浅田真央選手引退の話から受験勉強の勝者の話へ

 フィギュアスケート・浅田真央選手が現役引退。
 26歳という年齢は、世間一般から見れば、まだまだ「ひよっこ」みたいなものだが、競技の性格上、すでにピークを過ぎたということだろう。

 オリンピックの金メダリストを見ても、キムヨナ、ソトニコワほか、みな10代からぎりぎり20歳までに頂点に立っている。25歳で金メダルの荒川静香選手は、この世界では異例の高齢チャンピオンだった。浅田選手はその年齢もすでに超えている。

 競技生活のピークは、競技ごとに異なり、これに個人差も加わる。
 テニスの錦織圭選手は学年で言うと浅田選手の1年上、ゴルフの松山英樹選手は1年下ということを考えると、浅田選手の26歳での引退は、競技の特質と言うしかない。ピークが早く訪れるもの、遅く訪れるもの。また、長く続くもの、短く終わるもの。いろいろなのだ。

 さて、ここから無理やり勉強の話に持って行く。

 勉強、その中でも受験勉強を考えてみると、中学受験が12歳、高校受験が15歳、大学受験が18歳と、いずれも10代の勝負である。女子フィギュアスケートと一緒。
 よって、遅くとも18歳までにピークを持って行かなければならない「受験勉強という競技」で勝者を目指すには、小学校とか就学前とか、いずれにしても早期にスタートを切るほうが有利となるわけである。

 ただ、「受験勉強という競技」の引退時期は20歳前にやってきて、その後は「職業という競技」、あるいは「人生という競技」への参戦が余儀なくされる。

 世の中の不幸は、多くの人が、早期かつ短期の勝負である「受験勉強という競技」の勝者が、そのまま「職業という競技」や「人生という競技」の勝者になれると錯覚していることにある。
 競技の種類が異なれば、求められる能力も適性も異なるから、最初の一種目に勝てても、残り二種目で勝てる保証はないのだ。

 「受験勉強という競技」、「職業という競技」、「人生という競技」。全部勝てれば三冠王。
 なのだが、そうは問屋が卸さない。なんとか2勝1敗、いや1勝2敗でもいいかもしれない。
 さあ、そう考えると、「受験勉強という競技」は、勝つに越したことはないが、負けてもいい方に入るんじゃないかと私は思うが、皆さんはどうか。


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