将来の不安? 年寄りがナニ言ってんだか

 総務省が16日発表した2016年の家計調査(2人以上世帯)によれば、1世帯当たりの平均貯蓄額は前年比0.8%増の1820万円ということだ。

 う~ん1800万円か、うちはそんなにないぞと思った人もいれば、なんだ1800万円か大したことないなと思った人もいるだろう。

 これは平均値である。
 われわれはよく、平均値を「真ん中」と錯覚するが、そうではない。
 この調査における中央値、すなわち「真ん中」は1064万円である。仮に100人を上から順に並べて行ったとしたら、50番目あたりの人が1064万円。
 あれ、平均値よりずいぶん低いじゃないか。

 なぜ、そうなるか。
 平均値を引き上げている人がいるからだ。
 世帯主が60歳以上の高齢者世帯では貯蓄額が平均2385万円となっており、これが平均値を上に引っ張り上げているのだ。(私は、引き下げてる派)。

 どうやら、将来への不安が節約志向を強めているらしい。

 しかし、おかしなものだ。
 だって、われわれ高齢者には将来なんて無いんだぜ。ゼロじゃないが残りは高が知れている。明日死んでも誰も驚かない。
 そんな人間が、将来、将来って、ナニ言ってんだか。未来とか将来なんてものは若者のための言葉だよ。

 世の中みんなで、将来のため、もしもの時のためと貯蓄に励むと、全体としては経済活動を停滞させ、かえって将来への不安を増幅させてしまう。
 あるものは使おう。
 そのほうが結局は子や孫のためになる。世のためになる。

 さあ、どんどん使ってやるぞ。
 と思って、財布の中身を確かめてみれば、どうも言うほどのことはできそうもない。
 情けねえ。

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