学校説明会、説明は忘れるが印象は「お持ち帰り」

 昨日のブログがそうだが、私は説明会など学校が主催する募集イベントに、年中偉そうに注文を付けている。
 学校関係者の中には、不快に思っている人も多いはずだ。
 なにせ私は現役の教員ではないし、現役の時代ですら、当時はどこの学校もそうしたイベントをやっていなかったので、自分で企画運営した経験はゼロなのだ。
 だから、「そんなやつの言い分なんぞ聞けるか!」と思われても仕方ない。

 それでも、外野からの意見もちょっとは聞いておくかと思われている先生も中にはいるかもしれないので、引き続き説明会のあり方について述べようと思う。

 学校の授業は、生徒が家に帰って復習してくれないと身につかない。
 説明会も似たようなもので、帰ってから家族と語り合ったり、友達と語りあったりする中で、次第に決心を固めて行くものだと思う。 たぶん、説明を聞いて、その場で「よし、ここに決めた」というふうにはならないだろう。

 家に帰ってから、配布したパンフレットや資料を、もう一度読み返してもらえるかどうか。ここはかなり重要なポイントになる。
 しかし、当日の説明がつまらなかったり、分かりにくかったりしたら、手渡した資料は二度と読まれることはないだろう。
 よって、説明会では、家に帰ってから話題にしてもらえるかどうかと、もう一度資料を隅々まで読み返してもらえるかどうかということを強く意識しなければならない。


 「説明は忘れるが、印象は『お持ち帰り』」
 「理性より感性に訴えよ」

 私がよく言うのは、この二つだ。どちらも同じようなことを言っている。
 先生方は、「学校説明会」の「説明」という語句にとらわれ過ぎているから、「説明」して理解してもらおう、納得してもらおうとするという話し方になる。
 しかしここは、理解や納得よりも、共感を意識したほうがいい。それが「理性より感性に訴えよ」の意味である。

 ふだんやっている授業では、共感では意味がなく、理解し納得してもらわなければならないが、説明会は授業じゃない。
 「え~、パンフレットの何ページを開けてください」って、アホか。家に帰って、思わず読み返してしまうような話をすればいじゃないか。

 手を後ろで組んで怖い顔するな。印象悪いぞ。
 先生の顔って、いつも怒ってる。
 受験生も保護者も、初めての学校に来ているから、なんだかんだと言っても、結構緊張し、不安を抱いているのだ。そこに追い打ちをかけるような、いつもの怖い顔。

 カリキュラムの話なんて事細かにしたってすぐに忘れるが、印象だけは家までお持ち帰りだからね。悪い印象を持たれたら、せっかく配った資料を読み返してもらえない。

 学校が、先生が、お出迎えだのお見送りだの、手の組み方だの顔の表情など、そこまでやらなければいけないのか?
 いやいや、そういうことではなく、ぜひ志願して欲しいから、一生懸命資料作って説明しているんでしょう。そこまでやっているのに、細かいところで悪い印象を持たれたら、もったいないじゃないですか。そういう話をしている。

 もともと頭のいい人たちがやっているのだから、学校説明会の「説明」という語句に引っ張られ過ぎないということだけ注意してもらえば、もっといいものになるはずだ。

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