あの黒煙の正体は

 ほぼ雑談。

 川越からの帰途、国道254バイパス(昔の富士見有料道路)を走っていたら、右前方にもくもくと黒煙が上がっていて、こいつはただごとじゃないなと思い、帰って来てニュースを見たら、どうやら新座市の変電所で事故があったようだ。このため東京都内で大規模な停電が起こった。

 今は、台風など大規模な災害のとき以外は、めったに停電は起きないが、私の小さいころは年中だった。
 夜だとちょっと困る。と言っても、テレビをはじめ電化製品というものが家の中になかったので、ただ暗くて困るということだけど。
 
 だが、そんな時代だから、どこの家にも蝋燭(ろうそく)が常備されていて、母がさっそく灯をともす。
 家の中にじっとしてても仕方ないので、何となく外に出てみると、みな考えることは同じで、大人たちはあちらこちらで「どうなってるんだろうね」などと言葉を交わしている。
 「誰か東京電力に電話しろ」とならないのは、どこの家にも電話というものがなかったからだ。と言うか、電話という存在すら知らない。

 何て不便な時代なんだ。

 そう思うのは、今を基準に考えるからである。
 ある時代を基準に、それより前の時代をながめれば、不便に見えるのである。だから、今から50年後、100年後の人が、その時を基準に、平成のこの世をながめれば、さぞ不便に見えることだろう。
 「ケータイ? なにそれ。なんの目的で使ってたの。意味わかんな~い」とかね。

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