そろそろ校名から「総合」をはずしたらどうだ。

 伊奈学園総合高校に行ってきた。
 数年ぶりである。

 この学校、総合と名乗っているが、普通科のみの学校である。
 開校した当時は、総合を名乗る学校はここだけだった。総合の由来は、今でも続いている総合選択制というシステムにある。

 だがその後、普通科でもない、専門学科でもない、第三の学科として「総合学科」というものができて、川越総合・川口総合・滑川総合など、総合を名乗る学校が増えた。
 さらに、専門学科の中にも、新座総合技術・越谷総合技術・芸術総合など、総合を名乗る学校が出てきた。

 こうなると、もう訳が分からんな。
 だから私は、いっそ校名から総合をはずしたらどうかと前々から言っている。そうじゃないと、この学校を説明するときに、いちいち 「総合だけど普通科だからね」と言い続けなければならない。

 この学校ができたころ、私はまだ現職の教員だった。言葉を選ばずに言えば、規模といい、教育システムといい、とにかく実験的な学校が作られるというふれこみだった。
 おそらく日本全国から見学者が引きも切らなかったであろう。

 その実験は多くが成功を収めた。だから、それらが後々、あちらこちらの学校で取り入れられた。ところが、皮肉なことに、その成功は伊奈学園の斬新さを徐々に薄めて行くという結果を招いた。

 私が伊奈学園に望むのは、開校当初がそうであったように、常に実験的、革新的、先進的であってほしいということだ。図体のデカさだけで説明されるような学校では、パイロット校たる伊奈学園の名が泣くというものだ。

 というわけで、今日はいつになく厳しい要求をしてみた。

 伊奈学園 廊下
 教室移動が多いため、廊下はものすごく広く作られている。

 伊奈学園 図書館
 蔵書10万冊を誇る図書館。ちょっとした大学並み。

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