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「お時間あればどうぞ」、なら行くの止めた

 20181013花咲徳栄食育実践科体験学習

 花咲徳栄高校・食育実践科の体験学習に行ってきた。
 なぜ行ったか。

 言葉は慎重に選ばなくてはいけないが、要は「しつこいんだ」。食育実践科の先生が何度も言ってくる。メールも送ってくる。
 そこまで言うなら行くか。
 呼んでくれるうちが花ってものだし

 似たようなことがあった。
 この間、昌平高校の塾説明会の際、他の取材スケジュールの関係で出られるかどうか分からず回答を出さないでいたら、広報担当者から「出欠回答出てませんよ」と催促のFAXが入った。そこまでされたら出ますよ。もちろん最初から出たい気持ちはあったんだが、ポンと背中を押されたら、いや、グッと腕を引っ張られたらかな。どっちにしたって、それで心が決まる。昌平に塾長も受験生も集まるわけだ。

 「しつこい」とか「くどい」は嫌われるけど、これはつまり、「粘り強い」ということなんだ。あるいは「まめ」。筆まめの「まめ」。

 「よろしかったらどうぞ」「お時間あったらどうぞ」だと、言われた方も社交辞令かと思う。実際、そういうケースも多いわけだし。
 でも、相手が多少興味を持ったらしいと思ったら、ググっと攻める。

 そうすると、おいおい本気だよ、エライ熱心だな、こりゃ何とか応えなきゃいけないなという気持ちになってくる。少なくとも私の場合は。
 どうしても都合がつかなかったら、こいつはどこかで埋め合わせしなきゃならんなという気持ちにさえなってくる。これも私の場合。

 相手の都合を考慮しない「しつこさ」は反感を招くばかりだが、あまりにあっさりし過ぎても本気を疑われる。
 なかなか難しいところだ。

 私はこのブログタイトルにもあるように、先生応援、学校応援をライフワークと決めているから、「しつこさ」は「熱心さ」と理解して、呼んでくださればどこまでも行きますよ。

 最後に愚痴を言うけど、取材に行って記事にしても、その後電話一本、メール一通くれない人もいるんだね。
 なんだ、喜ばれなかったのか。
 もしかしたら記事に不満があったのか。
 まあ、どっちにしたって二度と行かないよ。私はもう人生の持ち時間が少ないんだから。

理解されるか春日部共栄流「文武両道」

 20181011春日部共栄野球グランド

 上の写真は、春日部共栄高校野球部のグラウンド。
 レフトからセンターにかけての防球ネット(フェンスかな?)が、コンクリートの支柱ごとなぎ倒されている。先日の台風24号の突風による被害だ。

 同校野球部は、アクシデントにもめげず関東予選を兼ねた埼玉県秋季大会で15年ぶり6回目の優勝を果たした。関東大会で4強に入れば春の選抜出場が濃厚になる。

 が、今日は野球の話ではなく、昨日に引き続き「よみうり進学メディア11月号(進学特集)」の取材の話だ。

 台風24号で車が損傷したので、電車を使う。
 東武アーバンパークライン(早い話、東武野田線だね)に急行が走るようになったので、大宮を出ると次が岩槻、その次が春日部で所要時間は15分。これは便利。
 問題は春日部駅からだ。
 「かすかべ温泉行」のバスが結構頻繁に出ているが、ここはひとつ歩いてみるか。同校学校案内には、「スクールバス10分」としか書かれていないので、徒歩は想定されていないようだが、想定外を試みるのもいいだろう。

 結果。
 徒歩30分で着いた。
 なんだ徒歩圏内じゃないか。というのは「自称:長距離ランナー」である私の(個人の感想です)。

 さて、進路の話だが、ここしばらく東大合格からは遠ざかっているが、旧帝大や東工大などを含めコンスタントに70~80人の国公立合格者を出してる。
 18年春の最大のトピックスは、男バレ・インターハイ出場メンバーが秋田大医学部に合格したことだろう。野球部の4番バッターは東大を受けたが惜しくも不合格、捲土重来を期して浪人中という。
 昔からそうだったが、ここが春日部共栄の譲れない一線なんだね。
 つまり、 「どこそこに受かりました」の後に、「で、部活は何部だったの?」の質問に答えられなきゃいけない。それも、ただやってましたじゃなく、関東出ました、全国出ました、世界大会出ましたとなって、はじめて称賛される。

 ちょっとハードル上げ過ぎじゃないかと思うが、私立なんだし、そういう「こだわり」があってもいいだろう。

 ただ問題なのは、そのあたりが受験生や保護者に伝えられているかどうかだ。
 「部活は全国を目指したいです。大学は難関国公立を目指したいです。両方実現したいです」なんていうのは、そんなに多くはないから、見つけ出してアプローチするのは容易ではない。

 授業も進路指導も、やるべきことは大方やっているわけだから、募集活動をもうちょっと強化して、共感者を増やすことだろうね。

 実は私、来週この学校の職員研修会に呼ばれている。
 今日は取材記者だったが、今度は講師の先生だ。
 

放課後訪問で埼玉栄のもう一つの顔が見えた

 20181010埼玉栄「勉強会」

 「よみうり進学メディア11月号」の取材で埼玉栄高校に行ってきた。
 先々月は部活特集だったが今回は進学実績の特集。埼玉栄も部活ではなく進学実績で取り上げられる学校になってきたということだ。

 というような話をすると、文武両道って言ったって部活で頑張ってる子と勉強で頑張ってる子は別でしょうと突っ込んでくるやつが必ずいる。
 かもしれない。いや、たぶんそうだろう。
 で、それのどこがいけないの?

 私なんぞ部活で全国大会も出られなかったし、難関大学にも一流企業にも入れなかったから、どっちか一方でも極められたら立派なものだと思うけどね。

 埼玉栄は2018年度大学入試において東北大・名古屋大など旧帝大を含め42人の国公立合格者を出した。今春の卒業生が普通科・保健体育科合わせて871人という大規模校だから、自他共に認める進学校になるには、今の倍ぐらいの国公立合格者を出さないといけないと思うが、一歩一歩確実に階段を昇ってきていると言えるだろう。

 放課後の時間帯の訪問だったので授業を見ることはできなかったので、自習室での勉強風景を見学させてもらった。
 「勉強会」という名のグループがあって、放課後、専用の自習室で4時間ほど勉強する。メンバーは固定されており座席も指定制だ。「勉強部」とか「勉強同好会」といった感じかな。終わりの時間になると先生がやって来て「終礼」(帰りのショートホームルームだね)を行う。
 中に入って写真を撮らせてもらったが、シャッター音が教室中に響いてしまうような静けさ。

 かと思うと、食堂では友達同士仲良く勉強しているグループが何十組と見られる。朝昼晩(夜は8時まで)やっている食堂は、勉強スペースも兼ねているようだ。部活を終えてからここで腹ごしらえし、講座に出たり自習に励んだりする生徒もいるようだ。
 グランドや体育館がにぎやかなのは当然として、普通教室でも図書館でも進路指導室でも生徒の活動は止まらない。

 ちょっと前に「早朝の学校訪問はいろいろ勉強になる」という記事を書いたが、放課後も勉強になるね。埼玉栄のもう一つの顔を見せてもらったよ。
 校舎も新しいし、設備も整っているし、コンビニもあるし、駅もすぐそこで帰りの心配もないし、居心地がいいってことなのかな。

とにかく動きに無駄がない 強豪・秋草学園卓球部を取材

 20180727秋草学園卓球部

 今日は狭山市の秋草学園高校へ。
 連日の女子校。昨日の浦和一女は埼玉新聞の取材、今日の秋草学園は「よみうり進学メディア」の取材だ。

 訪ねたのは卓球部。
 あまり知られていないが、同校卓球部は県を代表する強豪校だ。
 近年のインターハイ予選埼玉県大会の戦績(女子団体戦)がそれを物語っている。
 2018年 ①正智深谷 ②秋草学園 ③星野 ④本庄第一
 2017年 ①正智深谷 ②秋草学園 ③川口総合 ④星野
 2016年 ①正智深谷 ②川口総合 ③星野 ④秋草学園
 2015年 ①正智深谷 ②埼玉栄 ③秋草学園 ④星野
 2014年 ①正智深谷 ②秋草学園 ③埼玉栄 ④本庄第一
 2013年 ①正智深谷 ②埼玉栄 ③秋草学園 ④伊奈学園
 ご覧のように正智深谷が絶対王者として君臨しているが、秋草学園もベスト4をはずしたことがない。2位までがインターハイ出場なので、今夏は2年連続の出場となる。団体戦のほか、個人戦(シングルス、ダブルス)にも出場する。

 取材は、顧問の古川先生のインタビューが中心だが、その前に写真撮影も兼ねて少し練習を見学させてもらった。

 意外と静かだ。女子の部活にしては声が少ない。まだ、ウォーミングアップだからか。
 と思って、後で先生に聞いてみたら、近年まれにみるおとなしいチームだそうだ。まあ、それでも勝ってるんだからいいだろう。

 動きに無駄がない。
 プレーじゃなく、それ以外の動きのことだ。卓球素人の私はプレーのことは分からない。でも、ラリーが途切れて次のプレーに移行するまでのロスタイムはほとんどないし、タオルで汗をぬぐうのも一瞬の早業。とにかくずっとプレーが連続している。その意味で無駄がない。おかげでシャッター切り続け。

 後で古川先生の話を聞いて納得したが、生活面も含めて、一秒も無駄にしない、一瞬の隙も作らない、そういう態度を育てることが指導の最大のポイントなのだそうだ。動きに無駄がないはずだ。
 今日は短い時間だったが、いろいろ学ばせてもらった。

 部の取材後、小久保和子校長にも話を聞いた。
 まだ一教員だった小久保先生にインタビューしたことがある。生徒が火傷するんじゃないかと心配になるほど熱過ぎる先生だった記憶がある。校長に就任されて5年、今は程よい温度になられた。施設設備のリニューアルを着々と進めておられるが、着眼点がそれまでの男性校長とは違っている。まあ、これを言うと逆差別になってしまうのかもしれないが、女子校には女性校長が似合っている。

 20180727秋草学園

「食育実践科」はイメージをどう伝えるかが課題だ

 昨日花咲徳栄に行ったのは昼めしを食うため。
 と書いたが、それだけでは申し訳ない。
 食育実践科の将来について、真面目に考えてみる。

 同校食育実践科は、厚生労働大臣が指定する「調理師養成施設」で、卒業と同時に調理師免許が取得できる。

 埼玉県内にある同様の学校(高校)は、県立越谷総合技術高校(食物調理科)、県立新座総合技術高校(食物調理科)、県立秩父農工科学高校(フードデザイン科)などである。
 平成30年度公立入試の結果を見てみる。
 県立越谷総合技術(食物料理) 受験者:47 合格者:39 倍率:1.21
 県立新座総合技術(食物調理) 受験者:47 合格者:40 倍率:1.18
 県立秩父農工科学(フードデザイン) 受験者:44 合格者:40 倍率:1.10
 定員割れする専門学科が多いなか、まずまずの結果だ。一定の需要(ニーズ)があるということだろう。

 花咲徳栄(食育実践科)は募集人員80人のところ73人。若干の定員割れだ。併願受験者を増やす作戦が考えられるが、いわゆる「併願の戻り」が多過ぎて、1人でも定員オーバーとなると、前述した「調理師養成施設」の指定が受けられなくなる。
 50人や60人では経営上の問題が生じるし、その一方で80人を1人でも超えたらアウトであるから、現状の県内私立の入試方式を考えると、技術的に非常に難しい募集を強いられていると言える。9割以上キープはよく頑張っていると思う。

 技能の習得が必要な専門学科は、実習を多く行わなければならず、そのための施設整備やスタッフ雇用に多額の費用がかかる。「調理師養成施設」では、調理実習だけでも300時間以上が必要だ(今日のブログを書くために、調理師法・同施行令・同施行規則を読むはめになった。でも、勉強にはなった)。

 大学進学志向が高まった現在、私立学校としては、専門学科から手を引き、普通科一本で行きたいのが本音だろう。現場の先生方はそうは思っていないが、経営陣(法人本部)はそう考えるだろう。ただしこれは一般論であって、佐藤栄学園及び花咲徳栄高校がどう考えているかは別問題だ。

 花咲徳栄の場合、5年前に「食物科」から「食育実践科」に名称を変えて、「調理師免許が取れます」よりも、「食育リーダーを育てます」を前面に押し出すようになった。
 単に料理を勉強するのではなく、栄養学や食文化まで学ぶという方向性は、時代に合ったものだと思うが、残念ながら「食育」や「食育リーダー」というもののイメージが十分に浸透していない。全国を見渡しても、「食育」を冠する学科は、ここ花咲徳栄と、あと1~2校だから無理もないが、「食育」というものをどう知らしめ、その必要性と魅力をどうアピールするかが今後の課題だろう。

 メシを食いに行っただけじゃないからね。
プロフィール

梅野弘之

Author:梅野弘之
受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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