本番直前、もう勉強はやめだ

 直前に頑張り過ぎると、ろくなことはない。
 これは、いやというほど失敗を繰り返して後の結論である。年寄りの知恵というやつだ。

 一昨日フルマラソンを走った。
 直前1週間は、まったく走らなかった。これが功を奏した。

 以前だったら、直前になって早めに走るとか、長めに走るとか、そういう練習をしていた。一夜漬けみたいな練習に何の効果もないことは分かっていたが、安心したかったのだ。「大丈夫、行ける」、そう確信したかった。

 結果、故障を悪化させたこともあったし、後半のバテにもつながった。
 本番で爆発的な力を発揮するためには、適度な休養が必要である。頭では分かっているのだが、「安心を得たい」という誘惑に勝てなかったのだ。なんとバカな真似を…。
 しかし、何度も失敗を重ねる中で、本番前には練習より休養を重視するスタイルが身についてきた。

 マラソンと受験をまったく同じに考えるわけにも行かないが、頭も人間の身体の一部であるから、本番で大活躍してもらうためには、休養を与えてやったほうがいい。
 もう勉強はやめだ。