匠の技を盗め、進修館高校を訪ねて

 専門学科を訪ねるシリーズ。2日目。
 (詳細は「よみうり進学メディア6月号」に掲載予定)

 今日の訪問校は創立122年の進修館高校(行田市)だ。
(訂正:創立102年の誤りでした。でも、古いことにはかわりない。5月11日訂正)

 アポが8時50分という早い時間だったので7時出発。
 外環道、東北自動車を使い、8時30分に到着。

 ちょうど生徒の登校時間とぶつかるなと思ってたが、誰一人見かけない。
 あとで聞いたら、遅刻する生徒がほとんどいないということだ。
 校長先生は、「皆勤賞が大勢いる」と胸を張っていた。

 進修館高校は、行田市内の3高校が合併してできた学校で、普通科、総合学科、工業系専門学科からなる複合型の学校だ。この組み合わせ、他では見られない。
 冒頭、創立122年と書いたが、3高校の前身の一つである行田女子の創立から数えて122年ということだ。(122年ではなく102年の誤りです)

 今日のメインは、工業系の専門学科である「電気システム科」、「情報メディア科」、「ものづくり科」の取材だ。
 実習授業を一通り見学させてもらったが、学校が広いので移動が大変。
 道路をはさんで隣り合っていた学校が一緒になったので、校舎も体育館もグランドも全部2セットあるが、生徒は1学年320人なので、教室にもかなり余裕がある。

 実習授業を見ていると、先生と生徒の関係が、「師匠と弟子」の関係のように見えてくる。
 学びの目的は、知識の習得と同時に、技の習得であるから、先生は実際にやってみせなくてはならない。そのため、先生方は日々研鑽を重ね、技術の向上に努めている。つまり、「現役の匠(たくみ)」なのである。

 弟子たる生徒は、その匠の技を自分のものにしようと、一挙手一投足に目を凝らし、一言一句を聞き逃すまいとする。
 この関係性、この雰囲気、工業系専門学科に特有なものではないか。

 これまでも数多く工業系専門学科を見てきたが、今日もまたいい勉強になった。疲れたけど。

進修館01
 東西の校舎を結ぶ通路。眼下には公道が走っている。

 進修館03
 手先の器用さが求められるかもしらんな。

 進修館04
 先生の「匠の技」を目に焼き付ける。

 進修館05
 工業女子。オレンジの作業着は上級者だけが着られるらしい。

 進修館06
 「お仕事中、失礼します」と言いそうになる。

コメント

No title

浦和商業も進修館高校も、恥ずかしながら名前しか知らないので、こんな取り組みをしているんだなと驚きながら見ていました。
普段はどうしても普通科を中心に見がちですが、専門学科もいろんな魅力がありそうですね。
大学進学率が高くなるにつ入れて、それに伴う弊害も言われています。なんとなく大学ではなくて、手に職を付けるという選択肢ももっときちんと見ていくべきかなと思います。
そのためには公立高校と塾の連携・情報交換などが実現していくことが大切な気がします。

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