最初は遠くても、そのうち近くなる

 半径500m以内で暮らす中学生。

 これは、私がよく高校の募集担当者に話す言葉だ。
 数字は300mでもいいし、1㎞でもいい。要するに、中学生の日常の生活圏の狭さを言っている。
 たまに部活の試合や家族との旅行なんかで少しは遠くに出かけるかもしれないが、近場ですべてが完結してしまうのが中学生の日常だ。

 だから、通学時間が1時間とか1時間半とか聞くと、すぐに「遠い!」という。
 高校生はみんなそうなんだよと説明してやっても、なかなか理解しない。なにせ半径500mしかイメージできない連中だから。


 初めて行ったときは遠く感じるが、2回、3回と行っているうちに、最初ほどは遠さを感じなくなる。なんでそうなるかは分からないが、私はいつもそのように感じる。
 皆さんはどうか。

 もし、この感覚は誰にも共通だとしたら、我が子が「あそこは遠いから嫌だ」と駄々をこねたときは、何回も足を運ぶように仕向ければいい。また、「遠くて不便」と言われた募集担当者は、理由をつけて何回も来てもらえばいい。
 そのうち慣れる。

 埼玉県には、ざっと800の小学校、400の中学校、200の高校(公私合計)がある。数が半分ずつになって行くから、距離と時間はその都度、倍になって行くんだよ。
というのは、思いっきり乱暴な説明だが、だいたいそうなる。

 埼玉県の公立高校には学区がなく、私立にはもともとそんなものはなく、鉄道網も東京ほどではないが、全国的に見れば「ものすごく便利」な部類に入る。
 せっかく、このような条件に恵まれているのだから、広角で学校選びをしてもらいたいものだと思う。

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