「水が合う」かどうかは大事なことだぞ

 「水が合う」あるいは「水が合わない」という言葉がある。

 この場合、「水」とは、その土地の風土、気風などを言っているが、学校の場合も、環境や校風などが、自分に合う、合わないという問題があるのではないか。

 「水が合う」学校に行けば、3年間の高校生活は、楽しく充実したものになり、自分自身を大いに成長させることができるだろう。
反対に、「水が合わない」学校を選んでしまった場合は、その水に合わせるための努力が必要になる。
 もちろん、若く、順応性の高い中高生であれば、直になれるだろうし、新しい環境に順応できないようであれば、この先、世の中を渡って行くことができないから、「入ったところで、うまくやって行くさ」という心構えも大切だ。

 とは言え、やはり、「水が合う」学校を選ぶに越したことはないわけで、実際には入ってみなければ分からない点も多々あるにせよ、できるだけ「水が合いそうな」学校を見つけてほしいと思うのである。

 「水が合う」かどうかは、感覚的なものであって、数値化することができない。すなわち、偏差値などとは、次元の異なる問題ということだ。

 A校よりもB校の方が、偏差値がちょっと高い。
 世間の評価もやや高そうだ。大学進学率も少し良さそうだ。
 では、B校を選ぶのが正しい選択なのか。
 仮に、A校のほうが「水が合う」と感じ、B校のほうは、どうも「水が合わない」と感じているのであれば、A校を選ぶのが、正しい選択かもしれない。

 受験生が志望理由を聞かれて、「何となく」と答えると、大人はすぐに、「何となくじゃなく、きちんと具体的に答えなさい」と責めてくるだろう。
 だから、これからは、「何となく」ではなく、「この学校の方が、ボク(私)にとって、『水が合う』と思うんです」と答えてみよう。
 大人だって、「水が合う」とか「馬が合う」とか、案外、感覚的に生きているんだ。

 ただ、「水が合う」かどうか、または「合いそう」かどうかは、学校に行ってみないと感じられんぞ。

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