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1割の変化に目を奪われ、不動の9割を見失う

 人間は動くものに目が行き、興味をそそられる。らしい。
 私はその道の専門家ではないので、「らしい」という言い方になるのだが、無理やりこじつければ、入試制度なども、どうしても変化のほうに目が行ってしまい、不動の部分を見失いがちになる。

 29年度埼玉県公立入試では、出題内容になどに一部変更があるわけだが、割とよく出来る受験生がそのことを知らず、ひたすら過去問を解き続けて本番に臨んだとしたら、「そう言えば、前よりちょっと難しかったかな」、あるいは「気のせいか、前より易しかったような気がするな」で済んでしまう、その程度の話かもしれない。

 私は、いわゆる「大人の事情」というものがあって、新聞やテレビなどでも「変わるぞ」の部分を強調するのであるが、割合からすれば、変わらない部分のほうが断然多いのである。

 数学・英語では「学校選択問題」が導入されるが、今までとちょっと違うなとはっきり分かるのは、点数にして30点分ぐらいであろう。そうすると2教科で60点分。
 500点満点の中の60点だから、10.2%(1割2分)。つまり、大雑把に言えば、全体の9割は今までどおりで、変わるのは1割ということになる。

 だから、変わる1割の方は放っておいて、変わらない9割の方だけしっかりやっていれば合格できてしまうかもしれない。
 逆に、変わる1割の方にばかり目を向け、変わらない9割をないがしろにしていると合格は遠のいて行く。

 変わるぞ変わるぞと言って、生徒に緊張感を持たせるのは作戦としてはありだと思うが、大事なのは、不動の9割でいかに高得点を取るかである。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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