民進党に欠けるのは「仲間は最後まで守る」の精神ではないか

 民進党はなぜ仲間を守ろうとしないのか。
 残念なことの多い政党であるが、結局この政党の一番の弱点はここではないかと思うようになった。

 政権の座にあった3年余りは、政策的には評価できないことばかりであった。タレント蓮舫を党首に立てた1年余りも実に情けなかった。
 そして今般の代表選とそのさなかに浮上した山尾志桜里議員の件なのだが、予想通り民進党は山尾議員をスッパリ切った。本人が離党したというのは建前である。

 ここで山尾議員をかばったら、ますます傷口が広がる。
 そうかもしれない。今までさんざん他人様のスキャンダルを追及し、説明責任を果たせと言ってきたのだから、たしかに分が悪い。
 しかし、世間に何と言われようと仲間は守る、そういう素振りが全然見えない。

 断っておくが、私個人は、山尾議員の議員としての資質に疑問を持っているし、この度のことを不問に付すべきとも思わない。
 そういう話ではなく、組織としての民進党がなぜその組織の一員を守らないかということを問題視している。
 守ろうとすれば、たとえば「それは個人のプライベートですから」と言い張ったら、組織としての民進党は、ますます非難を浴びるのは必至だ。だが、それでも仲間を守ろうとしたならば、それはそれでアッパレと言うべきだろう。

 いや、だって一人を守るために他のメンバー全員が犠牲になったら困るじゃないですか。
 うん、それももっともだ。
 守るべきか、切り捨てるべきか、悩ましい問題だ。

 私は職業生活の中で、組織の一員だった期間の方が短いし、組織の長になったという経験もない。だから、割と無責任に言っている面もあるのだが、「彼女には問題がありました。なので人事を撤回しました」というやり方でいいのかと思う。ちょっと前に、蓮舫が党首を降りたときも、「まだ1年も経っていないんだから、もう少し頑張ってみよう」という声は聞かれなかったと記憶している。

 たしかに問題はあった、落ち度はあった、でも仲間は最後まで守る。こういう気概のない政党に国民が守れるのか。もしかしたら国民もあっさり見捨てるんじゃないか。

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