どっちかにくっつけよ秋分の日

 おい22日、っていうか秋分の日、どっちかにくっつけよ。前の休みでも後ろの休みでもどっちでもいいからさ。だいたい年によって22日だったり、23日だったり、はっきりしないんだよ。
 なに、来年は後ろにくっつきます? 
 ばかめ来年の23日は土曜日なんだよ。かぶってんじゃねえか。なんで来年にかぎって23日にずらすんだよ。22日のままなら3連休だっていうのに。気が利かねえな。
 などと、あまりにも暇なので、秋分の日にツッコミを入れるのであった。

 「秋の陽(ひ)はつるべ落とし」と言う。
 つるべは「朝顔につるべとられてもらい水」(加賀千代女)のつるべだな。落語家の話じゃない。
 井戸の水くみ用のつるべがストンと落ちるように、この季節になると、陽が傾いたと思ったら一気に暗くなってしまう様子を言ったものだ。
 なんか一日がすごく短く感じられる季節だ。

 秋と言えばもう一題
 清少納言の枕草子の一節
 秋は夕暮れ
 夕日のさして 山の端
 いと近うなりたるに
 からすの寝どころへ行くとて
 三つ四つ 二つ三つなど
 飛び急ぐさへあはれなり
 まいて雁などのつらねたるが
 いと小さく見ゆるはいとをかし
 日入り果てて
 風の音 虫の音など
 はたいふべきにあらず
  
 現代語訳じゃなくて誤訳
  秋はやっぱ夕暮れ。夕日がさして山の端っこがうんと近くに見えて、そこにカラスの馬鹿どもがいっちょまえにマイホームに帰ろうとして集団で急いで飛んでくんだけど、あんたら何急いでんのって言ったら、カラスの勝手でしょ、ってウケル~。てかギャグ古い。
  雁はさ、「かり」なの「がん」なの? って、どっちでもいいけど、なんで編隊飛行するのって聞いたら、空気抵抗減らして楽してるんだって。ウチラと同じじゃん。
  すっかり陽が落ちると、風はビュービューうるさいし、虫けらどももギャーギャー鳴きわめいて、うるさくて寝らんない。

 さて、最後はちょこっとまじめな話。
 四つの季節には色がある。
 「青春」、「朱夏」、「白秋」、「玄冬」。朱は赤、玄は黒。
 受験生諸君は「青い春」の真っただ中であるが、私は「赤い夏」が過ぎ、「白い秋」も暮れかかり、そろそろ「黒い冬」にさしかかったところだ。道理でお先真っ暗なわけだ。

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