どうする学校選択問題対策(数学編)

 当社発行の「埼玉県公私立高校進学ガイド2018」がようやく校了となった。
 (「校了」とは出版・印刷業界の用語で、校正が終了し、印刷工程に入れる状態になったことを言う)

 一番早く店頭に並ぶのは、7月22日(土)・23日(日)「彩の国進学フェア」会場内における須原屋書店特設売り場だ。
 というか、毎年ここに間に合わせるように制作している。

 受験生の関心が高いということで、今年度版では、例の学校選択問題対応について書いた。
 受験生向け新聞の「よみうり進学メディア」や「埼玉新聞受験特集」でも、学校選択問題についての記事が欲しいと言われるし、中学校などからの講演でも学校選択問題について聞きたいというオーダーがある。

 これについては、本ブログでもおいおい触れて行くつもりだが、たとえば数学の場合で説明しよう。
 「難しかった」と評判の学校選択問題(数学)だが、それはまず平均点の低さ(43.2点)に現れている。
 また、通過率が10%以下である問題が、5問あったことにも示されている。
 ちなみに、学校選択問題(数学)で、通過率が10%以下であったのは次の問題だ。
 大問1(7)② 3.5%
 大問1(8)② 2.9%
 大問3(3)  2.1%
 大問4(2)① 7.1%
 大問4(2)② 2.2%
 来年度(30年度)も難易度が同じくらいと仮定すれば、配点で34点を占めるこれらの問題を克服することが、学校選択問題対策ということになるだろう。

 しかし私は、もう一つ手前の段階における学校選択問題対策を提唱している。
 まず次の問題の通過率を見てもらおう。
 大問1(5)  82.0%
 大問1(6)  32.6%
 大問1(7)① 90.2%
 大問2(1)  70.9%
 大問2(2)  61.0%
 大問2(3)  22.5%
 大問2(4)  39.5%
 以上の問題は、易しい方の学力検査問題との共通問題である。配点にして32点分だ。
 よく出来ている問題もあれば、20%台、30%台の問題もある。仮にこれらを全問正解すれば32点だから、平均点の43.2点にかなり近づくわけである。と言うことは、思うように点数が伸ばせなかった人は、ここでの失点が響いている可能性が高いということだ。

 よって私の結論は、一足飛びに学校選択問題に行かないで、まず学力検査問題レベルを完ぺきにし、次いで28年度までの過去問レベルを完ぺきにし、おそらくここまでで軽く平均点をオーバーするはずだから、その後に、いわゆる学校選択問題対策に入って行くというものだ。
 
 易しい問題から確実に得点にして行くというのは受験対策のセオリーである。

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