困った、ヤマトが使えない

 入試ネタを期待されていた方には申し訳ない。

 ヤマト宅急便が使えない。
 朝一番に集荷を依頼したが夕方にならないと取りに行けないという。こいつは困った。
 ニュースでも報じられているように、いま宅配業界は大変なことになっている。各種サービスを拡大し過ぎたのと、アマゾンなど通販の荷物があまりにも増えすぎて、配達が追い付かないのだ。ドライバーは疲れ切っている。

 昔。と言っても5~6年前だと思うが、「ラストワンマイル」(楡周平著・新潮文庫)という小説を読んだ。ビジネス小説である。
 私はこの時初めてラストワンマイルという言葉を知った。元々はIT関係の用語ということだ。

 われわれは、アマゾンや楽天やヤフーで買い物をする。ネットで注文して、カードで決済すれば、すぐに商品が届く。なんて便利な時代になったんだ。
 しかし、よくよく考えてみると、決済までは機械的にできるが、肝心な商品は、誰かが運んでくれなければ、われわれの手元に届かないのだ。テレビショッピングも、ネット通販も、最後は人間が頼りだ。
 で、直接お客様に接する最後のワンマイル(1マイルは1600m)を支えているのが宅配業者や運送会社というわけだ。

 ネットでお買い物ができて便利。だが、その便利を最後の最後のところで支えているのがヤマトや佐川ってことなんだ。そうか、そういうことなんだ。ということを、この小説を読んで改めて感じたのであった。

 普段われわれは、と言うか私は、「物流」ということをあまり考えない。北海道でも九州でも、今日送れば明日には届くものだと思っている。
 しかし、そのためにはトラックで荷物を運ぶ長距離ドライバーが必要だ(飛行機や鉄道の場合もあるが)。また、高速道路など交通インフラの整備も必要だ。
 倉庫業なんてものは、ただ荷物を置いておくだけかと思いきや、いまやロボットが縦横に動き回って仕訳作業をするという超ハイテク産業に変貌しているのだ。
 アマゾンがドローンによる無人配達を試みたが、これはもう夢の世界じゃないな。配達ロボットが活躍する時代が、もうすぐそこまで来ている。

 と、ここまで書いて、立場上、この話を強引に教育や学校の世界に持って行かなければならないと思ったのだが、悪い、至急の荷物をヤマトの営業所まで運ばなければならんのだ。話はその後だ。

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