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講演会、何か新しい視点を提示できたかどうか

20190426花咲徳栄高校入試報告会

 今日は花咲徳栄高校入試報告会(塾の先生対象)に行ってきた。
 報告会の一部として私の講演会(40分程度)が入るというスタイル。

 出席された先生方としてはどうなんだろう。
 「学校の説明を聞きに来たんだから、余計なものを入れるな」
 「ついでに他校や公立の話も聞けて助かる」
 どっちなんだろう?

 同校がこのスタイルを取るようになって数年経つが、それ以前と比べて出席者が激減するといった状況にはなっていないようなので、「まあ、あってもいいかな」くらいには思っていただけているのかな。

 私の講演では、紙の資料は配布しない。
 話を聞いたり、スライドを見て、メモをしてもらう。いや、そんな面倒なことはしてもらわなくていい。
 提示しようとしているのはデータそのものではなく「視点」であり「考え方」であり「分析の手法」である。
 「なるほど、そういう見方もあったのね」
 もしも、そういう「気づき」を提示することに成功すれば、研究熱心な塾の先生のことだ。ご自身で調べられるだろう。

 受験生や保護者相手なら、教えるという要素が欠かせないが、調べる力があり、分析する力もある先生方に今さら教えることなんてない。
 ただ私の場合、良くも悪くも入試や募集の当事者ではないので、公立のことも私立のことも一歩引いて全体的に、また客観的に見ることができる。というか、それしか出来ない。

 「なるほど、そういう見方もあるか。ちょっと調べてみるか」
 そんな思いを持って帰っていただけるよう、これからも研鑽を重ねなければならない。

講演会は瞬間芸だから、先の先までは責任持てないよ

 本日夜は、塾での講演会。
 保護者も対象となると、日曜日の夜しかないのか。
 まあ私は自由な身だから、明日の朝、少しゆっくりすればいい。

 高校入試に関する講演。
 少し前にも書いたが、スライド頼みの講演からの脱却を目指している。
 たくさんのスライドを用意し、有難そうな資料を配布すれば、主催者からも参加者からも喜んでもらえる。何だか得した気分になってもらえる。

 一度、スライドなし、板書なしでやってみたいと思っているが、いきなりはハードルが高過ぎる。
 今回は、通常1時間の講演で20~30枚のスライドを用意するところ、半分に抑える。配布資料は無し。

 「皆さん、今日は私の話を頭にたたき込んで帰ってください。スライドも資料もありませんから、頭の勝負です」
 こんな入り方でいいかな。

 「メモも必要ありませんが、忘れてしまうのではと不安な人は最小限のメモをしてください」
 メモの重要性は分かるんだが、話の理解が先で、メモはその次。メモに頼りすぎると記憶力が悪くなる。

 後は、学校の授業の受け方、得点力の伸ばし方、過去問学習のやり方など、誰が言っても同じような内容。
 要するに、生徒の心に火を点ければいいんでしょ。「よし、今日から頑張るぞ」、「最後まであきらめないぞ」と思ってもらえばいいんでしょう。これから冬期講習だし。
 スライドや資料の説明じゃ、それは実現できない。

 今まで何度も講演会をやって来たけど、最近になってやっと分かってきた。その効果は瞬間的なものだ。それで生徒や親が変わるわけじゃない。生徒を変えることは先生にしかできない。授業を通じてしかできない。

 私に出来るのは、明日の行動をちょこっと変えることだけ。瞬間芸なんで明後日以降は責任持てません。それは先生方の仕事です。
 というわけで、今から出かけます。

春日部共栄で若手教員を励ますつもりが凡打に終わり落胆する

 20181016春日部共栄職員研修会(平成30年10月16日)

 先生方、「会心の授業」って年に何回くらいありますか?
 私の記憶では年に1回か2回。その程度。

 今日は埼玉新聞教育セミナーの一環として春日部共栄中学高校で教員研修会の講師を務めたわけだが、「会心の講演」とは程遠く、野球で言えばボテボテの内野ゴロという感じ。何度やっても難しいなあ。

 経験的に言えば、受験生や保護者相手の講演より、先生相手の方が難しい。
 受験生・保護者相手だといちいち言葉の解説からしなければならないが、先生相手だとその必要はなく専門用語もストレートに使えてやり易そうだが、先生方は反応が鈍い。というか表情が乏しい。

 その点、今日は聞き手が若手教員中心ということもあってか、すこぶる反応がよろしく、それで救われた感がある。
 それにしても若い先生が増えたね。1980年創立、今年39年目だから、ちょうど世代交代期に差し掛かっているということか。

 年寄りの私が言うのだから許してもらえると思うが、やっぱり先生は若くて元気なのがいい。
 もちろん、ベテランにはベテランの味があるし、経験がものを言う場面も多々あるが、先生は半分体力勝負だから、生きのいい若手が増えるのはいいことだ。将来明るいぞ。

 宇野禎弘校長が学校説明会で受験生・保護者に必ず言われること。
 1「大学までの人ではなく、大学からの人へ
 先生方もなるまでよりなってからの勝負だね。辞めるまで精進。
 2「敢えて三兎を追え
 生徒は「勉強・部活・行事」、先生は「授業・担任・校務」かな。
 3「学校は失敗するところ、教室は間違えるところ
 仕事だから本来ミスは許されないが、挑戦に失敗はつきもの。その失敗を成長の糧とせよ。先生の成長なくして生徒の成長なし。

 と、今日はこの話をしなかったが、受験生・保護者に向けたメッセージは、そのまま先生方へのエールにもなっている。

 今日の研修会は、最初に書いたように埼玉新聞教育セミナーという形を取っているので、明日の新聞に載る予定。
 

講演におけるスライドの使い方を再考中

 プレゼンにおけるスライド(主にPowerPointで作る)の使い方。
 個人的には講演、研修などにおける使い方。
 これ、最近見直してます。

 パワポを使い始めてかれこれ10年になる。
 それ以前は、紙の資料を配ったり、ホワイトボードを使ったりしていた。

 パワポの使い方を覚えると、きれいなスライドや、面白いスライド(アニメーション効果を使ったりして)を作ることに夢中になった。スライドの枚数は増え、1時間の講演で30枚を超えるのが当たり前になった。
 結果、講演会がスライドの説明会になった。

 同じ時間、同じ場所に居合わせながら、話し手と聞き手が目を合わせることが極端に少なくなった。スライドを次々に見せることに心を奪われ、聞き手の反応を確かめつつ臨機応変に話を展開するのを忘れるようになった。
 もちろん、こういうことは紙の資料でもあり得ることで、親切すぎる資料を配ると、「後で読めばいいや」と話を聞いてくれなくなる。

 画像を何枚も見せる。
 動画を見せる。(音を聞かせる)
 グラフや図表をアニメーション効果で動かす。

 これらが、スライドを使うことの効果と考えられるが、本当に必要なのか。先にスライドありきになっていないか。
 話し手にとってスライド説明会、聞き手にとってスライド鑑賞会になっていないか。
 このあたりが私の反省ポイントだ。

 講演にしろ研修にしろ、言いたいこと伝えたいことがあるわけである。分かってもらいたいことがあるわけである。スライドはそれを助けるツールに過ぎない。
 スライド全盛の今、これを使わないと手抜きと思われるのではないか、やり方が旧式だと思われるのではないかと不安になり、せっせとスライドを作っているわけだが、もう一度、原点に戻ってみようと思っているところである。

平成の終わりは、旧型高校入試モデルの終焉でもある

 来週、「NPO埼玉教育ネット」が主催する「入試情報フォーラム」が浦和で行われる。対象は私立中高や塾の先生方だ。
 私も一応講師陣に名を連ねている。ただし、メインの講師が2人いて、その余りの時間で10分かそこら話をしてくれというオーダーである。

 以前は1時間くらい持ち時間があったのだが、たぶん聞き手の先生方の評価が低いということだろう。だったら、講師からはずしてもらって結構なのだが…

 とは言え、プログラムに名前が小さくでも載っている以上、ちょっとは気の利いた話をしなければいかんな。
 
 一つは、中学入試市場拡大のために具体的な手を打ったという話でいいだろう。
 公立小学校向けに広報するという課題については、大きな前進があったので、その報告をしよう。これは比較的最近、ブログにも書いた話だ。

 もう一つは、高校入試の構造変化について。
 埼玉県私立は、公立に比べ数も少なく歴史も浅い。歴史の方はどうにもならないが、数の方は、公立が徐々に減らす方向なので、その差は縮まりそうだ。

 埼玉県は長らく「公立王国」と呼ばれ、私立は守勢に回っていた。実際7割以上の受験生がまずは公立を第一に考え、その押さえとして私立を考えるという図式だ。
 よって私立の募集や入試の仕組みは、それを前提として組み立てられていた。

 だが、このモデルは間もなく崩壊するだろう。
 私立が公立を補完するモデル(下請けみたいなものだ)は昭和のものだ。平成はそのモデルに徐々に変化が現れた時代。そして、来るべき○○(元号どうなるのかな?)は、今までにない新しいモデルが登場するはずだが、その準備はできていますか。
 そんな話をしよう。

 それにしても10分じゃなあ。

プロフィール

梅野弘之

Author:梅野弘之
受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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