決めるその日までは決めなくてもいい

 近所の調神社にはサラリーマンの姿が目立つ。
 仕事始めは神社への参拝からというわけか。
 学校の先生をやっているときは気がつかなかったが、企業の皆さんは意外と神社好きなのである。
 ついでに言えば、社長室に神棚なんていう会社がいくらでもある。ということも先生を辞めてから知った。

 1月10日から埼玉県内私立中学校の入試が始まり、22日からは同じく私立高校の入試が始まるので、先生方は、いつまでも正月気分に浸っている場合ではない。
 塾の先生方も同じで、「正月? どこの話だよ」という心境だろう。

 埼玉県公立高校を本命とする人は、入試本番まで7週間余りだが、まだ志望校を決めかねている人もいるだろう。

 早く決めたほうがいいんじゃないか。
 たしかにそうなのだが、一方で、ここまで来たら、いっそギリギリまで決定を先送りしてもいいんじゃないかとも思う。
 たぶん、「あと3日早く決めていれば」とか「1週間早ければ」ということにはならないだろう。

 私が関わっている新聞などの世界ではよく「デッドライン」という言葉が使われる。原稿締め切りの最終刻限のことだ。一応締切日というのが設定されているわけだが、それはたいていの場合、少し余裕を持った日程になっている。
 だが「デッドライン」の方は、これを過ぎると印刷・発行が間に合わなくなっちゃうという、ホントのホントの締め切り。

 だから、迷える受験生諸君は、「デッドライン」を定めて、その日に決めるということを決心したらどうか。その日までに決めるというのではなく、その日に決める。
 連日のように、あっちにしようかこっちにしようかと悩み続けるのは精神的によろしくない。それでは勉強にも集中できんだろう。

 もちろん今日明日にもスパッと決められるのであれば、それでもいい。
 しかし、「決めるその日までは決めなくてもいい」と割り切るのも一つの考え方ではないか。

 私は、自分自身は決断力のある方ではないと思っているので、これまでも、決断を早くする方法をいろいろ工夫してきた。その中の一つの方法が、この日に決断するという期日を決め、それまでは考えるのは自由だが、無理に決めなくていいことにするというものだ。

 特におすすめはしないが、そういうやり方もあるということだけ言っておこう。

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