進学フェア、相談待ち時間を短縮するためには

 今週土日は「彩の国進学フェア」が、さいたまスーパーアリーナで開催される。
 高校入試の世界では、もはや夏の風物詩だ。

 毎度のことだが古くからの知り合いの先生から、「お久しぶりです。で、今日はどんな目的で?」などと聞かれる。
 「バーカ。オマエが今日ここに来ている理由を作ったのはこのオレだ」
 と、昔はいちいち説明していたが、最近は面倒になってきたので、「うん、やることないから暇つぶし」と答えるようにしている。

 各学校は先生方総出で、相談に当たっている。
 閑散としている学校もあれば、何十人もの親子が順番待ちの長い列を作っている学校もある。

 私が先生方にお願いしているのは、回転率を上げることだ。
 一組一組丁寧に対応するのは結構だが、20分、30分と長引くと、他のお客さんを長く待たせることになる。また、長蛇の列を見て、あきらめて帰ってしまう人がいるかもしれない。
 学校側としては、できるだけ多くの受験生・保護者と接点を持ちたいだろうし、受験生・保護者側としても、できるだけ多くの学校の話を聞きたいだろう。

 だから、一組10分、長くても15分程度に収めて回転を良くする。
 
 先生方は概して話が長い。そして親切だ。
 だが、すべての質問に懇切丁寧に答えようとしたら、とてもじゃないが10分や20分じゃ終わらない。

 私が先生方によく言うのは、「話の落としどころ」を決めておきなさいということだ。

 時期的なことも考えると、今回のフェアが受験生・保護者とのファーストコンタクト(最初の出会い)である可能性が高い。
 この後、体験入学や説明会や個別相談会などが続き、それらの過程で志望校が絞られる。
 だから、すべてを説明し切る必要はなく、むしろ大事なのは、次のステップにつなげることである。

 これでもかと説明し、「はい、分かりました。有難うございます」となっても、それだけで出願に結びつく可能性は低く、次のステップとして実際に学校を訪れてもらわなければならない。
 そのためには、会話の最後は、「では今度、学校説明会(体験入学)に来てください」、「はい、ぜひ行きます」という形で締めくくられなくてはならない。これが私の言う「話の落としどころ」だ。

 せっかく300以上の高校が集まり、5万人もの受験生・保護者が集まるイベントだ。
 より多くの受験生・保護者と接点が持てるように、また、受験生・保護者側から見た場合は、より多くの学校の説明が聞けるように、各学校の先生には工夫をこらしていただきたいものである。

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