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極限まで生徒の思考を深めさせるベテランの技

 昨日も川越、今日も川越。

 川越南高校に授業を見に行ってきた。
 リオ五輪・近代五種に出場した朝長なつ美選手(23=警視庁)の母校である。近代五種とは、フェンシングと水泳と馬術と射撃とランニングを一人でやるという、考えただけでも大変そうな競技。彼女はまだ若く、東京五輪での活躍も期待できる。

 さて、今日の授業は、黛(まゆずみ)先生による1年生・国語総合で、単元は漢文だった。中国の古い書物「戦国策」の中にある『借虎威』が題材だ。
 『借虎威』は、「虎の威を借る狐」の話だから、知っている人も多いだろう。

 授業は協調学習と言われる形態で進められた。最近の言い方だとアクティブ・ラーニング。生徒はグループを作り、白文(はくぶん)を書き下し文にして、さらに口語訳をつけるという課題に挑む。

 黛先生は、課題を示し、いくつかの注意事項を述べた後、各グループの様子を見まわるのだが、生徒との会話はきわめて少ない。よほど方向性がずれていれば、一言二言注意を与えるが、それ以外は質問を受けたり、ヒントを与えたりということはしない。とにかく、生徒たちに自分の頭で考えさせ、答えを見つけ出させる。普通は、どうしてもヒントの一つや二つ与えたくなるもんだが、それをしない。
 
 このやり方は非常に難しい。いずれ答えは出るかもしれないが、いつまでも一つの単元にとどまっているわけには行かない。授業には時間の制約があるからだ。
 全体の授業進度を考えつつ、極限まで生徒の思考を深めさせる。これはやはりベテランならではの技だ。
 
 先日の栄北の授業と同様、ここでも「教え過ぎ」は生徒のためにならないということを学ばせてもらった。

 川越南02
 じっと見てる
 川越南01
 まだ見てる


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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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