「トリセツ」みたいな説明じゃ、誰も感動してくれない

 取扱説明書、略して取説「トリセツ」。
 家電製品を買うと必ず付いてくる。

 今日は、「トリセツ」みたいな学校案内、「トリセツ」みたいなホームページ、「トリセツ」みたいな学校紹介ビデオはいけないよという話だ。

 普通、「トリセツ」を隅から隅まで全部読む人はいないね。私の死んだオヤジはそういうタイプだったけど。
 「まず、電源を入れましょう」ってアホか。言われなくたってそうするよ。電気製品買ったんだぜ。
 とにかく、どうでもいいことがこれでもかと書かれている。

 でも、メーカー側にも言い分があって、「ハンマーで叩かないでください」とか書いておかないと、わざとぶっ叩いて「そんなこと書いてなかったじゃないか」と文句を言ってくる人がいるらしいのだ。

 で、話は戻って「トリセツ」みたいなものはなぜダメかというと、誰もまともに見たり読んだりしてくれないからである。「トリセツ」には本当に知りたいことも書いてあるが、大部分は別に知っても知らなくてもいいことなのだ。
 わが校のパンフレットやホームページやビデオが、そんな「トリセツ」みたいなものになっていないかどうか。見直してみる必要があるだろう。

 いくつかの学校は、「トリセツ」みたいな学校説明会をやっている。特に公立においてその例が多い。
 この話は、日を改めて書こうと思うが、学校説明会は、理性ではなく感性に訴える場だ。まあ、本当は理性と感性のほど良いバランスが重要なんだが、感性に訴えることの重要性を分かっていない学校が多過ぎる。

 お父さん「今日の学校説明会どうだった?」
 娘「良かったよ。校長先生が一生懸命話してた」
 お父さん「で、どんな話だった?」
 娘「分かんない。忘れた」
 というのは極端にしても、心に訴えるものがないと実際の出願には結びつかない。

 「トリセツ」を読み上げているような説明じゃ、誰も感動してくれないよ。


コメント

コメントの投稿