ただの「情報通」で終わってはいけない

 受験生向け。

 大人の世界には「情報通(じょうほうつう)」と呼ばれる人がいるんだ。どこの会社にも一人や二人必ずいる。
 そのネタどこで仕入れたきたんだと、みんながビックリするような情報を持ってくる。
 では、その「情報通」、仕事ができるかというと、どうもそうじゃない。むしろ、仕事のほうは今一つパッとしなかったりする。
 なぜなんだろう。

 おそらく、情報というのは、ただ集めるだけじゃダメなんだね。
 バラバラに集めてきた雑多な情報の中から、大事なものを抜き取り、不要なものを捨て去り、さらに残ったものを寄せ集めて意味のある結論を導き出す。そこまでやらないと意味がない。
 結局「情報通」と呼ばれる人は、集めただけで満足してしまうんだね。それで何かを達成した気分になってしまう。

 そうならないために必要なのは、たぶん「判断力」だったり、「分析力」だったりするんだが、これを鍛えるのは実に大変なんだ。私もいまだに自信がない。

 でも、あきらめてはいけない。
 情報は集めただけじゃ意味がないんだ。判断し、分析しなきゃ役に立たないんだ。まずは、そういう意識を持つことから始めよう。
 そして、判断や分析ということを習慣化して行けば、いずれ自分のものになるであろう。

 私は受験生に向けて情報を発信する立場にある。
 データをきちんと調べて、周りの人からも意見を聞いて、その上で発信しているのであるから、めったなことで誤った情報を発信することはないと思うが、キミたちは、それを受け取っただけではダメなのだ。
 それでは、ただの「情報通」で終わってしまう。

 自分にとって重要なことのみを選び取り、自分なりの結論を導き、それを行動に移すことこそが大事なのだ。

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