結果とは別に、プロセスを正当に評価すべきだ

 受験において大事なのは結果(合否)か、それとも過程(プロセス)かという問題。
 私の出した答えは、「過程>結果」、つまり、より重要なのは受験に至るプロセスであるというもの。

 たとえば会社の経営であれば、結果がすべてという考え方でいいだろう。結果は出なかったけど、過程(プロセス)は良かったね、というふうにはならない。結果が出なければ、それまでの努力は無駄だったということだ。「みんな、頑張ったんだからいいじゃないか」などと言っていたら、その会社は早晩つぶれる。もちろん、反省は次の機会に活かされるだろうが、それはまた別の話だ。

 だが、受験は違う。学校とか塾とか、教育の場で行われるものだ。
 教育の場で行われるすべての活動については、結果もさることながら、そこに至る過程(プロセス)が重視されなくてはならない。 なぜならば、過程(プロセス)それ自体が教育そのものであるからだ。

 部活動で勝てなかった。結果が出なかった。では、それまでの努力は無駄だったかというとそんなことはない。結果とは別に、経過(プロセス)は経過(プロセス)として評価されていいのである。
 受験(勉強)も同じだ。

 私が今なぜこんな話題を持ち出したかというと、これから子どもたちはテストを受ける機会が増える。そうすると、先生も親も、むろん本人も、結果だけに目が向きがちになる。そして、たまたま結果が良ければ、経過(プロセス)も肯定し、結果が悪ければ経過(プロセス)も否定するという形になりがちだ。
 だが、これは良くないし、教育的とは言えない。

 前述したように、先生や親には、結果とは別個に、経過(プロセス)を正当に評価してあげるという態度が求められる。結果も大事だが、それ以上に経過(プロセス)も大事なんだということを教えてあげる必要がある。

 今そういうことをしておかないと、偶然うまく行ったり、運よく成功したりしただけなのに、「結果が出てるんだから文句ないだろう」と言い放つような困った人間に育っちゃうぞ。

コメント

プロセス

息子が通っていた公立中学は、プロセスを評価してくださる先生方がたくさんいました。絵が下手くそでも、丁寧に頑張って描いたかは見ればわかる、と言ってくれる。
テストで間違えたところをわかるまできちんとやり直したら、よく頑張っているな、と励ましてくれる。
先生方も多感な生徒たちを鼓舞しようと、実に色々な方法を試してくださっていることが保護者にも伝わってきました。

中学校の先生は部活動の指導もあり本当に忙しい毎日ですが、奮闘してくださっていることに頭が下がります。

中学時代は反発していても、先生方の一言や姿勢は生徒のその後の人生にさえも大きく影響するのです。

プロセスの大切も教えてくれる大人がたくさん増えますように。

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