったら、常に勝つことが求められ期待されるから、ただでさえ難しい世代交代を、勝ち続けながら実現して行かなければならない。

 監督の采配や、選手個々のプレーにも責められる点は多々あるだろうが、今回の結果は、そういう話をしても始まらないのだ。
 以前から与えられていたテーマは、勝ち続けながら選手を育てるということだったが、それができなかった。では、なぜできなかったのか。
 そこをもう一度考え直してもらって、再び世界の頂点に立ってもらおうじゃないか。

なでしこ、華々しく散る

 なでしこジャパン、決勝で敗れる。

 知識の豊富な皆さんが、いろいろと分析してくれるだろうが、素人の私の感想としては、やはり米国の方が数段上だったということ。両チーム合わせて7点というのはサッカーの試合としては、レベルが低いこと。

 なでしこジャパンは若返りに失敗したという意見もあるが、前回優勝時よりも平均年齢が上がったのは事実だが、調べてみると全出場チームの中では、むしろ若いほうだから、それは当たらない。ただ、もう少し若手が伸びてきても良かった。

 前回優勝で、サッカー女子は確実に増えたと思われるが、今後の課題は、「プロとして食えるのか」という問題だ。
 野球にしてもサッカー(男)にしても、トップレベルになれば、十分食っていける。どころか、巨万の富を築くことだってできる。しかし、女子サッカーは、世界の1、2位を争う日本代表に入っても兼業を余儀なくされる。

 これでは、才能のある子どもたちがこの世界に入ってこない。
 娘「私、プロのサッカー選手になる」
 お父さん「やめとけ。そんなんじゃ食えない」
 と、こうなる。

 マスコミは美談が好きだから、アルバイトしながらサッカーを続ける選手を褒めたたえる。たしかに立派なことには違いないが、それじゃ女子サッカーは盛んにならんだろう。
 代表に入っても年収数百万っていうのは夢がなさすぎる。