男子校の静けさの理由は何なのか

 先週は県立浦和と松山、今日は熊谷と、立て続けに3校の男子校を訪ねた。別に男子校シリーズをねらったわけではないが、たまたまそうなった。

 男子校は静かである。
 グランドや体育館などからは威勢のいい掛け声が聞こえてくるが、それ以外の場所から話し声が聞こえてくることがない。誰もいないのかというとそうでもなく、そこここに生徒はいる。だが会話が少ない。静かさの一因はたぶんこれだ。

 「○○、俺のクツ」
 お前の目の前にあるオレのクツを取ってくれと言ってるんだな。
 で、言われた方は、黙って放り投げて終了。これが男子。

 女子はもう少し気の利いた言い方をするぞ。
 「○○ちゃん、ゴメン、私のクツ取ってくれる」
 「もう、自分でやってよ」
 と言って取ってあげて、「アリガト」とか「サンキュー」で終了。

 私の観察によると、男子校の会話は少なく、言葉が短いが、女子校も似たようなところがある。女子ばかりではさぞ賑やかだろうと思われるが、案外そうでもない。

 一番賑やかなのは、共学校における男子同士、女子同士の会話だ。あれはどうも、当事者間でコミュニケーションが成立するかどうかだけではなく、周囲への意識が働いているようだ。つまり会話を第三者に聞かせている。男子は女子に、女子は男子に。

 だから、寡黙な男子校の男子も、通学の電車の中では、周りの女子高校生を十分に意識した会話をしているかもしれない。

 なお、私は男子校に静けさの原因を究明しに行ったのではなく、松山には部活(ソフトテニス部)の取材に、浦和と熊谷には文化祭の取材に行ったのである。

 浦和の生徒は、「女子がどれだけ来てくれるかですよね。特に後夜祭のフォークダンスが重要なんです。そのために練習も十分積んでますから」などと言っていた。
 なに、男同士で手組んで練習してるのか。
 「何事も準備が大事ですから」
 そりゃ分かるが、男同士で手取り合って、って気持ち悪くねえか?

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