ちょっと余計に頑張らないと偏差値は上がらんぞ

 今日は偏差値の話だ。
 塾の先生や高校の募集担当の先生には、常識中の常識で、今さらの話である。

 偏差値は、「(あなたの得点-平均点)×10÷標準偏差+50」という式から導き出される数値だ。
 「標準偏差」という耳慣れない用語はひとまず無視すれば、「あなたの得点」と「平均点」によって変化する数値だとわかる。

 「あなたの得点」が下がっても、「平均点」も一緒に下がってくれれば、偏差値は変わらない。また、逆に「あなたの得点」が上がっても、「平均点」も一緒に上がったのであれば、やはり偏差値は変わらない。
 だから、受験生諸君が、自分が何点だったか、だけでなく、平均点はどうだったの? と気にするのは、当然なのである。

 偏差値を上げるにはどうしたらよいか。
 「平均点」は自分一人の力でコントロールできるものではないから、結局のところ、「あなたの得点」を上げる以外にはないということになる。
 実に単純な話だ。

 さきほど無視した「標準偏差」であるが、受験生はそんなに気にしなくてもいい数字だ。
 「標準偏差」は、各受験生の得点のばらつき具合を表す。
 たとえば、同じ平均点50点と言っても、みんなが50点付近に集中している場合もあるし、70点の人と50点の人と30点の人がいて、平均して50点という場合もある。
 みんなが平均点付近に集中していると「標準偏差」の数値は小さくなるが、ばらけていると、その数値は大きくなる。
 でも、結局は他人の点数次第であり、自分一人でコントロールできる数値でもないので、やっぱり無視していい。まあ、100点満点のテストなら「標準偏差」は、10とか20とか、だいたいそういった数字になると考えておけばいい。

 というわけで、改めて結論を言えば、「あなたの得点」を上げないかぎり、偏差値は上がらないという、ばかばかしいほど当たり前の答えにたどりつくわけだ。

 だいたいの見当だが、たとえば数学の計算問題を1問余計に正解すると、4点プラスになって、それで数学の偏差値は2上がる。国語の漢字を1問余計に正解すると国語の偏差値は1上がる。
 そういうことなんだよ。
 ただね、さっきも言ったように、みんなが頑張って平均点も一緒になって上がっちゃうと、偏差値はそれにも左右される数値だから、自分の偏差値は上がらないね。ここが辛いところだ。

 ちょっと余計に頑張る。
 この気持ちがあるかないかだ。

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