待ちの姿勢は怠惰と同義だ

 学校や塾の先生はうらやましい。
 毎年4月になると、周囲の顔ぶれがガラリと変わる。そこがうらやましい。

 サラリーマンや公務員も異動があったり新人を迎え入れたりするから、周囲の顔ぶれが変わるという点では同じだが、ごっそり卒業して、それと同じ分だけ新人が入ってくる学校や塾の方が変化は激しい。

 周囲の顔ぶれが変わると、そこで「気持ちを新たにする」ということができる。その点、ほぼ自営業の私などは、そういう機会がほとんどない。結果、ずっと同じ気分で仕事しているものだから進歩や成長というものがない。

 周囲の顔ぶれが変わり、気分も改まったところで、考え方や行動を少し変えてみようと思う。たとえ三日坊主で終わろうとも、そう思うこと自体が大切なことなのだ。

 仕事なんてものは、転職でもしない限り、所詮は毎年同じことの繰り返しなのだが、そういう中でも、ちょっとだけ何かを変えてみる。あまり極端に変えると「あいつ、どうかしたんじゃないか」と不信に思われるので、あくまでもちょっとだ。

 新年度は、気持ちも新たに、自分の中に新しい習慣を取り入れてみる絶好のチャンスだ。

 ところで、そういうオマエはどうなんだ。
 そうなんだ、そこが問題なんだよ。人様に偉そうなことを言っているくせに、自分自身は何にも変わらん。

 「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」。
 これは、リクルートの創業者・江副浩正氏の言葉で、かつては同社の社訓でもあったのだが、私のような身分の者には、自ら進んで行動を起こさないかぎり、向こうから何かがやってくることは永遠にないのだ。

 「待ちの姿勢」はいかんな。怠惰と同義だ。

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