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日本陸連は即刻、駅伝競技規則を見直したほうがいい

 昨日行われた全日本実業団対抗女子駅伝競走大会予選会(プリンセス駅伝)において、岩谷産業の第2区ランナー・飯田怜選手が中継所300m手前で転倒骨折し、残り200mを這ってタスキを渡すというアクシデントがあった。

 テレビ的には、いわゆる「おいしい映像」ってやつなんだろうが、止めてやらないといかんね。

 監督は運営側に対し、二度にわたり棄権要請したという。当然でしょう。
 しかし、役員サイドは本人の「もう少し走らせてほしい」という意思を受けて続行させたという。そりゃ、意識が少しでも残ってりゃ選手はそう言うに決まってる。

 強制終了させる方法はないのか。
 日本陸連の競技規則を見てみる。

 日本陸上競技連盟駅伝競走基準 第5条 走行
 2 競技者が走行不能となった場合、即ち、歩いたり、立ち止まったり、倒れた状態になったときは、役員、チーム関係者等によって、道路の左端に移動させなければならない。その後、続行させるかどうかは審判長、医師(医務員)の判断による。

 審判長、医師の判断によるか。う~ん、どうも曖昧だな。
 こうしたケースは、監督や本人の意志に関係なく棄権とみなすでいいんじゃないか。すなわち強制終了。

 昨日は実業団の大会だったが、この競技規則は全国高校駅伝や全国中学駅伝でも適用されるというじゃないか(もしかしたら大会ローカルルールの中には止めさせる規定があるかもしれないが、そこまで調べられなかった)。
 大事に至る前に、即刻ルール改正したほうがいい。

 これから学校はマラソン大会シーズンだ。
 サボろうとする生徒が結構いるものだから、出場に関しても走行に関しても厳しい指導になりがちだが、事故が起きてからでは遅いから、強制終了の措置も決めておいたほうがいい。

 と、ここまで書いてきてから、この話前に書いたのと一緒じゃないかと気がついた。しかも今年の始め。もう忘れてる。

 頑張る子の指導を忘れてはいけない

体操はマイナーだけど人気だけはあるから面倒なことになる

 スポーツ界でスキャンダル続出。
 ワイドショー的にはこのまとめでいい。スポーツに縁がないコメンテーターが、「これらに共通するのは~」と、適当な感想を言っておればいい。

 国際政治や経済、文化、科学技術みたいな話になってくると、コメントするにそれなりの知識がいるが、教育、スポーツ、芸能あたりは、誰でも言える。
 というわけで、知識のない私もスポーツネタに参戦するのである。

 スキャンダルの2つのタイプ。
 Aタイプ 個々のチーム(学校)や選手・監督個人の不祥事
 Bタイプ 競技団体が関係した不祥事

 アジア大会の男子バスケはAタイプ。アメフトも主に日大の問題だからAタイプ。それに対し、ボクシングやレスリング、それと今回の体操はBタイプ。
 いずれの競技においてもA、Bどちらも起き得るわけだが、Bタイプはマイナー競技において起こりやすい。競技者・指導者・関係者が少なく、権力・利権などが特定の個人やグループに集中しやすいからだ。
 
 マイナーであっても人気や注目度は高いという競技がある。日本ではオリンピック種目であるかどうかが関係している。こうした競技ではさまざまな利権が発生しやすく、その利権をめぐってポスト争いも激しくなる。よってスキャンダルが起きやすく、マスコミに取り上げられることが多い。

 レスリングもボクシングも体操も、競技者はそれほど多くないが、過去オリンピックでメダル獲得実績があり、その点では人気競技である。この条件が当てはまる競技としては、他にアーチェリー、ウェイトリフティング、スキー・スケート、カヌー、フェンシング、水泳のシンクロなどがある。柔道もそれほど競技人口が多いとは言えない。
 これらの競技においては、良くも悪くも特定の個人やグループに権力が集中している可能性が高く要注意だ。

 体操は競技人口という点においてマイナーである。
 参考までに、埼玉県の公私立高校192校中、体操部があるのは24校(12.5%)、部員数は男女合わせ361人である(埼玉県高等学校体育連盟29年度資料より)。サッカー約1万1千人、バドミントン約7600人、陸上約5700人、弓道約3500人などと比べれば、競技者の少なさが分かるだろう。

 競技者も指導者も少なく、練習場所も少ない。体操はそういうマイナーな競技である。それでいて柔道と並ぶメダル量産競技であるというのが、体操の特殊性である。体操界の出来事をもってして「スポーツ界は」と、まとめてはいけない。

 体操は団体というジャンルもあるが基本的に個人競技である。
 男子の場合で言うと、「鉄棒・床・あん馬・跳馬・つり輪・平行棒」と6つの種目があり、多くの技を習得する必要があり、練習時間が長くなりやすい。
 個人競技なので、1対1のマンツーマン指導になる。
 特に女子の場合、体型・体重の管理が難しく、指導が日常生活にも及ぶ傾向がある。
 作戦・戦術もなくはないが、対人競技ではないので相手のことはあまり考える必要はなく、練習で磨いた技を本番でどれだけ出せるかの勝負である。

 競技開始年齢が早い方が有利で、選手寿命が短いとか、怪我をしやすいとか、他にもいろいろあると思うが、こうした特殊性がスキャンダルの遠因になっている可能性が高い。
 と言って、特殊性はいつまで経っても特殊性なのであるから、外野の無責任なコメントはこれまでにして、この後は専門家の皆さんにしっかり対応策を考えていただこう。

今さら五輪10月開催とか言ってどうすんの

 何で真夏にオリンピックやるんだ!
 前の東京五輪(1964年)は10月だったじゃないか!

 なんてことを今さら言ってどうするのよ。

 東京五輪の開催が決まったのは2013年のことだが、その時点で7月・8月開催は決まっていた。
 
 オリンピック憲章 第5章 オリンピック競技大会 32-3
 「The dates of the Olympic Games are determined by IOC Executive Board」
 (オリンピック競技大会の開催日程はIOC理事会が定める)


 と、このようになっているわけで、時期はちょっと問題あるが、それでもやりたいということで立候補したという経緯がある。だから、今さら言っても始まらない。
 開催地・東京が好きに決めていいというなら、誰だって10月を考えるでしょう。
 でも、それはできないのが、今のオリンピック。

 2020オリンピック、東京のライバル都市は、イスタンブール(トルコ)とマドリッド(スペイン)だったが、同じ北半球で北緯35度から40度近辺だから、どこでやったって暑い。ちなみに今日の最高気温、最低気温を気象協会のデータで見ると次のとおり。
 東京 最高28° 最低20°
 イスタンブール 最高31° 最低24°
 マドリッド 最高27° 最低18°

 前回のリオデジャネイロ五輪は、南半球なので8月は冬、前々回のロンドン五輪は北緯50度だから北海道より高緯度。
 というわけで7月8月開催にこだわり、なおかつ酷暑を避けようと思ったら、高緯度の欧米か南半球しかないわけである。
 なお、次回2024年はパリだが、緯度的にはロンドンよりやや南という程度だから東京ほど暑くはない。今日の最高21°、最低14°。行ってみてえ。

 IOC(国際オリンピック委員会)が7月8月開催にこだわるのは、莫大なテレビ放送権が関係しているという。
 日本の放送局(NHK+民放)は、東京五輪の放送権を660億円(平昌冬季とセット価格だが)で取得している。世界の放送局がこのように莫大な放送権料をIOCに払い、これが五輪開催の資金源になっている。
 もし、秋開催になると、ヨーロッパではサッカーが、アメリカではメジャーリーグのポストシーズンやフットボール・バスケットなど人気スポーツのシーズンと重なり、オリンピックよりこちらが優先される可能性がある。そうするとIOCとしてはこれら欧米諸国からの放送権料が期待しにくくなるので、人気スポーツの主要大会やリーグのない7月8月に開催することにした。
 というような事情であるようだ。

 われわれ世代がリアルタイムで見た東京五輪とは、何もかも違ってしまったのが、今のオリンピックだ。
 と言って、昔の五輪に戻れとは思わないし、戻れるわけもない。

 サマータイム導入とかどうしようもないこと言っていないで、日本の誇る科学技術力で、いかにアスリートファースト(小池都知事の言ってることとは違う意味で)の五輪を実現させるかを考えなくてはいけない。

 
 追伸:
 8月13日付で「公立高校の女子比率」について書いたところ、読者である塾の先生から、受験者の男女比率(男女別合格率)も調べて欲しいとのご要望がありました。はい、私も知りたいところです。調べてみたいと思います。

スポーツ界、最近不祥事が多発は、最近報道が多発したからだ

 最近、何かと話題になったスポーツ(競技)。
 レスリング(女子)
 アメリカンフットボール
 ボクシング

 共通点はマイナー競技であること
 レスリングとボクシングは一応オリンピック種目。アメフトはアメリカンというくらいだからアメリカでは人気スポーツだが世界的にはマイナー。
 
 競技人口は少ないよ。
 たとえば、今やっている高校総体(インターハイ)だげど、埼玉県予選の出場者は5階級24人(秀明英光14人、花咲徳栄8人、熊谷農業・熊谷工業各1人)だからね。まあ、こういう中から、元プロボクシング世界チャンピオン内山高志さんみたいな人も出るんだから、それはそれでいいが、とにかく少ない。

 部を持っている高校や大学が少ない。
 ということは組織が小さい。野球やサッカーが大企業とすれば、中小・零細企業だ。
 経験者は少なく、部活顧問や競技団体の役員は、一部の大学出身者に偏りがちとなる。
 元々縦の関係にうるさい体育会系気質のところへ持ってきて、これだから、「ドン」が生まれやすいんだね。いつも言っている構造的問題だ。

 メジャー競技に問題はないのか?
 たぶん大有りでしょう。叩いたらゴミが何万トンも出てくる。
 でも叩けない。
 高校野球にしたって、これでマスコミ全体がどれだけ利益上げてますかって話だ。マスコミもマイナー競技だから、反撃を恐れず叩けるんだね。マイナー競技は辛いよ。

 栄枯盛衰は世の習いで、絶頂期の後に待っているのは衰退期だ。並ぶもの無き威光を誇ったドンにも、いつか落日はやってくる。
 日大アメフトの内田さんも、ボクシングの山根さんも、陽が西に傾いたってことかな。

 というわけで私は、「最近のスポーツ界は不祥事が多発」みたいな見方はしていない。そう見えているのは、「最近マスコミの報道が多発」しているからだ。

暇なのでカーリングの将来について考えてみた

 カーリングの平均試合時間を調べてみた。
 2時間30分程度のようだ。

 スポーツとは汗をかくもんだ。筋肉痛にならないと運動した気がしない。そういう古い感覚の持ち主である私には、あの「もぐもぐタイム」というやつが理解できない。ハーフタイムにケーキなんぞ食ってる場合か。

 テレビなどでは、カーリングは試合時間が長いので途中で食料を補給するのだと解説していたので、私はてっきり4時間とか5時間かかるものと勝手に思い込んでいたのだが、約2時間30分だと知った。
 カーリングには持ち時間というルールがあって、相手のストーンが止まってから、自分たちがストーンを投じるまでの時間が、トータル73分だ。「そだねー」とか言っている時間が持ち時間に加算されて行くというわけだ。

 2時間30分程度だったら、水分補給だけで十分だろう。それだって、ほんの少量で十分。試合前に炭水化物をしっかり貯めこんでおけば、2、3時間は持つだろう。

 ということは、あれは演出なのか。控室に戻ればいいものを、みんなの観ている前で、もぐもぐ、むしゃむしゃやるのは演出。マイクで選手の会話を拾っているのも演出。見ている方からすれば退屈な競技だから、何とか観客の興味を惹こうと頑張っているわけだ。だったら、そこは認めてもいい。

 オリンピック種目になったのは良かった。強くなり、スター選手が現れたのも良かった。たとえ競技の本質からはずれたところであっても、マイナー競技にとって話題として取り上げられるのは悪いことではない。
 盛り上がっているうちに、競技そのものの面白さを追求するべきだろう。

 ルールは単純なほど普及しやすい。
 プロとアマの差が歴然としている競技ほど人気が出やすい。
 施設や用具に金のかからないほど競技人口が増えやすい。

 そう考えると、カーリングの将来は、なかなか厳しい。
 どうするカーリング協会。頑張れカーリング協会。

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梅野弘之

Author:梅野弘之
受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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