江戸時代がごちゃごちゃで分からん人へ

 このブログのカテゴリーに「梅野塾」というのがある。
 私は決して有名人ではないけれど、入試に関わる情報を扱っているので、責任の所在を明らかにしたほうがよかろうと思い、実名をさらしている。
 
 「梅野塾」は、このブログの中だけに存在する架空の塾である。
 が、ときどきリアル受験生が勉強を教えてと、やって来るので、そういう場合は、急きょリアル先生になる。

 昨日の生徒は、歴史の江戸時代がゴチャゴチャなんですと言うから、じゃあ、スッキリさせてあげようということになった。

 「苗字がみんな一緒だし…」
 それって将軍のことだよね。初代・家康さんから、15代・慶喜(よしのぶ)さんまで、たしかにみんな徳川だ。
 でも、全員覚える必要はないね。
 中学生だったら、家康・家光・綱吉・吉宗・慶喜。

 特に、初代・家康と三代・家光が重要で、この二人で約270年続く江戸幕府の基礎をがっちり作った。
 この二人が、どんな仕組みを作ったか。それだけ覚えたら、江戸時代の政治については、80%以上完成。いや、100%かな。
 家康は、戦国時代の生まれだからね。信長や秀吉と戦ったり、仲良くしたりとか、いろいろ苦労して幕府を作り上げた。だから、全国の大名たちが幕府に歯向かわないようにするには、どうしたらいいかを一番考えたはず。ここがポイント。

 「三大改革がゴチャゴチャ…」
 享保・寛政・天保っていうあれだね。
 改革の名称と、人物と、中身とが、ゴチャゴチャになる。
 ありがちなことだ。

 表を作って整理しなさい。
 これも、ありがちなアドバイス。
 まあ、間違ってはいないが、私はあまりすすめない。

 享保。八代将軍・吉宗。
 このころまでは、幕府政治の中心は将軍だったみたいだね。将軍自ら先頭に立っての改革だから、まあまあ成功した。

 寛政。老中・松平定信。
 老中は将軍の次にエライ人だ。松平という姓に聞き覚えがないかな。これ、徳川家康の旧姓。つまり、この人は将軍の親戚ってことだ。一時は、次期将軍にも名前が挙がったが、これを妨害したのが田沼意次なんだ。いつか田沼に仕返ししてやろうと思ってたんだろうね。改革の成果はチョボチョボ。

 天保。老中・水野忠邦
 だんだん後になってくると、先頭に立つやつのスケールが小さくなってくるね。
 「将軍→将軍の親戚→ただの老中」。これを見ただけで、成果は予想できるってものだ。案の定、あっけなく失敗。
 水野さんのために弁解しておくと、要するに、時代が後になるにしたがって、幕府の力が弱まってきたということなんだよ。
 改革っていうのは、勢いのあるうちにやらないとダメだという教訓だな。

 明日に続く。

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