埼玉県次期教育長に女性文部官僚

 次期埼玉県教育長に文部科学省の女性官僚。
 県は、任期満了となる関根郁夫現教育長(62)の後任に、県教育局に出向した経験のある女性官僚を起用する方針を固めたというニュース(17日付埼玉新聞)。

 文科省の役人か、ちょっとガッカリだな。というのが正直な感想。県内に人材がいるわけだからね。
その人物について何も分からないうちに言うのも何だが、3年務めたら出世して文科省に戻るわけだろう。もちろん優秀な人なんだろうけど、文科省のキャリアが机の前で考えている教育と、日々の学校教育は違うからね。
 まあしかし、やる前からツベコベ言っても始まらんから、埼玉県のために全力を尽くしていただこう。

 ところで、「教育長」って2人いるって知ってたかな。正確に言うと、「教育委員会委員長」と「教育長」なんだけど。
 「教育委員会」というのは6人の委員で構成されている。この人たちは、別に先生や教育専門家じゃなくてもいい。いわば素人。
 現委員の職業を見ても、会社役員とか団体役員だったりする。
 委員長は互選で選ばれる。現在の委員長は藤崎育子氏(職業は教育相談員)。
 なお、委員の中に「教育長」が含まれることになっているので、関根郁夫教育長は、教育委員会の委員でもある。

 どっちがエライの? という素朴な疑問。

 まあ、エライかどうかは別として、組織的に上位にあるのは「教育委員会」であり「教育委員会委員長」。
 ただ、上述のように教育の専門家ではないから、事務局である埼玉県教育局から上がってきた案をそのまま追認するという結果になりがちだ。そこで、委員は「お飾り」で、単なる名誉職といった批判も出てくる。ふだんは別の職業を持っていて、月2回の定例会に出るのがお役目ということなら、それも当たっているだろう。

 さてそこで。
 教育委員会の制度を見直そうということになり、新しい制度が始まっている。
 「教育委員会委員長」と「教育長」が統合される。
 つまり、「今までの教育委員会委員長」+「今までの教育長」=新教育長
 新教育長は、首長(県知事)が任命する。

 詳細は省くが、新しい制度は、教育行政に対する首長の権限を強めようというものだ。
 そう考えると、新制度の下の新教育長に、制度改革を進める文科省の役人を起用することは大変便利、いや、そうではなくスムーズに新制度に移行できると考えたのではないかというふうに見えてくる。

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