東大生の母には学ぶべきことあるぞ

 子供4人(息子3人、娘1人)全員を東大理Ⅲ(医学部)に入れた母というのが話題になっている。テレビにもよく登場するらしいが、 私はテレビをほとんど見ないので、どんな取り上げ方をされているのかはよく分からない。

 少子化の今、子供4人産んで育てたのはご立派、というのが私の最初の感想。

 子育て・教育法に関心が集まるが、わが家ではこうやったら受験に強い子に育ちましたという話だから、それを真似ても同じ結果を得られるとはかぎらない。各家庭の環境や条件はそれぞれ異なるからだ。
 参考とすべき点はとり入れ、わが家ではそれは無理と思えば、また別の方法を考える。そういう受け止め方でいいだろう。

 私は入試についてのアドバイスを生業(なりわい)とする者であるが、家庭環境や条件の違いはひとまずおくとして、子供を難関大学に入れることに成功した家庭や父母から学ぶべきことは少なくないと思っている。
 マスコミで紹介される場合は、相当に脚色されるのであるが、それを差し引いても十分参考になるのである。

 高校入試や大学入試は、いわば人生の予選か1回戦のようなものである。そこで勝利したからといって、人生の勝利が約束されたわけではない。世に言われる「東大生の親(主に母)」の皆さんも、そこのところはよく分かっていると思う。親にその程度の理解力がなければ、子供は「勉強のできる子」には育たない。
 もちろん、「東大生の親」というブランドを手にして舞い上がっているバカ親もいることはいるが、私の知る限りではそれほど多くない。

 マスコミというのは、最初のうちは「持ち上げるだけ持ち上げて一儲け」、その後は同じ人間を「叩くだけ叩いて一儲け」という商売なのだ。今は「スーパー母」としてもてはやしていても、いつ手の平を返すか分からない。「東大生の親」の皆さんは、マスコミはいつ失敗してくれるかと手ぐすね引いて待っていることをお忘れなく。

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