拓郎を通じて知ったボブ・ディラン

 余談である。
 
 いまや季節の風物詩ともなった「村上春樹、ノーベル賞落選」の報、などと言ったら怒られそうだが、今年の受賞者は、なんとボブ・ディラン。

 まあ、われわれの世代だったら知らない人はいないね。代表曲「風に吹かれて」は、みんな一度は口ずさんだものだ。

 あの当時、吉田拓郎という絶大な人気と影響力を誇るフォーク歌手がいた。(今でも活躍してる)
 その拓郎の「元気です」という大ヒットアルバムの中に、「親切」という曲があって、その一節に、「ああ 今日もまたボブ・ディランの話かいいやだね」というのがある。
 私は、今から44年前、1972年に出たアルバムを今でも時々聞いているのだが、要するにボブ・ディランの存在は、吉田拓郎を通じて知ったのである。

 ボブ・ディランは前から候補には入っていたが、まさかシンガーソングライターが小説家を押しのけてノーベル文学賞を受賞するとは驚きだ。そういう選択もあったのか。
 だったら、ビートルズのポール・マッカートニーやジョン・レノンはどうなんだとか、日本には阿久悠だっていたじゃないかと、どうでもいいことを考えている私である。

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