インターネット出願が主流になる

 インターネット出願。

 これは一時的なブームではなく、時代の趨勢(すうせい)というものだろう。
 出願にあたり、紙の書類を直接学校に持って行ったり、郵便で送ったりというのが、これまでの主流だったが、こうした方法は、廃止されるか、特例的な方法という形となり、インターネット出願が主役になるだろう。

 29年度入試で、インターネット出願できる埼玉県内私立は、次のとおりである。
 大妻嵐山・ 開智未来・ 春日部共栄・栄東・狭山ヶ丘・城西川越・城北埼玉・西武文理・ 独協埼玉・東野・山村学園。

 各校WEBサイトを調べた結果であり、見落としがあるかもしれないが、全体の4分の一程度である。

 マーケティング用語にイノベーター理論というのがあって、新しい技術や商品への対応について、5つのタイプに分類している。
1 イノベーター(革新者) 新しいものを進んで採用。全体の2.5%。
2 アーリーアダプター(初期採用者) 自ら情報収集し判断し採用。全体の13.5%。
3 アーリーマジョリティ(前期追随者) 採用には比較的慎重。全体の34%。
4 レイトマジョリティ(後期追随者) 大多数と同じ選択。全体の34%
5 ラガード(遅滞者) 流行が一般化したら採用。全体の16%。
 「普及率16%の論理」というのがあって、これを超えるかどうかが、社会全体に普及するかどうかの分岐点だと言われている。

 この理論にしたがえば、県内私立47校中11校(23.4%)がインターネット出願を採用しており、すでに「普及率16%」の壁を越えているので、ここから一気に加速し、来期以降は、アーリーマジョリティが追随することにより、半数の学校が採用することになるだろう。

 ここで少し宣伝である。
 今から10年前、わが社(株式会社メディアバンクス)は、春日部共栄中学高校にインターネット出願の採用を提案した。
 当初、事務方から、窓口・郵送に加え、インターネット出願が加わると事務作業が煩雑になると否定的な声も上がったが、当時の校長が「受験生・保護者の利便性が高まるなら」と決断し、採用が決まった。
 前述の理論にしたがえば、イノベーターの登場である。
 ただ、ちょっと時代を先取りし過ぎたためか、まったく話題にもならなかった。

 世の中なんでも早くやればいいというものではないが、誰かがイノベーターの役割を果たさなければ、進歩・発展はないので、そういう提案を続けて行きたいと思うのであるが、なにせ年だから、私自身世の中に対する反応が鈍くなってきている。
 若い世代に期待したいところである。

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