どうでもいい知識だから出ないんだ

 コストパフォーマンス。

 中学生は知らんだろうが、大人が仕事をしているとよく出てくる言葉だ。
 日本語で言うと、「費用対効果」かな。
 かけた費用に対して、どのくらいの成果や利益が得られたかということ。
 日本語で言ってもいいが、カタカナ語を使ったほうが、「できるやつ」っていう雰囲気が出るので、大人になると、日本語で済むことでも、なるべくカタカナ語を使うことになっている。
 ただ、あまり乱発すると、かえってバカに見えるので、適度に会話の中に盛り込むのがコツである。

 で、今日はそういう話ではなくて、いわゆる「過去問」の話なのだが、時間を決めて問題を解いて答え合わせして何点とれたかというのは、いかにももったいない使い方だという話だ。
 これまでにも繰り返し書いているが、こういう使い方は、かけた費用(本の値段)と効果が釣り合っていない。
 もっと効果的な使い方をしたほうがいい。

 私は、過去問練習(演習)だけでなく、過去問研究をしたほうがいいと言っている。
 研究などと言うと、大げさな感じがするが、いろいろ調べてみると、結構いろんな発見があって、楽しい。

 発見するには、準備というか、心構えが必要だ。つまり、ただ何となく見ているのではなく、「発見しよう」という気持ちが求められる。

 たとえば、私がよく使う手は、「この問題、以前にも出たことがあるんじゃないか?」という前提に立って、そのことだけを調べて行く方法だ。
 すると、10年くらいさかのぼってみると、かなりの確率で見つかる。
 中には、3~4年間隔で出されている問題が発見できたりする。そういう時は、やったぜという感じになる。

 受験生諸君は、よく出る問題をやっておいた方がいいというのは分かるが、今まで出たことがない問題が出たらどうしようなどと心配する。
 しかし、出たことがない問題には、出ない理由があるわけで、思い切って言えば、それはどうでもいい知識だからだ。

 キミたちが受けるのは高校入試である。だから、これくらい知っといてもらわないと、高校に入ってから困るよな、という知識が何回でも問われるのである。

 もう一回言っておくが、出ない問題は、どうでもいいことだから出ないんだよ。

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