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仕事のやり方は、引き受けてから考える

 昨夜は私の会社が主催する「中学入試研究会」が行なわれた。年2回の開催で通算22回目となるから、もう10年以上になる。

 私は中学入試に関しては、さほど興味もなかったし、そもそも何の知識も持っていなかったが、声の教育社の宮崎文雄氏と、小北斗の岩佐桂一氏が、埼玉県内の私立中学校を応援しようじゃないかということで企画し、主催者になってくれないかというから、「ああ、いいよ」と引き受けたのである。

 宮崎氏は会社員という立場だから、自ら主催者になるというわけにはいかない。岩佐氏は入試の世界では権威だから、これも自ら主催者となって細々した下準備などやる人ではない。誰かいないか。そうだ、アイツにやらせよう。
 という経緯(いきさつ)なのだが、これで私は結構便利な人間なのだ。なにしろ、人から頼まれたことは基本断らない。

 おかけで中学入試についてずいぶん勉強させてもらった。

 教員を辞めてサラリーマンになったとき、「いいか。営業行って、お客様から何か言われたら、とりあえず『できます。やります』と答えろ」。そう教えられた。
 自分はやったことない。会社としてもやったことがない。それでもか。
 「そうだ。引き受けてから考えればいい」

 最初はずいぶんメチャクチャだなと思ったが、これが不思議とできてしまう。
 会社に戻れば都合よく「おれ、それできるよ」というヤツがいる場合がある。「おれの取引先にそれできるヤツがいるよ」のこともあれば、「おれの取引先にそれをできるヤツを知っているヤツがいるよ」のこともあるし、「おれの取引先にそれをできるヤツを知っているヤツと話をできるヤツがいるよ」と、気の遠くなるような話になることもある。

 とにかく、小さな手がかりを辿って行って、何とか受けた仕事を成し遂げる。
 ああ、断らなくて良かった。人間の経験というのは、こうやって積み重ねられて行くんだな。自信というのは、こうやって身に付けて行くものなんだ。
 以来、知らないことでも、やったことがないことでも引き受ける。

 読者の皆さんの中に、もし私に仕事を依頼しようという方がいた場合、注意したほうがいい。私は、経験がなくても「できます。やります」と安請け合いする人間なのだ。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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