公立受験状況は、私立入学状況へどう影響したか

 今回は、塾や中学校の先生向け記事。

 公立の受験状況は、私立の入学状況にも影響する。
 私立の併願による入学者数は、公立各校がどれくらいの不合格者を出したかに影響されるということだ。公立が不合格者を出せば出すほど、私立の併願による入学者が増えるという理屈だ。

 とりあえず調べたのは、「学校選択問題」を採用した20校である。

 28年度入試の不合格者数合計(20校) 3178人(実受験者数−入学許可候補者数)
 29年度入試の不合格者数合計(20校) 2751人(同)
 前年と比べて、427人減っている。

 427人の減少をもう少し詳しく調べてみる。

 20校を、難易度によりA、B、Cの3つのグループに分けてみる。
 Aグループ(7校)浦和・浦和一女・大宮・春日部・川越・川越女子・市立浦和
 Bグループ(6校)浦和西・熊谷・越谷北・所沢北・不動岡・蕨
 Cグループ(7校)川口北・川越南・熊谷女子・越ヶ谷・熊谷西・所沢・和光国際

 グループ分けの細かい部分では異論もあろうが、とりあえず先に進める。
 Aグループ 236人減
 Bグループ 34人増
 Cグループ 225人減
 20校のうち、上の方と下の方では不合格者数が減っているが、真ん中へんはあまり変化がない。

 次に地域別に見てみる。
 東部(4校) 春日部・越ヶ谷・越谷北・不動岡 →39人減
 西部(6校) 川越・川越女子・川越南・所沢・所沢北・和光国際 →89人減
 南部(7校) 浦和・浦和一女・浦和西・大宮・川口北・蕨・市立浦和 →221人減
 北部(3校) 熊谷・熊谷女子・熊谷西 →78人減

 学校数(総定員数)を考慮しなければいけないが、南部が突出している。東部はあまり変化がなく、西部も思ったほど減少していない。

 最後に、学校別を調べてみる。
 和光国際 -106人
 川口北  -76人
 大宮   -74人
 市立浦和 -66人
 熊谷女子 -41人
 川越   -39人
 川越女子 -31人
 熊谷   -28人
 越谷北  -28人
 春日部  -26人
 越ヶ谷  -22人
 川越南  -13人
 浦和一女 -12人
 浦和西  -10人
 熊谷西  -9人
 蕨    +5人
 浦和   +12人
 不動岡  +37人
 所沢   +42人
 所沢北  +58人

 私立高校サイドから見ると、和光国際、川口北、大宮、市立浦和などからの、いわゆる「併願の戻り」は前年より少なく、所沢北、所沢、不動岡あたりからの「併願の戻り」は前年より多いということになる。

 以上、取り急ぎの調査結果であった。

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