公立こそ必要な広報活動

 川口市教育委員会を訪問。
 
 川口市が取り組む三大プロジェクトは、老朽化した市庁舎の建て替え、火葬場の建設、そして市立高校3校の統合。

 川口市は人口で見れば、関東地方有数の大都市である。
 横浜市 373万人
 川崎市 150万人
 さいたま市 128万人
 千葉市 97万人
 相模原市 72万人
 船橋市 62万人
 川口市 58万人
 以上が、東京都区部を除くランキング(推計人口)。群馬県の前橋・高崎、栃木県の宇都宮、茨城県の水戸などを抑え、堂々の第7位。

 これだけの大都市でありながら、私立高校は1校もなく、全国に鳴り響くような公立進学校もない。
 新・川口市立高校の開校を機に、ぜひ文教都市・川口と言われるよう教育(子育て含む)により一層力を入れてもらいたい。

 新・川口市立高校については、着々と開校準備が進められているが、生徒募集活動についてはやや遅れている。
 前身の学校があるとは言え、新規参入なのであるから、他校に先がけて広報PR活動をすべきなのだが、もう夏休み目前だというのに、いまだに公式パンフレットが未完成という状態で大丈夫なのかと少し心配になる。

 学校の先生にありがちなのが、良い教育をしていれば自然に生徒は集まるという思い込みだ。私も元教員だから、そう思いたくなるのはよく分かる。
 だが、事はそう簡単ではないのである。

 受験生にとっても入試は競争であるが、学校にとっても入試は生徒獲得競争の場なのである。
 公立は私立とは違うから。
 いやいや、税金でやっている学校であるからこそ、生徒獲得競争に敗れ定員割れを起こしてはいけないのだ。
 誰も通らない道路や橋、誰も利用しない病院や図書館を作ったら、それは税金の無駄遣いでしょう。だったら、誰も行かない学校も同じように税金の無駄遣いと言われますよ。そういう話である。

 それと、素晴らしい教育をしているのであれば、そのことを広く市民・県民に伝えるのも公の責任である。
 「へえ~、そんな学校できたんだ」、「だったら、ちゃんと知らせてよ」などと言わせてはいけないのである。

 ね。だから新聞やテレビを使ってしっかり広報PRしましょう。と、最後は営業活動になるのは私の立場上、仕方ないのだが、幸い、今日お会いした担当者の方は、そのことをよく理解されていたので、安心した。

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