タイムカード入れても長時間勤務は解消しない

 生徒募集の話の続きを書く予定だったが雨のため順延。
 
 「教員の長時間労働の解消に向けた対策を検討している中央教育審議会の特別部会は29日、タイムカードを使った勤務時間の管理や、事務作業を代行する専門スタッフの配置などを盛り込んだ緊急提言をまとめた」(読売新聞)

 学校ってタイムカードなかったのか。
 と、今さら知った方もいると思うが、そう、出勤簿に判を押す方式なのだ。近年はタイムカード導入も進んできたが、多くは昔ながらのやり方なので、何時に出勤して何時に退勤したかは分からない。

 タイムカードまたはICTなどで勤務実態を把握してみるのは、管理職にとっても本人にとっても悪くないので、特に反対する理由はない。今どきハンコでもないだろう。ただ、これで長時間労働が解消されるかというと、それはまた別問題だ。タイムレコーダーの打刻前に仕事して、打刻後も仕事したら、結局今までと同じになるからだ。

 雑務という言葉がある。
 一般企業でも使われるが、学校社会で使われる場合、児童生徒と直接には関わりのない仕事という意味になる。教育委員会などから求められる調査の回答などが典型的なものだが、それ以外にもたくさんあって、これらが長時間勤務につながっている可能性がある。

 私は、一度それぞれの先生方が、1日をどう過ごしたか、働いたかを記録し分析してみることを提案したい。文部科学省や教育委員会の調査目的のためではない検証である。それでは雑務が増えてしまう。
 
 その日1日の行動を振り返り、「本務」と「雑務」に分類してみる。区別のつきにくいグレーゾーンもあるかもしれない。

 「本務」の中心は授業に決まっているが、放課後生徒の相談に乗ったなども「本務」である。事情があって家庭訪問、これも「本務」だ。文化祭の準備をしている生徒から「先生、車で材木買ってきて」って頼まれちゃった。う~ん、これも「本務」かな。目の前に子どもたちが登場しちゃうと、どうしたって「本務」になる。
 「本務」は削れないな。

 ただ、昔に比べて、と言うことは私の現役時代に比べてということだが、学校や先生がやるべき「本務」はかなり肥大しているように見えるので、これは別途考えてみる必要がある。

 長時間労働を解決するのは、やるべき仕事を減らすか、仕事のやり方を変えるしかない。そういう点では、「雑務」やグレーゾーンの仕事の見直しが手っ取り早くかつ効果も表れやすいだろう。
 私としては、その点を先生方と一緒に考えてみたいと思っている。

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