残り時間が少ない今こそ暗記である

 暗記をなめてはいけない。
 暗記はよくない勉強の代表のように言われているが、ペーパー試験の大部分は知識を頭に入れておけば解ける。

 たしかに最近の入試問題はよく練られていて、暗記だけでは解けない問題も増えているが、それでもなお暗記は強力な武器である。
 思考力・判断力・表現力を試す問題と言っても、その前提となるのは知識があるかないかなのである。

 そもそもわれわれが、なぜ日本語を読んだり書いたり、聞いたり喋ったりできるかというと、言葉や漢字を覚えているからである。
 だから英語なんかも、ひたすら英単語や熟語を覚えておけば、相当程度解けるのである。
 
 暗記をするときは、集中してやらなければならない。
 この場合の集中とは、精神を集中してという意味も多少は含まれるが、一時(いっとき)、同じことを何度も繰り返し書いたり、声に出したりするという意味合いの方が大きい。
 覚えるまで、覚え切るまで、そればかりをやり続けるのだ。

 今の時代は、問題集を何冊も買わなくても、ネットで検索すればいくらだって問題は手に入る。
 だから、たとえば社会・歴史の中で「文化」について覚えようと思ったら、いろんなところから「文化」に関わる問題をピックアップしてきて、ひたすらそれだけをやり続ける。おそらく、5問か6問やってみれば、「文化」の問題というのは、こういうことが問われるのだということが、分かってくるだろう。理科で「天体」について覚えようと思ったら、同じように、そればかりを続けてやってみる。他の教科も同様で、集中が必要というのは、そういうことである。

 残り時間が少なくなった今こそ、暗記が必要である。
 暗記だけじゃだめだと言うのはたしかにそのとおりだが、暗記すらできないようでは、勝負にならないのである。

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