公立は「質」を強く意識した生徒募集を考えるべきだ

 熊谷女子高校に行ってきた。
 駅から近い学校だし、歩きも含めて1時間もあればと計算していたが、人身事故のため高崎線のダイヤが大幅に乱れ、倍の2時間かかってしまった。

 熊谷女子高校は明治44年創立。浦和一女(明治33年)、川越女子(明治39年)などと並ぶ伝統校だ。卒業生も各界で活躍している。
 進学校であるが、先のリオ五輪にも2人の卒業生が出場するなど、文武両道を貫いている。

 ただ近ごろは、周辺の私立高校や、県南・中央部の公立(大宮など)に押され気味で、以前ほどの存在感がないように思われる。

 部活も盛んであるし、進学の方も、東北大医学部はじめ国公立55人など、しっかりと結果を出しているのだが、かつてほどの人気がないように思われる。残念なことである。

 熊谷女子が以前のようなステータスを取り戻すにはどうしたらいいか。
 もちろん、これは私が考えることではないが、一般論として言うならば、生徒募集活動を見直すことが急務であろう。

 公立の先生は、募集というものを量でしか見ない傾向があるようだ。量とは倍率のことである。よって、倍率が高ければ成功、低ければ失敗。
 確かに、募集の成否の多くは、受験者数にかかっているので、量は無視できない。しかし、もう一つ、質の問題も考えて見なければならない。

 この点では、圧倒的に私立の方が熱心であり、努力をしている。

 私立には、定員500人を超える学校がいくつもあることから、量に傾いた募集をしているようにも見えるが、いまの私立の関心事、質の方にある。少なくとも私はそのように見ている。

 より学力が高く、より目的意識の鮮明な生徒を募集する。昨今の私立の隆盛は、ここを強く意識した募集をしてきたからではないか。

 量よりも質に目を向けよ。
 公立の先生に一つアドバイスをするとすれば、これだ。

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