SNSの恐さを改めて考えさせる事件

 福岡県の私立高校で、生徒が先生に暴行を働き、その模様(動画)がツイッターに投稿され拡散するという事件が起こった。

 画像などで見る限りだが、教員視点からは、この程度なら大した事件ではない。
 生徒は席に着いているし、机の上に教科書やノートも出ているし、学力はイマイチの学校かもしれないが、それなりに授業が成立しているように見える。

 まあ、ちょっと切れやすい生徒だったのかもしれないが、未然に防ぐことができるレベル。
 ただ、先生が若く経験不足だった。それだけの話だ。

 先生も当該生徒も早く立ち直ってほしい。

 が、この種の騒ぎを必要以上に大きくしてしまうのが、SNSだ。
 この学校では授業で今はやりのiPadを導入しているようだが、皮肉にもそれが騒ぎを拡大する道具に使われてしまった。

 もう一度言うが、校内的に解決できる程度の問題だ。教育的に解決できる問題だ。
 これは別に隠蔽(いんぺい)するとかではなく、生徒たちの為にも、先生の為にも、いちいち公にせず、内輪で済ませるべき軽微な問題である。
 生徒は2,3発蹴りを入れているが、最後は思いとどまったようで、「一線は超えていません」状態で、自席に戻っている。

 が、その程度の問題なのに、ネットに姓名や住所まで晒されてしまうのが、今の時代の恐ろしさである。
 暴力をふるったという点では加害者と言えるが、その何十倍ものむごい仕打を受ける被害者になってしまった。
 当該生徒も、まさかそこまでとは想像しなかっただろう。

 自業自得。
 かもしれんが、私は、一度でも教壇に立った身として、そこまでは言えない。
 
 もはやスマホやタブレットを持つな使うなと言える時代ではない。
 学校側も言うように、ITモラルやSNSの持つ危険性についてのさらなる教育が必要である。

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