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部活制限したって先生の働き方改革は進まんよ

 世の中の働き方改革。これは進めよう。
 学校の先生の働き方改革。これも結構。どんどんおやりなさい。

 ただね、先生の働き方改革が、なんで部活問題に行っちゃうの?
 週2回は練習休めとか、余計なお世話だ。

 今の部活のあり方に何の問題もないとは思っていない。
 公立中学校でも、強豪校ともなれば、部活のために越境入学するなんていうのは当たり前で、先生が異動(転勤)すると部員も一緒に転校したりする。保護者もいろんな役割があって大変だ。金もかかる。練習に明け暮れて勉強する暇もない。

 しかし、こうした前々からある部活をめぐる様々な問題は、先生の働き方とは切り離して考えるべきである。

 以前、タイムカードの話の時にも書いたが、行政は、それで根本問題は解決しないと分かっていながら、世間受けする施策を打ち出す。もっともらしくて金のかからない施策をだ。金がかかると、そこを突っ込まれるから、とにかく金のかからないことをやる。部活週2回休みにしたって一円もかからないからね。それでいて、何か改革したような印象は残せる。

 先生が忙しいんだったら、人数を増やすとか、業務を外部委託するとか、いくらでもやり方はあるわけだが、そういうのは大金がかかる。世間もそこは認めたがらない。
 かくして、根本的解決にはならないが世間受けのする施策が実行され、しばらくの間、何か改革が進んだかのような気分が蔓延する。

 20年以上前になるが、学校が週5日制になった。世の趨勢に合わせたわけで、それ自体は悪くないが、授業時間が減った。そこで「ゆとり」を持ち出してきて帳尻を合わせた。週5日制でしばられたのは公立だけで、私立には及ばなかったので、多くは6日制を維持した。私立の進学実績が急成長し始めたのは、このことと無関係ではないだろう。

 先生の働き方改革にかこつけて部活を制限し、活動の自由を奪って行くと、ただでも強い私立の部活がもっと強くなっちゃうぞ。それでいいのか公立。

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梅野弘之

Author:梅野弘之
受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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