今からでも間に合いますか? そいつは愚問だ

 受験生からの質問。
 「今から、がんばっても受かりますか?」
 答え。
 「さあ、やってみないと分からん」

 こういう会話。大人社会でも毎日のように交わされている。
 今日もわが社の志村クンが、「その企画、通りますか?」と聞くから、「そんなのやってみないと分からねえ」と答えたばかりだ。

 「今から、がんばっても…」ということは、今までがんばっていないと受け取れるが、それでも、今からがんばれば受かる可能性がないわけじゃない。
 しかし、長年の経験で言えば、今までがんばって来なかった人間が、急にがんばる確率はきわめて低く、結局は頑張らず仕舞いに終わり、受からないだろうという結論に至る。
 どうも身もふたもないな。

 しかし、僕は、私は、本当に今からでもがんばるというなら、いいこと教えよう。
 15歳は成長期である。
 成長期がとっくの昔に終わっている、お父さんやお母さんの感覚では、入試まで2か月ちょっとというのは、あっと言う間だが、成長期の15歳にとっては、何事かを成し遂げるのに十分な時間である。

 「間に合いますか」などと愚問(くだらない質問ってことね)を発してる暇があったら、さっさと始めろよ。間に合うか、間に合わないかなんて、やってみないと分からんよ。

 昔、高校で進路指導をやっていた頃、生徒が、「大学、落ちたらどうしよう」と言うから、「そんなこと、落ちてから考えりゃいいだろう」と常に冷たく言い放つ私であったが、実際問題として、落ちたときのことをいくら考えたって、それで合格の可能性が高まるわけじゃない。無駄なこと考えてるんじゃねえ。

 頭は一つしかないから、いろんなことは考えられない(私の場合)。
 だったら、「受かるにはどうしたらいいか」だけを考えりゃいいと思うが、どうだ。

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