「勝ちたい」と「負けられない」の差が勝敗を分ける

 「勝ちたい」と「負けられない」。
 どちらも勝利を目指すという点では同じことだが、「勝ちたい」と「負けられない」がぶつかり合うと、たいていは「勝ちたい」に軍配が上がる。
 
 昨日の花咲徳栄対浦和学院戦。
 花咲徳栄は今シーズン、秋と春二度とも決勝戦で浦和学院に1点差で負けている。三度決勝戦で当たり三度負けるのは悔しい。今度こそ浦和学院に「勝ちたい」。そこに気持ちを集中できた。
 連続出場のプレッシャーより、対浦和学院戦に「勝ちたい」気持ちが上回った。

 一方の浦和学院。
 今シーズンは一度も県内チームに負けていない。唯一の敗戦は昨年秋の関東大会での対横浜戦だ。昨日の決勝戦までの公式戦は24勝1敗。正に「王者・浦学」と言っていい戦いぶりだ。
 だから、ここで「負けられない」。
 しかも、過去3年の夏の大会では決勝戦に駒を進められず、今回は4年ぶりの決勝進出だから、ここまで来て「負けられない」。
 さらに、今シーズンは花咲徳栄と2回当たって2回とも勝っている。そんな相手に「負けられない」。

 浦和学院のナインに「勝ちたい」気持ちがあったのは当然だが、「負けられない」の気持ちが少しばかり上回ってしまったのではないか。
 今大会に限定すればディフェンディングチャンピオン花咲徳栄対チャレンジャー浦和学院という構図なわけだが、むしろ花咲徳栄の方がチャレンジャーとして臨み、浦和学院の方が受けに回ってしまった。
 そんなちょっとした精神面の違いが、勝負を分けたように思う。


 さあ、ここからいつものように受験の話に持って行くわけだが、「勝ちたい(合格したい)」と「負けられない(落ちたくない)」が戦うと、たいていは「勝ちたい(合格したい)」が勝利を手にする。
 「受かるかな、落ちるかな」なんていうのは問題外。
 「落ちたくないな」も失敗の元。
 ただひたすら「勝ちたい(合格したい)」と念じ、それ以外を考えない。自分の気持ちをそういう方向に持って行ければ、良い結果を得られるであろう。

コメント

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けだし名言です。はたと膝を打つ御発言、さすが梅野先生。さっそく自分の現場で使わせていただきます(原典表記の上で)。

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