私が「カバン持ち」になった理由

 「カバン持ち」という言葉がある。
 上司などのカバンを持ってお供をする人のことだが、転じて、いつも偉い人に付いて回る人という軽蔑の意味も持つ。

 実は私も「カバン持ち」なのであるが、これは文字通りの「カバン持ち」で、たくさんのカバンを所有している。仕事用は、荷物の分量によって変える。季節によって変える。ベルトや靴によっても変える。もちろん遊び用も多種多彩。
 いわゆるブランド物はないのだが、安物は持たない。

 私がなぜそのような人間になったかというと、若いころに鞄店を営む高校の先輩から、「安物持つんじゃないぞ」といつも言われ、その教えを忠実に守ってきたからである。人の言うことを素直に聞かない私にしてはめずらしいことである。

 その後、先輩は鞄店を閉じパブレストランの経営に転じた。酒を飲まず社交が苦手な私は常連というわけには行かなかったが、高校のOBたちがひっきりなしに訪れ、交流の場となっていた。

 県立浦和高校バレー部の8年先輩、綿貫均さん。平成28年12月31日逝去。享年73。
 昨日通夜、今日告別式。
 高校生のとき以来、50年間。ずっとお世話になり続けた先輩なので、ご遺族のお許しをいただき火葬場までお供し、遺骨を拾わせてもらった。

 以上、本日はきわめて個人的な話で申し訳ない。

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