大学時代がピークの役立たず人間

 春日部共栄中学・高校の塾対象説明会に行った。
 会場は春日部駅西口の「ふれあいキューブ」。

 ちょうど1年前にも同じことを書いたが、私はこの学校が教育ヴィジョンとして毎回語る次の言葉を大変気に入っている。
「大学までの人ではなく、大学からの人に」。

 これ、私の周りにも結構いたね。人生の絶頂期が大学っていうやつ。
 話題を無理やり大学時代に持って行って出身大学を聞かれるようにする。なんていうのはまだ可愛げがある方だ。
「大学が本郷だったんで」って、東大って言ってるじゃねえかとか、中にはもっとダイレクトに、「大学生のころは」って普通に言えばいいものを「東大に行ってたころは」とか言いやがる。

 人生経験の浅い20代、30代あたりまでだったら、ぎりぎり許してやってもいいが、40代、50代で、おまえのピークはそこかよというのは痛々しい。

 別に春日部共栄が東大その他の有名大学を否定しているわけではない。現に、甲子園を目指している野球部の4番バッターが東大を受けると言っていた(学校紹介ビデオの中でそう宣言していた)。

 要は、大学時代がピークというような役立たずの人間になるなよということである。
 人生の目標の一つに社会貢献というものがあるとしよう。
 自分自身が人生を楽しむことだって大切で、じゃないと、何のために生まれてきたの?ってことになるが、「世のため人のため」にも生きたいじゃないか。
 そうすると、高校や大学はそのためのまだ準備段階であって、本番はそれからということになる。「大学からの人になれ」は、そういうことを言っている。

 どうしたら「大学まで」ではなく「大学から」の人を育てられるか。
 私は、体験を通じてさまざまな価値観を身に付けることが大事ではないかと思う。
 「勉強ができるってことも立派なことだけど、他にもあるよね」。
 高校時代にそういうことを気づかせておかないと、「大学まで」で終わってしまう危険性がある。
 
 公立でも私立でも、先生たちは結構部活や学校行事こだわっているのは、授業以外で身に付く力の重要性を知っているからだ。もちろん問題点も多々あるわけだが、教室の中では気づかせることができない価値観というものは確実ある。

コメント

コメントの投稿