「完結型授業」から「触発型授業」への転換めざす大宮開成

 昨日は大宮開成高校に行き、山中克修校長にいろいろ話を聞いたので、それをテーマにしようと思っていたが、いまひとつ考えがまとまらず羊羹の話でお茶を濁した。お茶と羊羹は相性がよろしい。

 メインテーマは「自学自習力」だった。

 教わったことを理解しようとする。指示されたことを実行しようとする。もちろん、これだけでも十分学力はつくわけだが、大学受験を考えた時、これでは通用しない。大学入学後や社会に出てからということまで考えると、もっと通用しない。
 
 自ら学ぶ姿勢を身につけさせること。
 学校教育のさしあたりの目標はここにある。

 では、どうするか。
 山中校長は、「先生方には『完結型の授業』にならないようにお願いしている」と言われた。

 「完結型の授業」。
 私なりに解釈すれば、「はい、よく分かりました。面白かったです。何の疑問もありません。では、次お願いします」みたいな授業なのだが、これって別に悪い授業じゃないだろう。目指していても、なかなか出来るもんじゃない。
 だが、これではダメだというのだ。

 じゃあ、どんな授業にすればいいんだ。
 引き続き私の解釈だが、授業は「知の入り口」にならなければいけない。「分かった」は終わりじゃない。「分かった」が始まりにならなければいけない。そういうことではないのか。
 つまり、「完結型の授業」ではなく、「啓発型の授業」、いや、「触発型の授業」と言ったほうがいいかな。目指す授業はそこなんだろう。

 しかし、これは難しいぞ。
 「この先、興味のある人は自分で調べてください」とか、口で言っていいなら簡単だが、これだと結局は指示になってるからね。
 そうじゃなくて、生徒の方が、何かものすごく面白くなってきて、やる気になってきて、言われてもいないことを自主的にやりだすような授業。そのキッカケとなるような授業。
 こうなればもう完全に「自学自習」の世界だ。

 半年後か1年後、「完結型」を超越した授業を見学しに行くことにしよう。

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